ラボモ(LABOMO)育毛剤の副作用について!

50年以上頭皮と薄毛のことを研究してきたアートネーチャーが本気で発毛したい男性のために開発した壮年性脱毛症治療用育毛剤が「ラボモ ヘアグロウミノキシ5」です。
またラボモシリーズには薬用育毛剤「スカルプローションMM」(男性用)と「スカルプローションML」(女性用)もリリースされているので、それぞれの育毛剤の副作用と効果について解説していきましょう。

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ラボモ育毛剤について

ラボモシリーズを開発・販売しているアートネーチャーは50年以上に及ぶ頭皮研究を重ねてきた実績のある会社です。多くの方は「かつら(ウィッグ)」メーカーとして認知していると思いますが、男性向けの育毛サロンは国内でも最古参の一つで、「育毛」については長年の研究成果を持つメーカーなんですよ。
現在日本で唯一「発毛効果」が認められているのは医療用成分のミノキシジルです。2018年に大正製薬が保有していたミノキシジルに関する薬剤特許が切れたことで、他のメーカーも発毛剤開発に着手しました。
アートネーチャーも満を持して2019年に国内最大配合量の5%ミノキシジルを含有した育毛剤「ヘアグロウミノキシ5」を発売開始!またこれに合わせて従来のラボモシリーズをリニューアル。本気で発毛したい男性に向けてのホームヘアケアブランドとして「ラボモ」を再始動したのです。

ラボモの育毛剤ラインナップ

新生ラボモには同時に複数の育毛剤がラインナップされているので一覧にしてみましょう。

  • ヘアグロウミノキシ5:第1類医薬品、男性専用
  • スカルプローションMM:薬用育毛剤、男性向け
  • スカルプローションML:薬用育毛剤、女性向け
今回のリニューアルに向けて目玉となるのが「ヘアグロウミノキシ5」ですが、こちらは「医薬品」です。主成分は5%ミノキシジルで、AGAには90%以上の治療効果を発揮する優れた成分ですが、女性に対する安全性が確認されていないため、女性が使うことはできません。
女性向けのミノキシジル外用薬は1%とされていて、これは今回のラボモには含まれていないので、注意してください。

ラボモ育毛剤効果比較

それでは次にラボモの育毛剤それぞれの効果を比較していきましょう。

  • ヘアグロウミノキシ5:発毛効果、脱毛の進行予防効果
  • スカルプローションMM:育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛
  • スカルプローションML:育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛

ご覧のように公式サイトではスカルプローションの効果についてはMM(男性用)にも「産後の脱毛」に効果があると記載されているので、女性が使うことも可能です。ML(女性用)とは成分が若干異なるのですが、効果が実感できるのなら、女性がMMを使っても大丈夫だと思います。

副作用について

ヘアグロウミノキシ5に配合されている医療用成分「5%ミノキシジル」の主な副作用は「頭皮のかゆみやかぶれ」で約8.8%の確率で現出します。しかし、これは軽度のものであれば、ミノキシジルが持つ血管拡張作用が効果を発揮している証なので、様子を見ながら継続します。
他にも脂漏性皮膚炎(ジクジクとした炎症がありフケが大量にでてかゆみや痛みを感じる皮膚疾患)やアトピー性皮膚炎、蕁麻疹など重症度の高い皮膚疾患が合併している場合は使用を見合わせますが、その時は必ず皮膚科に相談してください。
AGAの治療は原則として自由診療で100%自己負担ですが、副作用や合併症を起こした場合、その部分の治療には保険証が使えます。
ミノキシジルにアレルギーを持っている人は重篤な副作用のアナフィラキシーショックを起こす可能性があります。ただし、現在日本国内でミノキシジルアレルギーによるショック状態の症例についての確定された報告はありません。

一方、薬用育毛剤(スカルプローションMM、ML)については軽度のかゆみやかぶれを起こす可能性はありますが、こちらも重症な副作用例は報告されていません。
したがって、ミノキシジルの副作用が心配な方は薬用育毛剤を選択するのが良いと思います。

ラボモ育毛剤成分比較

続いてラボモの育毛剤それぞれの主要な成分を比較していきます。

  • ヘアグロウミノキシ5:ミノキシジル5%
  • スカルプローションMM:タマサキツヅラフジアルカロイド・トコフェロール酢酸エステル・グリチルリチン酸ジカリウム(薬用成分)、大豆タンパクエキス・エイジツエキス・人参エキス(保湿成分)
  • スカルプローションML:グリチルリチン酸ジカリウム・ニンジンエキス・センブリエキス(薬用成分)
ヘアグロウミノキシ5のミノキシジルは発毛成分で、スカルプローションに含まれている薬用成分は頭皮の衛生環境を整え、かゆみを鎮めたり、血行を促進させるための成分です。

ラボモ育毛剤の使い分け

女性の場合はスカルプローションMLかMMのどちらかを使うということになりますが、成分をみると保湿成分もバッチリ配合されているので、MMの方がおすすめです。
ただし、他にもヘッドスパ商品で保湿をしているという方ならばML(薬用成分主体)の方が使用感がいいかもしれません。
一方の男性は医薬品のヘアグロウミノキシ5と薬用育毛剤のスカルプローションMMから選択することになりますが、公式サイトにはヘアグロウミノキシ5は他の育毛剤と併用しないでくださいと書かれているので、併用するのはNGです。
ではどちらを選ぶのか?といえば、ミノキシジルは「薬」なので、脱毛が顕著に見られる場合のセルフメディケーション用、薬用育毛剤はもともと「予防」を目的として使用するものなので、初期の脱毛症やこれからのことを見据えて予防したい人向けです。
またある程度ミノキシ5で脱毛が落ち着いた方はスカルプローションMMに変更して育毛するというのがおすすめです。

5%ミノキシジルの治療効果

2018年まで日本国内におけるミノキシジルの薬剤特許関係を保有していた大正製薬のデータによれば5%ミノキシジルを13ヶ月間継続的にAGA患者に投与したところ以下のような臨床検査結果が得られたと公表されています。

効果判定割合概要
軽度改善約20.0%発毛は確認できるが、まだ頭皮が透けて見える程度の改善
中等度改善約66.7%発毛を目視可能。ただ、周囲の健康な毛髪と比べるとまだ細い状態
著明改善約11.1%周囲の健康な毛髪と見分けがつかないレベルまでの高度な改善
悪化約2.2%脱毛が促進または完全脱毛に近い状態担ってしまった例

副作用や体質で悪化してしまった例も2.2%ありますが、改善が見られたのは90%を超えています。著明改善も11%を超えているのでこれは非常に優れた治療薬であると言えます。

ラボモ育毛剤の副作用についてのまとめ

副作用については医薬品よりも薬用品(医薬部外品)の方がマイルドです。ただしもともと皮膚が敏感な方はどちらを使用してもかゆみやかぶれ、湿疹などの副作用を起こす可能性があります。
ミノキシジルは直接血管に作用して、血圧を下げる効果があるので何かしらの病気があり治療を受けている方は前もって主治医に相談してから使用を開始した方が良いでしょう。
脂漏性皮膚炎や頭皮のアトピーなどの頭皮トラブルを抱えている方は、育毛剤を使用する前にまずは頭皮トラブルの治療を優先させてください。

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