「MOハゲ」とは文字どおりO字ハゲとM字ハゲが同時に起こるAGA(男性型脱毛症)の一種です。
割合としてはそれほど多くありませんが、M字だけだと思っていたら頭頂部も薄くなってきていつの間にか繋がってしまうということもあり、油断は大敵です。
今回は知られざるMOハゲの謎に迫りたいと思います。
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目次
MOハゲとは
MOハゲは主にAGAの重症例として発症します。日本人男性に最も多いのはM字ハゲですが、いつの間にか頭頂部も薄くなりだし、混合型に進行するケースもあります。AGAとしては比較的重症例ですね。
また、前頭部に少しと側頭部に髪の毛が残るタイプもMOハゲです。
AGAは進行性疾患で末期になると毛穴の中にある毛包という組織ごと消失する完全脱毛を起こします。毛包がなくなってしまうとその毛穴から毛が生えてくることはないので、有効な治療法は自毛植毛という外科手術になります。
ただし、一見無毛状態でも毛包が残っていればメソ治療などで毛髪を促進させることができます。ただし、セルフケアでは手の打ちようがなくなってしまいますので無毛状態になる前に適切な対策を立てましょう。
MOハゲの原因
MOハゲは器質性(AGA)とそれ以外によって原因が異なります。
器質性MOハゲ(AGA)の原因
器質性とは原因が臓器や組織の異変にある、という意味です。AGAは頭皮付近に分布している5α-リダクターゼという酵素によって男性ホルモンの一種「テストステロン」が「DHT(ジヒデロテストステロン)」という別の男性ホルモンに変異することで起こります。
MOハゲを起こす男性は頭頂部と額付近に5α-リダクターゼが多く分布していると考えられます。
器質性以外のMOハゲの原因
器質性以外のMOハゲの原因には複数の要素が考えられます。
- 加齢:40代後半から急増します。これは老化現象の一つとされています
- ホルモンバランスの乱れ:壮年性脱毛症の原因の一つと考えられています
- 精神的なストレス:単純円形脱毛症や壮年性脱毛症の原因です
- 生活習慣の乱れ:食生活の乱れや運動不足、寝不足は脱毛を誘発する要因です
MOハゲ対策について
MOハゲは年齢を重ねるごとに発生する可能性が高まるので、早めに対策を立てておくことをおすすめします。できれば30代になったら対策を講じておくのが理想的ですね。
おすすめのMOハゲ対策
MOハゲ対策には以下のアイテムがおすすめです。
- 薬用育毛剤・医薬品育毛剤
- 育毛サプリ
- 亜鉛サプリ
MOハゲと髪型
MOハゲはなにかと目立ちます。そこでMOハゲが起こってしまったらどんな髪型にしたら良いのかを考えてみましょう。
- ベリーショート、坊主:3mm以下の坊主頭にするとMOハゲも目立たなくなります
- スキンヘッド:最近ちょっとしたスキンヘッドブームなので、これは十分ありだと思います
- ベリーショートにして金髪に染める:日本人の肌の色は黄色味がかっているので、金髪にすると地肌との境目が目立たなくなります
MOハゲに効く育毛剤と育毛サプリの紹介
これまで数多くの育毛剤を特集してきたmelbyがおすすめする育毛剤やサプリメントは次の通りです。
薬用育毛剤 | チャップアップ(男女兼用) |
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医薬品育毛剤 | リアップX5プラス(男性用) |
医薬品育毛剤 | リアップX5ジェンヌ(女性用) |
サプリメント | アガルプ(男女兼用) |
サプリメント | イクモアプレミアム(女性用) |
MOハゲは坊主になる?
MOハゲが発生するとそのまま丸坊主になるのではないかという恐怖心を持つ方もいますが、実際のところはどうなのでしょう?(おすすめの髪型にスキンヘッドを挙げておいて恐縮ですが…)
AGAは原因物質の5α-リダクターゼがどのように分布しているのかでハゲのパターンが決まります。全頭脱毛を起こすことはごく稀ですが、可能性はゼロではないのでMOハゲが疑われる場合は一度AGAクリニックを受診されることをおすすめします。
マッサージはMOハゲに有効か?
MOハゲの直接的な原因の一つに「血行不良」があります。これを緩和するために頭皮マッサージをすることはとても有効な対策です。
ただし、マッサージだけでMOハゲの発生を回避できるかといえばそれほど甘くはないので、あくまでも治療や対策の効果を上げるために行うものと理解してください。
MOハゲを病院で治す時代
MOハゲの大半は壮年性脱毛症(AGAやFAGA)です。現在壮年性脱毛症は皮膚科やAGAクリニック、美容皮膚科、美容外科などで治療することが可能です。
進行した壮年性脱毛症はセルフケアでは対策できない場合がありますので、早めに専門医に相談するのが良いでしょう。
MOハゲと亜鉛の関係
亜鉛は人が生きていく上で非常に重要なミネラルの一つです。亜鉛が不足すると免疫力が低下し、頭皮に炎症が起こりやすくなります。
脱毛も炎症が引き金となって起こるので、亜鉛不足には注意が必要です。亜鉛が多く含まれている食材は牡蠣ですが、毎日必要な分を食事だけで補うのは困難なのでサプリメントを活用することをおすすめします。
MOハゲについてのまとめ
MOハゲはAGAと呼ばれる頭皮疾患の中でも比較的程度の重い症状です。また年齢が高くなればなるほど発症頻度が高くなります。
若いからまだ大丈夫と思って安心せずに、本文で紹介した方法で早めの対策を講じるようにしてください。
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