ミノキシジルタブレットの副作用について調べてみました

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みなさんはミノキシジルタブレットをご存知でしょうか?ミノキシジルといえば発毛効果が認められている医療用成分で、日本ではリアップやスカルプDメディカルミノキ5といった「塗る育毛剤」の主成分として知られていますが、ミノキシジルタブレットは「飲む育毛剤」なのです。

日本では未承認薬ですが、欧米では承認されている国も多く、壮年性脱毛症の治療にも導入実績があります。日本でもネットで話題となり、一部の美容皮膚科やAGAクリニックで処方されることがあるので、今回はミノキシジルタブレットの気になる「副作用」について調べてみました。

ミノキシジルタブレットに副作用はあるの?

日本国内ではまだマイナーな存在のミノキシジルタブレットですが、実はけっこう古い医薬品なんです。というのも、この薬は本来、壮年性脱毛症の治療薬ではなく、高血圧症の治療薬なんです。

古い医薬品とお伝えしたのも、「ミノキシジル」は1960年代にはすでに高血圧治療薬として開発されていたからです。そしてFDA(アメリカ食品医薬品局)に承認されている「ロノテン(ロニテン=高血圧治療薬)」のジェネリック医薬品が「ミノキシジルタブレット」なんです。

そう…、つまり本来「ミノキシジルタブレット」は高血圧治療用の飲み薬!。そして医薬品には副作用が付きもので、「ミノキシジルタブレット」にも当然副作用がありますので、服用される方は用法・用量を守って正しく使用してくださいね。

ミノキシジルタブレット副作用一覧

ミノキシジルには強い血管拡張作用があるため、副作用もそれなりに多いんです。塗り薬よりも飲み薬の方が副作用が出やすいので、ここにまとめておきますね。
詳しいことは次のパートから順次紹介していきます。

部位副作用症状
皮膚症状脱毛、かゆみ、湿疹、発赤、紅潮、多汗など
血管症状低血圧状態、血管解離
頭部症状頭痛、頭重感、めまい、耳鳴り
心臓症状動悸、胸部痛、不整脈、頻脈など
消化器症状便秘、下痢、胃痙攣、胃もたれなど
精神症状ぼーっとする、イライラする、不眠など
呼吸器症状息苦しくなる、呼吸が荒くなる
全身症状浮腫、体重増加、体温上昇
重篤な副作用アナフィラキシーショック(ミノキシジルアレルギー)
、全身浮腫、呼吸不全など

ミノキシジルタブレットは日本未承認薬であり、日本皮膚科学会の「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版」でも推奨度はD(使用しない方がいいレベル)になっています。

国内では個人輸入代行経由で入手することができる薬ですが、こうしたことを考えると購入前に皮膚科やAGAクリニックに相談してから使用した方が良いと思います。

さらに、持病があり服薬治療中の方は主治医に相談した上で導入を決めてください。

ミノキシジルタブレットの副作用で抜け毛が起こる?

ミノキシジルタブレットの副作用の一つに「脱毛」があります。脱毛症の治療薬なのに脱毛が起こるなんて変ですよね。

でも、これは毛周期のことを知っていればむしろ当たり前のように起こる副作用だということがわかります。というのも壮年性脱毛症(AGA、FAGA、びまん性脱毛症)は老化現象の一種だからです。

壮年性脱毛症が起こる流れは、「加齢によって基礎代謝が落ちる」→「頭皮の毛細血管の働きが弱くなり血流障害が起こる」→「毛包が弱くなる」→「毛周期が乱れる」→「脱毛が起こる」です。

この時一度弱くなった毛根や毛包はすぐに元どおりになることはありません。血流が改善したら、弱い毛根は一旦そのまま抜けていき、次の発毛時に丈夫な毛根になります。

AGAやFAGAでは毛周期の「成長期が短くなる」ので、このサイクルを早く終わらせて、次の毛周期に備えるために弱い毛根はすぐに抜け落ちてしまうのです。

したがってミノキシジルタブレットの副作用で起こる脱毛は「薬が効いている証拠」と判断され、他の強い副作用が出ていなければ、そのまま継続して服用します。

ミノキシジルタブレットの副作用で頭痛になる?

ミノキシジルが持つ強い血管拡張作用によっていきなり頭部の血管が拡張すると、ズキズキとする拍動性頭痛(片頭痛様発作)や、緊張型頭痛が強まる可能性があります。

また、頭部血管が急に拡張すると「めまい」、「耳鳴り」、「ふらふらする(浮動性めまい)」などの副作用が起こる場合もあります。

ミノキシジルタブレットの心臓への副作用

同様にミノキシジルの血管拡張作用が心臓に負担をかけ、動悸や不整脈、頻脈、房室ブロック、胸部痛などの副作用を起こす場合があります。

心臓疾患で治療を受けている人や高血圧症、動脈硬化症で投薬治療を受けている人は前もって主治医もしくは薬剤師に相談した上で、ミノキシジルタブレットを購入するようにしてください。

特に高血圧治療薬との併用は相互作用で薬の効き目や副作用を強める可能性があり、重篤な心臓症状を起こすリスクがあります。

ミノキシジルタブレットの肝臓への副作用

ミノキシジルタブレットは肝臓で分解され、代謝していきます。そのため、過剰服用(オーバードーズ)や間違った服用をしてしまうと肝臓に過度の負担をかけてしまいます。

脱毛症治療では毛周期の関係から少なくとも3ヶ月以上は投薬治療を続ける必要があります。ミノキシジルタブレットも長期服用が前提となるので、肝機能のチェックはとても重要です。

肝臓は沈黙の臓器と言われるほど、自覚症状に乏しい臓器です。ミノキシジルタブレットを服用している人は定期的に皮膚科や内科で血液検査と尿検査を受けるようにしてください。(検査は市販の検査キットでも可能です)

ミノキシジルタブレットが体毛に及ぼす副作用とは?

塗り薬のリアップやスカルプDメディカルミノキ5なら、脱毛を起こしている頭皮に塗布するので、狙ったところの発毛を促すことができますが、飲み薬のミノキシジルタブレットだとそうはいきません。

ミノキシジル5%塗り薬の発毛効果は70%以上と非常に高く、飲み薬にもこれと同等かもしくはそれ以上の治療効果が期待できます。

しかし、同時に全身の発毛効果が上がる可能性があるので、体毛(ムダ毛)が濃くなるということは十分に考えられますね。

ミノキシジルタブレットの副作用が起こる確率

日本では高血圧治療薬としても未承認なのがミノキシジルタブレットなので、日本語のエビデンスや国内の臨床データが乏しく、日本人が服用した場合の副作用発現率についてはなんとも言えませんが、一般的にミノキシジルの副作用発症リスクは8%前後と言われています。

通常主な副作用と言われているのは0.1%以上の発症頻度ですから、ミノキシジルタブレットは副作用が出やすい薬だと考えて差し支えありませんね。

ミノキシジルタブレットの副作用についてのまとめ

今回はミノキシジルタブレットの副作用についてまとめてみました。ミノキシジルの発毛効果は70%以上と高いので、飲み薬だともっと効果があるんじゃないかと期待値は高まりますね。

しかし、海外では1960年代にすでに高血圧治療薬として承認されていたミノキシジル製剤が今でも日本では未承認であること、外用薬が脱毛症治療薬として認められているのに、飲み薬としてのミノキシジルが認めていられないことを総合的に考えると、ミノキシジルタブレットはハイリスク・ハイリターンな薬だと考えてよいと思います。

どんな薬にも主成分に対しての強いアレルギーを示す「アナフィラキシーショック」があり、全身症状が強く出ます。アナフィラキシーショックの発症頻度はごく稀ですが、それでも、他の薬との相互作用や単剤でも副作用が出やすいミノキシジルタブレットを服用するときは自己判断ではなく、医師に相談の上で使用することをおすすめします。

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