ミノキシジルの副作用で頭痛がする?その他の症状についても徹底調査!

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現在壮年性脱毛症(AGAやFAGA)の治療薬として一般の薬局やドラッグストアでも気軽に購入できる上に高い治療効果を持つのがリアップリグロEX5などでおなじみの有効成分「ミノキシジル」です。

しかし、ミノキシジル製剤は第一類医薬品に分類されています。
一般薬の中で最も効果と副作用が強いカテゴリーの薬ということになりますね。
実際にミノキシジルを使うと頭痛がするといった声も少なくありません。

そこで今回は、気になるミノキシジルと頭痛の因果関係やその他の副作用についても詳しく調べてみました。

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ミノキシジルとは?

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ミノキシジルの開発は古く、1950年代後半にはすでにロノテン(旧ロニテン)という名前の飲み薬が開発されていました。
しかし、ロノテンの適用は「高血圧症」。そう、ミノキシジルとは本来高血圧治療薬の成分で、AGA治療効果というのは副作用だったのです。

当時ロノテンを服用している患者に脱毛症が改善したという報告が相次ぎ、本格的にAGA治療薬として研究され、誕生したのがロゲインという塗り薬です。

日本ではロノテンもロゲインも未承認薬ですが、その理由は「血流改善効果・血管拡張効果が高すぎる成分」だからです。

しかし1990年代になって、日本の大正製薬がミノキシジルに関するライセンスを取得してあの有名な「リアップ」が誕生しました。

リアップとロゲインの違いは?

リアップは販売当初1%ミノキシジル配合薬でした、一方のロゲインは2%ミノキシジル配合だったので、ロゲインの方が脱毛治療効果が高いと言われていたのです。

実際にミノキシジルは配合成分が高いほど治療効果も比例して高くなる一方で副作用が強くなる傾向があります。

現在日本では5%ミノキシジル配合まで認められています。これは欧米と同じ水準なのでリアップX5やリグロEX5、スカルプDメディカルミノキはロゲインなど海外のミノキシジル外用薬と比べて効果が低いということはありません。(海外には10%配合薬などもありますが…)

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副作用について

副作用

では気になるミノキシジルの副作用について見ていきましょう。5%ミノキシジル外用薬の副作用現出率はおよそ8.6%です。
外用薬としてはそこそこ高い副作用率ですね。副作用には「一般的なもの」と「重篤なもの」があるので、それぞれについて見ていきましょう。

一般的な副作用

ミノキシジル外用薬の最も多い副作用は「頭皮のかゆみ」です。5%配合薬で約9%以下、1%配合薬では約1%以下です。以下代表的なものを一覧にしてみましたので参考にしてください。

  • 頭皮のかゆみ
  • 頭皮の発赤
  • 頭皮のかぶれ

など。

重篤な副作用

薬には必ず「重篤な副作用」というのがあります。一番警戒しなければならないのは主成分のミノキシジルに対するアレルギーです。特にミノキシジルは血管に作用し血圧を急激に下げる働きがあるので以下のような重篤な副作用が考えられます。

  • ミノキシジルアレルギー:全身浮腫、意識混濁、昏倒、胸痛発作など
  • 皮膚科症状:薬疹、蕁麻疹、湿疹など
  • 全身症状:低血圧発作、めまい、頭痛、体温上昇、体重増加、多毛症
  • 目の症状:かすみ目、眼痛、眼底出血など
  • 精神症状:性欲減退、意欲の低下など
  • 神経症状:手足の痺れ、麻痺など
  • 循環器症状:胸痛、不整脈、動悸、息切れ、頻脈など

ただし、これらの重篤な副作用が起こる確率はごく稀で発症頻度は不明というものが多いので過度の心配は必要ありません。
飲み薬に比べると外用薬は副作用が出にくいというメリットがあります。

ミノキシジルを使うと頭痛が起こる仕組みとは?

副作用イメージ

ミノキシジルは本来血圧を下げるための薬です。これは飲んでも皮膚から浸透させても同じ作用をみせます。

血圧が下がるときは血管が拡張するのですが、この時に周囲の神経を刺激すると「痛み」を感じます。血管は心臓の動きに合わせて伸縮を繰り返す臓器なので、血管が拡張するたびに痛みが走る「拍動性頭痛」が起こりやすく、これはちょうど片頭痛が起こるのと同じシステムです。

拍動性頭痛が常態化すると一般的な痛み止めは効かなくなるので、ミノキシジルの副作用で頭痛が起こった場合は無理をしないで一度皮膚科の診察を受けてから継続するかどうかを決めるようにしてください。

ミノキシジルタブレットは副作用が強い?

5%ミノキシジルを使い続けると90%近い治療効果を上げるのなら飲み薬のロノテンやミノキシジルタブレット(ロノテンジェネリック)はもっと効果が高いんじゃない?
そう考える人絶対いますよね…。
ただし、ロノテンやミノキシジルタブレットは日本では承認されていない医薬品です。ミノキシジル自体が歴史のある高血圧治療薬なのに日本では承認されていないのにはそれなりの理由があると考えるべきですね。

繰り返しますがミノキシジルは効果が高い反面副作用が出やすい薬です。実際にロノテンでは全身多毛症という副作用が何例か報告されています。もし、AGAが進行して完全脱毛を起こしていたとしたら、AGAは改善せず体毛だけが増えていくという悲惨な目にあうかもしれませんよ。

個人輸入代行を使えばミノキシジルタブレットを購入することはできますが、100%自己責任ですので導入するときはくれぐれもご注意ください。

ミノキシジルの副作用のまとめ

2017年に策定された「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」ではAGA治療の第一選択としてプロペシアなどのAGA治療薬と5%ミノキシジル外用薬の組み合わせが最も高い推奨度のAランクを獲得しています。

ミノキシジル外用薬の代表格と言えるリアップの公式サイトでも5%ミノキシジルを24週間AGA患者に投与したところ90%の治療効果を得たというデータが公表されています。

しかし、一方で副作用についても「頭皮のかゆみ」「かぶれ」などの皮膚症状が報告されています。

ミノキシジルは血圧に作用する成分なので血圧や心臓に持病がある人は前もって薬剤師に相談するか、皮膚科もしくはAGAクリニックで相談の上でミノキシジルを導入するようにしましょう。

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