フィナステリドとは?AGA治療薬!副作用や効果について調べてみました

脱毛治療イメージ

「フィナステリド」って聞いたことがありますか?おそらく多くの人が初めて目にする言葉だと思います…。
では「プロペシア」は?こちらは*AGA治療薬として処方されるお薬なので、AGAの悩みを抱えている人ならば一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?

実はフィナステリドってプロペシアのことなんです…。といってもピンとこない方多いですよね?(笑)医療の世界って普通の人には難解なことが多い摩訶不思議な世界です。

ということで、この続きは本文で詳しく説明していきますので乞うご期待!

*…AGA:男性型脱毛症

フィナステリドとは?

フィナステリドとは、AGA治療薬「プロペシア」の主成分です。平たく言えば「フィナステリド=成分名」、「プロペシア=商品名」ということになります。医療の世界では製品名よりも成分名の表示を優先するという変な習慣があるので、AGA治療の情報収集をしているとプロペシアよりもフィナステリドという言葉を目にする機会が多くなるかもしれません。

剤型は錠剤(タブレット)で一週間分(7錠)がワンシートになっています。シートの色はシルバー。これが正規品プロペシアの仕様です。海外から通販で取り寄せる時はこの剤型がとても重要な判断基準になるのでよく覚えておいてください。

今でこそAGA治療薬として広く認知されるようになったフィナステリド(プロペシア)ですが、もともとは前立腺肥大症治療薬として開発された成分なんです。
だからフィナステリドについての論文には前立腺肥大に関するものも数多く、検索するのは結構大変だったりします。

ただし、日本でのフィナステリドは前立腺肥大症治療薬として承認されていないので、日本語の文献はAGA治療に関することがほとんどですね。ちなみに海外では「プロスカー(Proscar)」が前立腺肥大症治療用のフィナステリド製剤になります。

もちろん同じ成分ですからプロペシアを飲んでいると、尿の出がよくなったという事例も報告されているんですよ。

AGAは年齢が上がるごとに発症率が高くなるので、髪の毛と尿の出が不安になってきた中高年の男性にはありがたいお薬かもしれませんね。

ただし、副作用がでやすい薬なので服用を開始する時は必ずAGAクリニックや皮膚科の診察を受けてから処方してもらうように心がけてください。

プロペシア(フィナステリド)に関する注意喚起について

厚生労働省ではFDA(米国食品医薬品庁)のプロペシアに関する注意事項を日本語に翻訳してホームページ上で公開しています。

特に妊娠中もしくは妊娠の可能性がある女性がプロペシア(フィナステリド)を服用または錠剤に触れることで吸収されていき、胎児(男の子)の生殖器に異常をきたす可能性について注意喚起を促しているので、ここでも紹介していきます。

プロペシアと妊娠に関する警告

 ・妊娠中か、その可能性のある女性は:
-絶対にプロペシアを使用してはいけません。
-砕けたり割れたりしたプロペシアの錠剤をさわってはいけません。
男の子を妊娠している女性の体内にプロペシアの有効成分が入ると、それが口から入った場合であっても、皮膚に付着して吸収された場合であっても、男の子の生殖器に異常を起こすおそれがあります。妊娠中の女性がプロペシアの有効成分に触れてしまった時には、医師に相談して下さい。

(引用元:厚生労働省「プロペシア(PROPECIA)(男性型脱毛症用薬)に関する注意喚起について」より)

フィナステリドの効果について教えて

育毛

フィナステリドの効果はズバリ「AGAの治療」です。ただし、一口にAGAといっても発症のメカニズムは案外複雑で、原因物質の一つ「5α-リダクターゼ」という酵素の働きを阻害するというのがフィナステリドの役割です。

「5α-リダクターゼ」はテストステロンという男性ホルモンをDHT(ジヒデロテストステロン)という他の男性ホルモンに変異させる作用がある酵素です。

テストステロンには髪の毛を含む毛全体を太く豊かにする「育毛作用」があるのですが、ストレスや加齢によって男性ホルモンの量が減ると、優先的にDHTに変異していきます。
この時に働くのが5α-リダクターゼです。

つまり、5α-リダクターゼの働きをストップさせればその分テストステロンは育毛のために消費されていくのでAGAの進行を食い止めることができるということになります。。

ただし、AGAは進行性の疾患なので、一旦症状が安定しても薬を中止すると再発する可能性が非常に高く、基本的にAGA治療は継続するものであるということを念頭においてください。

関連記事フィナステリドの効果について!期間についてなど詳しく解説

フィナステリドはミノキシジルと併用すると効果がアップします

現在のAGA治療ではフィナステリドと5%ミノキシジル外用薬の併用が主流です。これは日本皮膚科学会が策定している「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版」において第一選択肢に選ばれている治療法です。つまり、フィナステリドとミノキシジル外用薬(リアップやリグロEX5など)が一番効果のある治療法だということですね。

フィナステリドのライバル?デュタステリドとは?

フィナステリドは日本で唯一のAGA内服治療薬だったのですが、2016年には次世代型AGA内服治療薬のデュタステリド(製品名:ザガーロ)が日本国内でも承認を受けました。

フィナステリドとデュタステリドの違いは以下の3点です。

  • デュタステリドはフィナステリドの改良薬として最初からAGA治療薬として開発された
  • I型5α-リダクターゼにも効果が有るのでフィナステリドよりも治療効果が高い
  • ただし、その分副作用の発症率も高い

そのため、現在ではフィナステリドでは満足な治療結果を得られない方のための第二選択肢薬という位置付けです。

フィナステリドの服用で起こる初期脱毛とは?

AGA治療のためにフィナステリドを服用していても、開始から1ヶ月ほどで大量の脱毛を起こすことがあります。しかし、これは副作用で毛が抜けたのではありません。

AGAを起こして弱くなってしまった毛根はそれ以上元気を取り戻すことはないのです。そこで薬の効果が出て頭皮の新陳代謝が活性化すると、最初は弱くなった毛根を追い出し、早く元気な毛根を作るための準備に入るため、見た目の上では大量の脱毛が起こったように見えます。

これを「初期脱毛」といいます。初期脱毛が起こっても数ヶ月でこんどはハリのある丈夫な毛が再生してくるのでフィナステリドの投薬はそのまま継続します。

フィナステリドの副作用について

副作用

フィナステリドのように特定の酵素にしか反応しない薬を「酵素阻害剤」と言います。このタイプの薬は酵素以外の物質には作用しないため、効果が高く副作用が少ないというメリットがあります。

ところがフィナステリドに関しては男性ホルモンを変異させるための酵素に働きかけるため、DHTが減ってしまうことで起こる健康被害が起こりやすくなります。

DHTは男性の生殖活動に深く関与している物質なので、

  • 性欲(リビドー)の減退
  • ED(勃起障害)

がもっとも顕著な副作用として現れてきます。発症頻度は性欲の減退が約1.1%、EDが約0.7%ほどです。

この他にもフィナステリドアレルギーの方は服用することができません。服用していて体調不良を感じたら薬剤師や処方医に相談してください。

フィナステリドの副作用と重篤な副作用

フィナステリドには上記のような副作用以外にも、幾つかの症例が報告されていますがいずれも発症頻度は低いので、安全性の高い薬と言えます。
しかし副作用が起こらないというわけではないので、主な副作用と重篤な副作用を紹介しておきましょう。

フィナステリドの副作用

以下に挙げるフィナステリドの副作用の発症頻度は0.1%程度です。比較的出やすいと言われている副作用でもこの確率ですから安全性は高い薬だと言えます。

  • 皮膚症状:過敏症、かゆみ、蕁麻疹、発疹
  • 循環器症状:血管浮腫、顔面腫脹
  • 口腔症状:舌腫脹、口唇腫脹
  • 耳鼻科症状:咽頭腫脹

フィナステリドの重篤な副作用とその他の副作用

重篤な副作用は0.01%以下で「肝機能障害」が報告されています。それ以外の副作用には

  • 泌尿器症状:睾丸痛、血精液症、男性不妊症
  • 腎機能障害
  • めまい
  • 女性化乳房、乳房圧痛

などがあるとされていますが、いずれも発症頻度は不明(0,01%以下)です。

関連記事フィナステリドの副作用について!確率や症状について解説

フィナステリドは女性にも服用可能?

今の所皮膚科や薄毛専門クリニックなどでフィナステリドを女性に投与することは認められていません。

そもそもフィナステリドは男性の泌尿器疾患治療用として開発された成分であり、男性ホルモンを変異させる5α-リダクターゼに働きかける性質を持つため、男性ホルモン分泌が少ない女性への有用性と安全性が確認されていないからです。

また、フィナステリドは触れただけで皮膚から吸収されていく成分です。生殖機能が未発達の胎児や新生児がフィナステリドの影響で生殖器官に深刻なダメージが残る危険性というのが示唆されているので、妊婦や授乳中の女性はプロペシアやプロペシアジェネリックには極力触れないようにしてください。

関連記事フィナステリドの女性化について!女性が使う禁忌の理由についても解説

フィナステリドは通販で購入可能?

薬の通販

フィナステリド(プロペシア&プロペシアジェネリック)は厚生労働省に正式認可されているAGA治療薬で医療用医薬品です。

このカテゴリーの医薬品は購入時に医師が発行した処方箋が必要なので、ネット通販等では原則として購入することができません。

ただし、AGA治療は保険証が使えない自由診療なので、AGAクリニックや薄毛専門クリニックなど自由診療に特化した医療機関では「診療の自由度」が高く、一部の医療機関ではオンライン処方に対応しているところがあります。(オンライン処方を受ける場合、一度は診察を受けることが原則なので注意してください。)

また、海外製のフィナステリド製剤ならば個人輸入代行業者を通じてネット通販での購入が可能です。この場合は100%自己責任での購入になりますので、副作用情報や薬の服用の仕方などは個人輸入代行業者のサイトでしっかりと確認するようにしてください。

海外から輸入したフィナステリドの添付書類は英語表記です。このため薬剤情報は購入した個人輸入代行業者のサイトで確認しなければなりません。

このように個人輸入代行をつかった海外の医薬品購入は合法ですが、トラブルもおこりがちなので、厚生労働省では個人輸入等で薬を購入することへの注意喚起を促しています。

フィナステリドの価格について

前のパートでも説明しているようにAGA治療は保険証が使えない自由診療です。このため薬代だけでなく治療費もまるまる込みで全額自己負担になります。

また自由診療は法律によって医療機関ごとに診療費の設定をして良いことになっているので、同じフィナステリド製剤を処方された場合でも医療機関ごとに価格が異なります。

AGA治療は皮膚科もしくは専門クリニック、あるいは美容皮膚科などで受けることになりますが、一般的な皮膚科に比べると専門クリニックは院内処方で薬代に診療費を含めているケースが多く、負担金額は皮膚科よりも安くなる傾向がありますので、AGA治療を受けるのならば専門クリニックの方がおすすめです。

また、プロペシアやプロペシアジェネリックの価格は地域性があり、一概には言えないのですが、東京都の医療機関では1月あたり5,000円〜10,000円というのが相場です。これでもかなり幅があるので、事前に治療を受けたいクリニックのサイトで薬代を調べておいた方がいいと思います。

薬代が安い医療機関では海外製のプロペシアやフィナステリド製剤を処方している可能性があります。

フィナステリドについてのまとめ

もともとは前立腺肥大症の治療薬として開発されていたのですが、副作用に高いAGA治療効果があることが判明し、現在ではAGA治療薬として世界的に認知されることになったというユニークな成分がフィナステリドです。

「プロペシア」や「プロペシアジェネリック」はこのフィナステリドを主成分とするAGA治療薬です。

フィナステリドを2年以上継続して服用した場合のAGA治療効果はおよそ70%、3年継続では80%と高い効果を発揮していて、現在でもAGA治療では一番使われている飲み薬です。

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