亜鉛で頭痛がする?その他の異常についても徹底調査!

脱毛治療イメージ

亜鉛は人が生きていく上で非常に重要な役割を持っているミネラルの1種です。
カルシウムや鉄分、マグネシウムなどと同様に日本人には不足しがちなミネラルで、不足しても過剰摂取しても健康被害を起こします。
今回は亜鉛が育毛にどのように関係するのか?また副作用や頭痛との関係性を解説していきたいと思います。

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亜鉛とは?

亜鉛はミネラルの一種で、日本人に不足しがちな成分と言われています。牡蠣に大量に含まれていることで知られています。
昔から男性向けの精力強壮剤の主成分として用いられてきましたが、これは亜鉛が性ホルモンなどの副腎皮質ホルモンが作られる時に消費されることと、精子に大量の亜鉛が含まれていることに由来しています。
ただし、女性にも必要な成分で、不足すると男女共深刻な健康被害を起こします。
また、近年は育毛サプリや育毛剤の成分としても配合されていることからもわかる通り、薄毛や抜け毛の改善にも欠かせない成分の一つとされています。

効果

亜鉛は新陳代謝を促し、細胞のDNA複写を助ける酵素(代謝酵素)や性ホルモンの合成を促進します。
男性は前立腺に多く存在し、男性の生殖活動に深く関与すると同時に、やる気や意欲をもたらす男性ホルモンの産生にも貢献しているミネラルです。
さらに亜鉛には以下の一覧に示すような様々な健康と美容効果があります。

  • やる気や意欲の向上
  • 免疫力の向上
  • 味覚の維持
  • 基礎代謝や新陳代謝の促進
  • エネルギー代謝の活性化
  • 性欲の向上
  • 脱毛予防効果
男女間で1日あたりの摂取目標が異なりますが、成人男性は8.0g/日未満、女性は7.0mg/日未満とされています。

亜鉛と脱毛の関係について

上記のように亜鉛には様々な有用性が確認されていますが、育毛とはどのように関わっているのかをもう少し詳しく説明しましょう。
まず、亜鉛が性ホルモン(特に男性ホルモン)の合成に深く関与しているということです。
男性ホルモンの大半を占めると言われているテストステロンには育毛効果があります。
AGAの原因物質の一つ、5α-リダクターゼはテストステロンに働きかけてジヒデロテストステロンという物質に変異させます。
この変異作用は誰にでも起こるものなのですが、男性ホルモンの合成量が減ってくると相対的にテストステロンの量が減ってしまい、脱毛を起こしやすくなるのです。
亜鉛が不足して性ホルモンの量が少なくなるとそれだけ、脱毛リスクが高くなる、ということになります。
一方女性の場合は女性ホルモンの分泌量が減るとびまん型(頭部全体に広がる)脱毛を起こします。これをFAGAといいます。亜鉛は性ホルモンを作る時に必要な物質なので亜鉛不足は女性ホルモン不足にもつながることになります。

副作用

亜鉛は非常に重要な物質ですが、一度に大量に摂取するよりも、少しずつでもいいので毎日継続的に摂取するほうが望ましい成分です。
というのもミネラルというのは消化吸収しづらい物質で大量に摂取すると消化器や腎臓、肝臓に負担をかけてしまうからです。
亜鉛も過剰摂取すると以下のような健康被害を被る可能性があります。

  • 下痢や便秘
  • 悪心(気分が悪くなる)、吐き気
  • 免疫障害
  • 前立腺機能障害
  • 自律神経失調状態
  • 腎機能障害
  • 肝機能障害
  • 頭痛、めまい

亜鉛サプリや育毛サプリを利用する時は一日の摂取目安量を守るようにしてください。

頭痛の種類

緊張型頭痛は慢性型頭痛の60%以上を占め、片頭痛は女性のおよそ40%が抱えていると言われています。
群発型頭痛は男性に多いのですが、慢性型頭痛の1割にも満たないレアケースです。
また、群発型頭痛は積極的な治療を要する症状なので、ここでは割合の多い緊張型頭痛片頭痛について説明していきましょう。
大豆イソフラボンの過剰摂取で起こる頭痛は緊張型頭痛と片頭痛の両方に影響があると思われます。

緊張型頭痛

慢性型頭痛では最も症例数が多い頭痛です。緊張やストレスまたは血流障害などが原因で、筋肉が硬直し、締め付けられるような痛み、しびれるような痛み、ずーんと重くなるような不快感を感じます。
血流が改善すると症状もよくなるので、じっとしているよりも動いたほうが楽になります。
育毛剤には血流を改善する成分が配合されているので、正しく使うことで、緊張型頭痛の予防につながるかもしれません。

片頭痛

慢性型頭痛では緊張型頭痛についで多く、その大半は女性というユニークなタイプの頭痛です。発作の起こり方に特徴があり、頭部の毛細血管が拡張する時に周囲の神経を刺激して痛みとなります。
心臓の鼓動に合わせてズキン!ズキン!と痛むため「拍動性頭痛」とも呼ばれます。
片頭痛の名前の通り、通常は頭のどちらかに症状が集中しますが、ごく稀に左右を問わず発作を起こす症例も確認されています。
予兆や前兆を起こす場合があり、この時は光やにおいに敏感になります。
緊張型頭痛とは逆で動き回ると症状がひどくなるので、薄暗くやや室温が低いところで安静にしておくことが重要です。
アイシングも効果的なので濡れタオルや氷嚢で冷やすと良いでしょう。
重症の方の場合、市販の痛み止めでは効かなくなってくるので、脳神経科など専門医に診察してもらいましょう。

中には緊張型頭痛と片頭痛の両方を持っている混合型頭痛というタイプもあります。

亜鉛と頭痛に関するまとめ

亜鉛は免疫力や自律神経の活性化、メンタルの向上など日常生活を正常に送るために欠かせないミネラル成分です。
滋養強壮剤では不可欠な成分ですが、亜鉛の物育毛サポート効果が注目を集め、今では育毛サプリでも中核的な成分として利用されています。
食材では牡蠣やうなぎなどに多く含まれていることが知られていますが、他にもいろいろな食材に含まれています。ただし、日本人は全体的に亜鉛不足であることが指摘されてます。
このためサプリメントなどで補給することが望ましいのですが、過剰に摂取すると悪心や頭痛を起こす可能性があるので、日頃から亜鉛サプリを飲んでいる人は、育毛サプリを併用するのは控えたほうがよいでしょう。

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