パントガールで頭痛がする?その他の異常についても徹底調査!

脱毛治療イメージ

パントガールはドイツの製薬会社が開発した世界初の女性向け脱毛症の内服治療薬です。
女性の脱毛症の多くは壮年性脱毛症の一つであるFAGA(女性型脱毛症)です。
FAGAは加齢やストレス、生理不順などで性ホルモンのバランスが乱れると起こりやすくなると言われています。
パントガールはビタミン剤を中心とした複合薬で、日本では未承認ですが、FAGAクリニックや美容皮膚科では処方されることがあります。
また非常に副作用リスクの少ない優秀な薬ですが、稀に「飲むと頭痛がする」というレビューも見られます。

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パントガールとは?

パントガールは世界で初めて承認された女性のための脱毛症治療用内服薬です。ただし、日本では未承認薬なので、処方を受けられる医療機関は限定されています。
女性の脱毛症(FAGA)はびまん性といって男性の脱毛症(AGA)とは原因と発症パターンが異なります。

FAGAとAGAの違い

FAGAとAGAはどちらも壮年性脱毛症に統合されていますが、類似点と相違点がはっきりと分かれています。
最も大きな違いはAGAが男性ホルモンが関与している脱毛症なのに対し、FAGAは女性ホルモンが深く関与しているという点です。
また、発症するパターンにも違いがあり、AGAの場合はM字ハゲやO字ハゲのように部分的に脱毛が発生し、進行すると毛包ごと消失する完全脱毛に至るのに対し、FAGAでは頭頂部から脱毛が始まり、頭部全体に進行していきます。
そして、AGAのように完全脱毛を起こすことはほとんどありません。

原因物質の相違

FAGAとAGAの原因物質は次のように異なります。

  • FAGA:エストロゲン(女性ホルモン)
  • AGA:5α-リダクターゼ(酵素)、テストステロン(男性ホルモン)

FAGAとAGAの類似点

これまではFAGAとAGAの相違点について述べてきましたが、実は類似点もあります。
一つはどちらも原因に「加齢」と「ストレス」、「生活習慣の乱れ」、「性ホルモンバランスの乱れ」が存在することです。
日本人女性の場合、50歳前後で閉経を迎え、エストロゲンの分泌量が低下してしまいます。閉経は全ての女性に起こる身体的な変化なので、更年期を迎えた女性なら誰もがFAGAを起こすリスクがあります。
一方のAGAも最大の患者数のボリュームゾーンは50代以降で、こちらも性ホルモンの分泌量不足が直接的な原因になる、という点ではFAGAと似ていることになりますね。
そして標準治療ではミノキシジル外用薬が使われるという点も同じです。ただし、AGAの場合は最大濃度5%までで、女性は1%です。
また、女性にはAGA治療薬(プロペシアやザガーロ)を投与することができません。

効果

パントガールはFAGA治療薬で、以下のような効果があります。

  • FAGAの進行抑制
  • 育毛促進
  • 血行促進
  • ホルモンバランスを整える
  • アンチエイジング

副作用

構成成分はビタミンや酵母など安全性の高い成分なので、大きな副作用はありません。安心して服用できる薬ですが、稀に以下のような副作用を起こすことが考えられます。

  • ホットフラッシュ、多汗
  • 頭痛
  • 肌荒れ、ニキビなど
  • 下腹部痛
  • 生理痛、不正出血など

成分

パントガールの主要成分は次の通りです。

  • ケラチン:髪の毛の99%を構成する成分
  • パラアミノ安息香酸:白髪を元に戻す作用があると考えられている成分
  • ビタミンB1:エネルギー代謝をあげる成分
  • 薬用酵母:腸内フローラをあげて、免疫力を強化する成分
  • L-シスチン:タンパク質の合成を促進する成分
複数の有効成分が含まれていることがわかります。

パントガールで頭痛がする理由とは?

パントガールは日本では未承認の薬なのですが、内容成分は安全性の高い成分が多いので、重篤な副作用についての心配はないと思います。
ただし、エネルギー代謝を促進する際、血流量が上昇するため、片頭痛のような拍動性頭痛の発作を持っている人は注意が必要です。
また、女性のホルモンバランスにアプローチする薬で、飲み始めの頃は性ホルモンのバランスが乱れがちになり、頭痛が起こりやすくなります。

頭痛の種類

緊張型頭痛は慢性型頭痛の60%以上を占め、片頭痛は女性のおよそ40%が抱えていると言われています。
群発型頭痛は男性に多いのですが、慢性型頭痛の1割にも満たないレアケースです。
また、群発型頭痛は積極的な治療を要する症状なので、ここでは割合の多い緊張型頭痛片頭痛について説明していきましょう。
大豆イソフラボンの過剰摂取で起こる頭痛は緊張型頭痛と片頭痛の両方に影響があると思われます。

緊張型頭痛

慢性型頭痛では最も症例数が多い頭痛です。緊張やストレスまたは血流障害などが原因で、筋肉が硬直し、締め付けられるような痛み、しびれるような痛み、ずーんと重くなるような不快感を感じます。
血流が改善すると症状もよくなるので、じっとしているよりも動いたほうが楽になります。
育毛剤には血流を改善する成分が配合されているので、正しく使うことで、緊張型頭痛の予防につながるかもしれません。

片頭痛

慢性型頭痛では緊張型頭痛についで多く、その大半は女性というユニークなタイプの頭痛です。発作の起こり方に特徴があり、頭部の毛細血管が拡張する時に周囲の神経を刺激して痛みとなります。
心臓の鼓動に合わせてズキン!ズキン!と痛むため「拍動性頭痛」とも呼ばれます。
片頭痛の名前の通り、通常は頭のどちらかに症状が集中しますが、ごく稀に左右を問わず発作を起こす症例も確認されています。
予兆や前兆を起こす場合があり、この時は光やにおいに敏感になります。
緊張型頭痛とは逆で動き回ると症状がひどくなるので、薄暗くやや室温が低いところで安静にしておくことが重要です。
アイシングも効果的なので濡れタオルや氷嚢で冷やすと良いでしょう。
重症の方の場合、市販の痛み止めでは効かなくなってくるので、脳神経科など専門医に診察してもらいましょう。

中には緊張型頭痛と片頭痛の両方を持っている混合型頭痛というタイプもあります。

個人輸入について

個人輸入とは、外国製の製品を個人で使用することを目的として、海外のメーカーなどから個人が直接購入することです。
近年では個人輸入代行業者を利用して輸入する方法も増えています。

リスク

医薬品などを個人輸入した外国製品は、日本国内で世紀に流通している製品と比べて、品質・有効性及び安全性が確認されていないため、保証はありません。
そのため期待する効果が得られなかったり、人体に有害な物質が含まれている可能性があります。

サプリメントや健康食品等でも、医薬品成分が含まれていて健康被害を引き起こす可能性もあります。外国製の医薬品を個人輸入入した場合、副作用被害救済措置の対象外になるので、業者の信頼性を比較サイトや口コミサイトで検討して、正規品が確実に購入できるサイトを利用してください。

個人輸入で外国製の製品を購入する場合は、このようなリスクを把握した上で、十分に注意しましょう!

個人輸入代行業者とは

個人輸入代行業者とは、個人輸入に係る手続きの代行を行う業者です。
注文・支払い・通関・配送などの手配を行ってくれます。

最近では、個人輸入代行サイトを使用して、ネット上で注文を受け付けるサービスも増えています。

パントガールと頭痛のまとめ

パントガールは内容が日本でも一般薬として売られている更年期障害用の栄養剤と成分が似ています。ビタミン類やアミノ酸、酵母などサプリメントでも補給可能な成分なので、ドイツ以外の国では似たようなサプリメントが出ていることもあり、日本では薬としての承認が降りていないと考えられます。
このため安全性は高いと考えられますが、ホルモンバランスや血流にアプローチする成分が配合されているので、慢性型頭痛を持っている方(特に片頭痛)は注意が必要です。

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