つむじハゲの原因について改善方法や髪型事情について解説

脱毛治療イメージ

「つむじハゲ」とは文字どおりつむじあたりに脱毛班(脱毛を起こしている部位)が発生する頭皮トラブルです。
AGA(男性型脱毛症)のO字脱毛やFAGA(女性型脱毛症)に多く見られるタイプですが、それ以外では単純円形脱毛症もつむじに脱毛班ができやすいですね。
今回は多くの人を悩ませるつむじハゲに迫りたいと思います。

関連記事薄毛対策・治療のまとめ!原因やおすすめサプリもご紹介

つむじハゲとは

つむじは漢字だと「旋毛」と書きます。頭頂部あたりにあり、毛髪が渦を巻くように放散している部分です。
このつむじが薄くなり、地肌が露出している状態が「つむじハゲ」です。日本人のおよそ30%が発症すると言われている壮年性脱毛症の代表的な症状の一つで、AGAではO字脱毛と呼ばれ、FAGAではびまん性の初期から出現します。

AGAのつむじハゲ:O字脱毛

AGAは男性特有の脱毛症で、全脱毛症の中で最も多い症例数があります。ただし、日本人に多いAGAは額の生え際が後退していくM字脱毛で、O字脱毛は白人や中国人、また東南アジア方面に多い脱毛パターンです。
しかし、年齢が上がるとともにM字+O字の混合脱毛が多くなるので、M字だけでなくつむじハゲにも早めの対策が必要です。
AGAが進行して末期症状になると毛包が消失し完全無毛の状態(完全脱毛)になります。こうなってはAGA治療薬や外用薬では治療効果を得ることができません。

FAGAのつむじハゲ:びまん性脱毛

FAGAは女性型脱毛症と言われる女性特有の脱毛症です。男性のつむじハゲとは異なり、つむじから症状が起こり始めやがて頭部全体に広がる「びまん性脱毛」というパターンが最も多いとされています。
びまん性のつむじハゲは完全脱毛を起こすようなことはなく、頭皮が透けて見えたり、白髪が多くなるという状態で落ち着きを見せます。

つむじハゲの原因

つむじハゲは器質性(AGA)とそれ以外によって原因が異なります。

器質性つむじハゲ(AGA)の原因

器質性とは原因が臓器や組織の異変にある、という意味です。AGAは頭皮付近に分布している5α-リダクターゼという酵素によって男性ホルモンの一種「テストステロン」が「DHT(ジヒデロテストステロン)」という別の男性ホルモンに変異することで起こります
つむじハゲを起こす男性は頭頂部付近に5α-リダクターゼが多く分布していると考えられます。

器質性以外のつむじハゲの原因

器質性以外のつむじハゲの原因には複数の要素が考えられます。

  • 加齢:男女共40代後半から急増します
  • ホルモンバランスの乱れ:壮年性脱毛症の原因の一つと考えられています
  • 精神的なストレス:単純円形脱毛症や壮年性脱毛症の原因です
  • 生活習慣の乱れ:食生活の乱れや運動不足、寝不足は脱毛を誘発する要因です

つむじハゲ対策について

つむじハゲは男女とも年齢を重ねるごとに発生する可能性が高まるので、早めに対策を立てておくことをおすすめします。できれば30代になったら対策を講じておくのが理想的ですね。

おすすめのつむじハゲ対策

つむじハゲ対策には以下のアイテムがおすすめです。

  • 薬用育毛剤・医薬品育毛剤
  • 育毛サプリ
  • 亜鉛サプリ

つむじハゲと髪型

背の高い男性でも座ったりお辞儀をするとつむじハゲは目立ちます。そこでつむじハゲになってしまったらどんな髪型にしたら良いのかを考えてみましょう。

  • ベリーショート、坊主:潔く3mm以下の坊主頭にすると混合ハゲも目立たなくなります
  • スキンヘッド:最近ちょっとしたスキンヘッドブームなので、これは十分ありだと思います
  • ベリーショートにして金髪に染める:日本人の肌の色は黄色味がかっているので、金髪にすると地肌との境目が目立たなくなります
  • 白髪染め:女性の場合は白髪染めが有効です
  • ウィッグやエクステンション:女性や長髪の方におすすめなのがウィッグやエクステンションです。その日の気分やファッションに合わせて色々なパターンが楽しめるのでけっこうおすすめですよ

つむじハゲに効く育毛剤と育毛サプリの紹介

これまで数多くの育毛剤を特集してきたmelbyがおすすめする育毛剤やサプリメントは次の通りです。

薬用育毛剤チャップアップ(男女兼用)
医薬品育毛剤リアップX5プラス(男性用)
医薬品育毛剤リアップX5ジェンヌ(女性用)
サプリメントアガルプ(男女兼用)
サプリメントイクモアプレミアム(女性用)

つむじハゲは坊主になる?

つむじハゲが発生するとそのまま丸坊主になるのではないかという恐怖心が出てきますが、実際のところはどうなのでしょう?
男性の場合はつむじハゲが起きている部分は無毛状態になる可能性大ですが、そこからさらに進行して丸坊主になることはあまりありません。ただし、M字ハゲと繋がってサイドだけ髪の毛が残るような状態になる可能性はあります。
女性は全体的なボリュームが減り、つむじは特に地肌が目立つようになりますが、丸坊主になることはまずありません。
しかしながら、いずれにしても進行してしまうとそれだけ手間も時間も料金もかかってしまうので早めに対策しておくことが重要です。

マッサージはつむじハゲに有効か?

つむじハゲの直接的な原因の一つに「血行不良」があります。これを緩和するために頭皮マッサージをすることはとても有効な対策です。
ただし、マッサージだけでつむじハゲの発生を回避できるかといえばそんなことはないので、あくまでも治療や対策の効果を上げるために行うものと理解してください。

つむじハゲを病院で治す時代

つむじハゲの大半は壮年性脱毛症(AGAやFAGA)です。現在壮年性脱毛症は皮膚科やAGAクリニック、美容皮膚科、美容外科などで治療することが可能です。
進行してしまった壮年性脱毛症はセルフケアでは対策できない場合がありますので、心配な方は一度専門医に相談すると良いでしょう。

つむじハゲと亜鉛の関係

亜鉛は人が生きていく上で非常に重要なミネラルの一つです。亜鉛が不足すると免疫力が低下し、頭皮に炎症が起こりやすくなります。
脱毛も炎症が引き金となって起こるので、亜鉛不足には注意が必要です。亜鉛が多く含まれている食材は牡蠣ですが、毎日必要な分を食事だけで補うのは困難なのでサプリメントを活用することをおすすめします。

つむじハゲについてのまとめ

つむじハゲは意外と目立つもの。特に女性は男性よりも背が低いので気になりますよね。つむじハゲはほとんどが壮年性脱毛症と呼ばれる頭皮疾患です。これは年齢が高くなればなるほど発症頻度も飛躍的に高くなるので、まだ大丈夫と思って安心せずに、本文で紹介した方法で早めの対策を講じるようにしてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です