ミノキシジルとは何?タブレットの副作用や効果についても徹底解説!

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いつもは「美容脱毛」という毛を抜く行為の特集を多く手がけてきたmelbyですが、高齢化やストレス社会になるに伴い、男女問わず脱毛症で悩みを抱える人が増えているので、これからは「脱毛症」対策で、どうやったら毛が抜けなくなるのか?ついても積極的な情報発信を行っていきたいと思います。

そこで今回の特集は脱毛症全体に対して治療効果のある「ミノキシジル」がテーマです。ネットではたびたび「ミノキシジルタブレット」という商品を見かけますが、これを購入するときには注意が必要なので、脱毛症や薄毛に悩む人でミノキシジルタブレットの購入を考えている人は必見です!

ミノキシジルとは?

かつては中高年男性の悩みと思われてきた「脱毛」や「薄毛」の悩みですが、高齢化や女性の社会進出によって外でストレスを受けることが多くなったことから、女性の脱毛症患者の数が急増しています。

ミノキシジルは現在厚生労働省に認められている脱毛症の治療成分です。日本では大正製薬から発売されている「リアップ」シリーズ、ANGFA(アンファー)からは「スカルプDメディカルミノキ5」という育毛剤がミノキシジル製剤として薬局で発売されています。

リアップもスカルプDも「第一類医薬品」として厚生労働省から承認を受けています。つまりこれはただの育毛剤ではなく「脱毛症治療薬」ということなんですね。したがって「副作用」などの情報もちゃんと開示されています。

リアップもスカルプDメディカルミノキ5も一般薬ですが、「ミノキシジル製剤」というのは薬剤師がいないと購入できない割と強い医療用成分なんですよ。

日本で購入できるミノキシジルは「外用薬」

ミノキシジルは厚生労働省に認められた脱毛症の医療用成分である、ということはその使い方も厚生労働省が定めた範囲に限定されています。

リアップやスカルプDメディカルミノキ5も「育毛剤」として売られていますよね。育毛剤は脱毛部に塗って育毛を促進させる外用薬(塗り薬)です。一方今話題のミノキシジルタブレットは内服薬(飲み薬)になります。

では、ここで一旦国内でミノキシジルの取り扱いについて説明されている正式承認薬リアップの公式ホームページからミノキシジルについての開示情報を引用してみましょう。

日本において承認されているミノキシジル製剤は塗り薬タイプのみです。ミノキシジル製剤は、第1類医薬品に分類されるため、薬剤師がいるお近くのドラッグストアや薬局・薬店、またはネット通販で購入することができます。

(引用元:大正製薬リアップ公式ホームページ「11.ミノキシジルの「塗り薬」)

いかがですか?これが国内で正規に流通しているミノキシジル製剤の現状なんです。大事なのは「ミノキシジルは飲み薬として承認はされていない」ということです。

脱毛症の治療薬にはその他にも治療を受けて処方してもらう「医療用医薬品」の「プロペシア」、「プロペシア・ジェネリック」、「ザガーロ」があり、こちらは「飲み薬」として承認されていますが、リアップのように一般薬局では購入できません。

もちろんプロペシアやザガーロはミノキシジル製剤ではないので、病院に行っても原則としてミノキシジル製剤の飲み薬は処方されることの方が少ないのです。

敢えて「処方される方が少ない」と表現したのは、ミノキシジルタブレットが日本では完全に違法というわけではないからです。「個人輸入代行」を使って輸入したり、医師の処方箋にしたがって調剤薬局で調合された「ミノキシジル内服薬」を飲む分には合法なのです。

ミノキシジルにはどんな効果がある?

ミノキシジルには高い「血流改善効果」があります。これはもともとこの成分は高血圧の治療薬として開発されていた経緯があり、1979年に「ロニテン」という名前で高血圧治療薬としてFDA(アメリカの政府機関)から正式認可されています。

その後ミノキシジルの副作用として「脱毛症改善作用」や「育毛効果」があることが確認され、脱毛症治療薬としての研究が進み「ロゲイン」(塗り薬)が誕生しました。ロニテンは本来高血圧治療薬ですが、「ミノキシジルタブレット」として欧米では脱毛症の治療薬としても用いられています。

ミノキシジルを投与すると血管が拡張し、全身の血流量が増えます。脱毛症を起こしている部分(脱毛班)では毛根やそれを包み込む毛包が弱り、毛周期が乱れを起こしています。ミノキシジルの塗布や服用で血流を改善し、毛根にも十分な栄養と酸素を行き渡らせて毛周期を元に戻すのが、ミノキシジルが持つ脱毛予防効果です。

ミノキシジルと血流の関係とは?

脱毛症の予防や治療の時には「血流を改善する」とか「血流量を増やす」という表現が用られますが、これは「実際に血液の量が増える」という意味ではありません…というよりそもそもミノキシジルには血球細胞を増やすという作用はありません。

血流量が増えるというのは「体積あたりに1秒間で流れる血液の量が増える」という意味です。ドロドロの血液や血管が狭くなってしまうと1秒間でそこを流れる血液の量は減ってしまいますよね?これは血液の総量が増えているわけではないので誤解のないようにしましょう。

ミノキシジルの適用疾患

ミノキシジルは以下の脱毛症に対して有効です。

  • AGA
  • びまん性脱毛症

ミノキシジルと血圧

ここで少し血圧のお話をしましょう。ミノキシジルが高血圧の治療薬であり、高い血管拡張作用があることはすでにお話しした通りです。しかし、血管を拡張させるということは血管壁に強い負荷がかかることになります。

血管が広がると血圧が急に下がり、起立性低血圧症(たちくらみ)や浮動性めまい(ふらふらする感じ)を覚えることがあります。低血圧の人はさらに低血圧発作が起こることも懸念され、血管がもろくなる動脈硬化症では血管が破裂するリスクがあるので、こうした持病があり投薬治療を受けている人は前もって主治医に相談した上でミノキシジルを使うようにしてください。

日本では安全性を考慮して5%配合を最大量にして塗り薬だけを承認していますが、海外ではミノキシジルタブレット(ロニテンなど)や5%以上配合している塗り薬もあるので、十分な注意が必要です。

ミノキシジルの副作用

医薬品には必ず「副作用」が付きまといます。逆に副作用のない成分はどんなに改善効果が高くても医薬品成分にならないといわれています。ミノキシジルは正式に脱毛症治療様成分として認められているので、どのような副作用があるのかを一覧にしてみました。
ここでは飲み薬(ミノキシジルタブレット)と外用薬(塗り薬)両方の副作用を記載の対象としておきます。

主な副作用(発症頻度1%以下程度)

  • 初期脱毛:ヘアサイクルが正常に戻る時の好転反応の一種で、すでに弱くなってしまっている毛根が押し上げられて起こる脱毛
  • 発赤:皮膚が赤くなる症状
  • かゆみ
  • 頭痛:急激な血流量上昇が原因で起こる頭痛
  • 体温上昇
  • 発汗
  • 腹痛
  • 下痢や便秘
  • 性欲減退

腹痛、下痢、便秘などの消化器症状はミノキシジルタブレット(飲み薬)で起こりやすい副作用です。

稀な副作用(発症頻度0.01%以下)
ごく稀にですが、重症な副作用を起こすケースもあります。

  • アナフィラキシーショック:ミノキシジルに対するアレルギーで全身湿疹、全身浮腫、チアノーゼ、頻脈、呼吸困難、心停止などがあります。
  • 眼圧上昇
  • めまい
  • 起立性低血圧:立ちくらみ
  • 悪心・嘔吐
  • 動悸・頻脈などの心臓症状
  • 興奮状態
  • 意識障害
  • うつ状態

万が一使用中に上記の様な副作用を感じた時は使用を一旦中止して皮膚科に相談してください。

ミノキシジルの併用禁忌

禁忌とは「服用してはいけない人」、併用禁忌とは「一緒に投与してはいけない薬」です。薬を導入する時にはとても大切な情報ですので、まとめておきました。

禁忌理由
未成年安全性が確認されていません
壮年性脱毛症以外の脱毛症
急激な脱毛症抗がん剤の副作用などによる薬剤性脱毛症など
アレルギー体質の人アナフィラキシーショックを起こす危険性があります

つぎに挙げるケースでは慎重投与すれば服用可能ですが、服用の際には医師に相談してください。

慎重投与理由
心臓病の人急激な血流上昇で症状が進むことがあります
腎臓や肝臓に障害がある人薬剤性肝機能障害などの副作用リスクがあります
むくみがちな人副作用にむくみがあります
妊婦婦人科の指示にしたがって導入してください

日本でミノキシジルタブレットを入手する方法とは?

日本ではまだミノキシジルタブレット(飲み薬)は厚生労働省に承認されていません。海外では主にミノキシジルタブレットとして「ロニテン」が脱毛症治療薬として用いられることが多いようです。

日本でもAGAクリニックや美容皮膚科ではミノキシジルタブレットが処方されることがありますが、あくまでも独自に調合したものか個人輸入代行を利用して輸入しているロニテン(あるいはロニテンジェネリック)になります。

脱毛症の治療は自由診療といって保険証の使えない診療なので、未承認薬でも処方することができます。また制限付きですが個人で未承認薬を輸入することも合法的な入手方法です。

皮膚科やAGAクリニック、美容皮膚科などで処方されることに関しては全額自己負担ですが、医師と薬剤師のもとで薬をコントロール可能という安心感があります。その代わり値段はかなり割高になります。同じミノキシジルタブレットでも個人輸入代行業者を利用する場合よりも10倍近い値段で処方されている場合があります。

これは法律で自由診療は医療機関ごとに独自の価格設定をしてかまわないことになっているので仕方ないですね。もし、医療機関でミノキシジルタブレットを処方してもらう場合には値段の比較もしたほうがいいと思います。

ミノキシジルを個人輸入代行で入手するということ

医薬品の個人輸入代行は厚生労働省に届けを出して、認可を受けている業者に限り認められています。

個人輸入代行業者を使わないで個人で輸入することも可能ですが、面倒な手続きを全て代行してくれる上に、ネット通販の感覚で購入できますから、圧倒的に業者を経由してミノキシジルタブレットを購入する人が多いですね。

いうまでもないことですが、個人輸入代行を利用するのは病院で処方されるミノキシジルタブレットを購入するよりもリスキーな行為です。そのリスクとは

  • 未承認薬の購入は全て自己責任
  • 薬剤情報は全て英語なので、自分で副作用情報などを把握しておかなければならない
  • 悪徳業者もいるので業者の信用性を自分で判断しなければならない
  • 万が一健康被害を起こした場合訴訟を起こしても、海外のメーカーやブローカーは国内法で裁くことができない
  • 為替の変動によって仕入れ値が変わるので毎回同じ料金で購入できるとは限らない
  • 基本的に在庫を抱えることができないので、薬が手元に届くまで時間がかかる
  • 使用者本人以外の名義で購入することはできない
  • 薬の種類によって購入上限数が決められている

などです。これらのリスクを回避するには比較サイトなどをよく見て業者の信頼性を確認してください。

*…「使用者本人以外の名義で購入することはできない」ということは購入者が他の人に薬を譲渡した場合も法律違反になります。また会社宛てなどに発送はできませんので注意してください。あくまでも服用する本人名義で直接受け取ることができる送り先に限定されています。

ミノキシジルまとめ

今回はミノキシジルとミノキシジルタブレットを中心に説明してみましたが、いかがでしたか?医薬品なのでいろいろな約束事があるのでちょっと面倒くさいですね。

しかし、薬には必ず副作用が付きまといますので、特に何かしらの病気で治療を受けている人は必ず主治医に相談してから皮膚科やAGAクリニック、もしくは個人輸入代行を利用してミノキシジルタブレットを購入してください。

ミノキシジルをAGAに使用する時はAGA治療薬(プロペシア、ザガーロ)と併用することで育毛効果が上がると言われています。