デュタステリドの個人輸入製品おすすめ!効果や使用の注意、メリット・デメリットなど詳しく解説

脱毛治療イメージ

日本では2番目に就任されたAGA(男性型脱毛症)治療薬が「ザガーロ」で、その主成分がデュタステリドです。
ザガーロにはデュタステリドの配合量が0.1mgと0.5mgの2つのタイプが存在します。
フィナステリド(プロペシア)よりもAGA治療効果は高いのですが、同時に副作用リスクも高いので、フィナステリド1mgでは効果が乏しい場合に処方される第二選択肢薬です。
また、デュタステリドには前立腺肥大症治療薬も存在し、輸入薬ではそちらをAGA治療薬として使う場合があるので、その違いや使用上の注意点、個人輸入のメリットとデメリットなどを詳しく解説していきます。

デュタステリド輸入薬の概要

デュタステリドはフィナステリドの改良版と言われている薬品成分で、日本ではAGA治療薬「ザガーロ」の成分として有名ですが、AGA治療以外にも前立腺肥大症とそれに伴う高血圧の治療にもアボルブという薬が存在し、アボルブの海外での名称はアボダートという薬です。

ザガーロ、アボルブ、アボダートの違い

それではザガーロ、アボルブ、アボダートの違いを一覧にしてみましょう。

薬名ザガーロアボルブアボダート
デュタステリド配合量0.1mg / 0.5mg0.5mg0.5mg
適応症AGA前立腺肥大症前立腺肥大症
メーカーGSKGSKGSK
薬の形状カプセルカプセルカプセル
国内承認×
保険適用××

メーカーとデュタステリドの配合量、薬の形状は全く同じなのですが適応疾患の違いと海外向けという理由で、アボルブは保険適用、ザガーロは自由診療、アボダートは国内未承認薬になっています。
ただし、薬の性能的はザガーロ0.5mg=アボルブ=アボダートと考えて差し支えありません。

アボルブやアボダートをAGA治療で処方するのは可能?

AGAでザガーロを使用する時はだいたいの医療機関でも0.5mgが処方されます。では、アボルブならば保険適用なので保険証を使って購入できるかといえば、それはありえません。
日本の国民皆保険制度はあくまで認定された傷病とその治療内容にたいして公平な診療の交付を規定しています。
つまり、同じデュタステリド0.5mgでもザガーロはAGA治療薬であり、アボルブは前立腺肥大症治療薬なので、AGAの治療目的でアボルブを処方しても結局のところはアボルブが自費扱いになるだけです。
アボダートにいたっては国内で承認されていない薬なので、AGAクリニックや皮膚科で処方されることが少ないと思います。

効果について

デュタステリドはフィナステリドの改良版と言われている成分です。AGA治療薬の作用はAGAを引き起こす原因物質の5α-リダクターゼという酵素を不活性化することにありますが、5α-リダクターゼにはI型とII型があります。
フィナステリドがII型の5α-リダクターゼにしか作用しないのに対してデュタステリドはI型とII型に作用するので、フィナステリドでは効果のでないAGAに対して処方されます。
また、フィナステリドの半減期が4時間程度なのに対し、デュタステリドの半減期は最大72時間と、効果を維持する期間が長いので、1回や2回ならば飲み忘れてもOKという点もメリットです。
単純に効果だけを比較した場合は、II型5α-リダクターゼの阻害効果に関しても、フィナステリドの約3倍で、これにI型の阻害効果も加わるため、フィナステリドでは十分な効果が得られないAGAに対して処方される2番目の薬ということになります。
プロペシアの3倍以上の効果を発揮する薬ならば最初からザガーロを処方したほうが良いという意見もありますが、副作用リスクはフィナステリドの約8倍で、フィナステリドでも70%近い治療効果が得られるため、現在でもAGA治療時に最初に処方されるのはプロペシア(フィナステリド)です。

薬名が違うと効果に差が有るの?

アボルブは日本のGSKが製造している前立腺肥大症治療薬で、海外ではアボダートと呼ばれるため、個人輸入するならアボダートということになるので、ここではザガーロとアボダートの効果の違いについて説明していきましょう。
結論からいえばザガーロ0.5mgとアボダートに効果の差はないと思います。
なぜなら国内外の違いがあるとはいえ、メーカーが同じGSKなので副剤もデュタステリドの効果に影響を与えるようなものは使わないはずですし、薬の形状も色が若干違うだけでカプセルなので、効果は同等と考えます。
これは副作用についても同様に考えて差し支えないですね。

副作用について

デュタステリドの主な副作用(発症頻度の高い副作用)は主に3つで、平均的な発症頻度は17.1%です。その内訳は

  • リビドー(性欲)の低下:8.3%
  • ED(勃起不全):10,8%
  • ED(射精障害):4.2%%

フィナステリドの場合、リビドー低下は1.1%、EDは0.7%〜0.8%以下なので、副作用リスクはデュタステリドの方が高くなります。
この他にもデュタステリドにアレルギーを示すと現れる重篤な副作用のアナフィラキシーショックがあります。
こちらは全身浮腫や呼吸困難、全身蕁麻疹、発赤などの全身症状が現れますが、発症率はごく稀なのであまり深刻になる必要はありません。

飲み方

デュタステリド製剤の場合1日1回服用します。特に食事の影響を受ける薬ではないので、飲む時間は自由ですが、副作用で眠くなるという場合もあると報告されているので、寝る前がおすすめです。
服用時間を決めておくことで飲み忘れ防止にも役立ちます。

ミノキシジル外用薬との併用について

現在のAGAの標準治療はAGA治療薬と5%ミノキシジル外用薬の併用ですが、デュタステリドは副作用リスクが高いので、プロペシアでは効果が出ない時に処方されます。
プロペシア(フィナステリド)1mgならば70%以上の効果が確認されているので、ザガーロ(デュタステリド)がセカンドチョイスになるのは妥当だと思います。
また、デュタステリドの方が効果が高いと言っても、結局は飲み続けなければならない薬で、効果が実感できるまでには、フィナステリド同様に最低でも3ヶ月以上の服用が必要です。
したがって、プロペシアジェネリックでは効果が出ない場合のBプランとしてアボダートを選択するのが良いと思います。

デュタステリド輸入薬のおすすめ5選

ザガーロは2016年に承認されたばかりの薬なので本来ならばジェネリック医薬品は製造できません。しかし、韓国でアボダートをAGA治療薬に承認することが決まり、日本でもアボダートをAGA治療薬として個人輸入する動きが活発になりました。
一応個人輸入代行業者のネット通販ではアボダートやその他のデュタステリド製剤を前立腺肥大症治療薬として表記していますが、薬剤説明で男性型脱毛症にも効果ありと記載しています。
薬というのは本来は能書通りの使い方をすべきですが、韓国がAGA治療薬と認めたので、アボダートとそのジェネリックをザガーロの代替薬にするのはアリかな・・・と思います。
そこで国内で人気のあるデュタステリドの輸入薬を5つ紹介していきたいと思います。
薬効や副作用、飲み方はザガーロと同じですが購入する時は通販サイトの薬剤情報をしっかりと確認してください。
輸入薬で副作用が生じた場合は、副作用被害救済制度の対象外となるので、業者選びは慎重に行いましょう。
口コミサイトや比較サイトを十分に活用して、信頼性の高い業者を選ぶのが確実な方法です。

アボダート

アボダートは前立腺肥大症治療薬アボルブの海外での薬名です。したがって適応疾患は前立腺肥大症と高血圧ですが、主成分はザガーロ0.5mgと同じくメーカーがGSKなので、輸入薬のデュタステリド製剤では高い信頼性があります。

ザガーロ0.5mg30カプセル入り9,000円前後
アボダート30カプセル入り2,000円前後

関連記事デュタステリド製剤アボダート(Avodard)とは?効果などミノキシジル配合の薬用育毛剤について

デュプロスト

デュプロストはインド製のデュタステリド製剤です。インド製のジェネリック医薬品は比較的品質が安定していて値段も安いことで人気があります。

ザガーロ0.5mg30カプセル入り9,000円前後
デュプロスト100カプセル入り8,000円前後

関連記事デュタステリド製剤デュプロストとは?効果などミノキシジル配合の薬用育毛剤について

デュタス

デュタスはインド製のデュタステリド製剤です。インド製のジェネリック医薬品は比較的品質が安定していて値段も安いことで人気があります。

ザガーロ0.5mg30カプセル入り9,000円前後
デュタス300カプセル入り13,000円前後

関連記事デュタステリド製剤デュタスとは?効果などミノキシジル配合の薬用育毛剤について

デュタプロス

デュタプロスは日本では珍しいトルコ製のアボダートジェネリックです。

ザガーロ0.5mg30カプセル入り9,000円前後
デュタプロス30カプセル入り3,000円前後

関連記事デュタステリド製剤デュタプロスとは?効果などミノキシジル配合の薬用育毛剤について

ベルトリド

ベルトリドはインド製のデュタステリド製剤です。インド製のジェネリック医薬品は比較的品質が安定していて値段も安いことで人気があります。

ザガーロ0.5mg30カプセル入り9,000円前後
ベルトリド100カプセル入り5,000円前後

関連記事デュタステリド製剤ベルトリドとは?効果などミノキシジル配合の薬用育毛剤について

個人輸入について

個人輸入とは、外国製の製品を個人で使用することを目的として、海外のメーカーなどから個人が直接購入することです。
近年では個人輸入代行業者を利用して輸入する方法も増えています。

リスク

医薬品などを個人輸入した外国製品は、日本国内で世紀に流通している製品と比べて、品質・有効性及び安全性が確認されていないため、保証はありません。
そのため期待する効果が得られなかったり、人体に有害な物質が含まれている可能性があります。

サプリメントや健康食品等でも、医薬品成分が含まれていて健康被害を引き起こす可能性もあります。外国製の医薬品を個人輸入入した場合、副作用被害救済措置の対象外になるので、業者の信頼性を比較サイトや口コミサイトで検討して、正規品が確実に購入できるサイトを利用してください。

個人輸入で外国製の製品を購入する場合は、このようなリスクを把握した上で、十分に注意しましょう!

個人輸入代行業者とは

個人輸入代行業者とは、個人輸入に係る手続きの代行を行う業者です。
注文・支払い・通関・配送などの手配を行ってくれます。

最近では、個人輸入代行サイトを使用して、ネット上で注文を受け付けるサービスも増えていますよ。

デュタステリド個人輸入に関するまとめ

日本ではAGA治療薬ザガーロの主成分として広く認知されているのがデュタステリドですが、もともと前立腺肥大症治療が目的で開発された経緯があり、しかもAGA治療と同等量で薬名が違うため、国際的にもかなり変わった扱いをされている成分と言えるでしょう。
個人輸入代行業者のネット通販ではAGA治療薬のカテゴリーで検索するとアボダートジェネリックや前立腺肥大症治療薬という説明になるのが多いのも、本文にあるようなちょっと複雑怪奇な事情があるからなんですね。
安くて効果と副作用が同等ならば輸入薬という選択肢は十分ありですが、標準治療では5%ミノキシジルも併用するので、こちらはドラッグストアで国産品を使うことがおすすめです。(薬液量が正確に計れるため)
また、デュタステリド製剤は男性ホルモンを変異させる酵素に作用する薬なので、女性や未成年は服用できない薬です。

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