ロゲインジェネリックとは?効果などミノキシジル配合の薬用育毛剤について解説

脱毛治療イメージ

ロゲインジェネリックというのは日本ではほとんど聞き馴染みのない薬だと思います。しかし、ロゲインはリアップに先立つこと約10年前にミノキシジルを配合した世界で初のAGA治療薬として誕生しました。
日本ではロゲインの変わりにリアップが開発されましたが、世界の主流は以前としてロゲインであり、ロゲインには多くのジェネリックが存在します。
今回はネット通販で安く購入できるロゲインジェネリックについて調べてみました。

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ロゲインジェネリックとは?

ロゲインジェネリッックはその名の通りロゲインという薬のジェネリック医薬品です。しかし、ロゲインは日本では承認されていない薬なので、馴染みは薄いのですが、長年AGAに悩まされてきた方にはおなじみの薬かもしれません。
というのも、ロゲインは世界で初めて承認されたAGA治療用育毛剤だからです。

ロゲインの開発秘話

ロゲインの主成分はミノキシジルです。ミノキシジルは1960年代に開発された成分で、FDA(アメリカ食品医薬品局)に承認されアメリカの製薬会社が高血圧治療薬として「ロニテン」を製造しました。
ロニテンは内服薬だったのですが、副作用に全身多毛症が確認され、その後副作用で全身に毛が生えるのなら毛髪発毛効果もあるのでは?ということで本格的にAGA治療薬成分としての研究が始まり、1980年代になってロゲインが発売されました。
内服薬だとロニテン同様全身多毛症を起こす可能性があることと、ミノキシジルは副作用リスクが高い薬なので外用薬(塗り薬)として開発されました。
ロゲインジェネリックとはこのロゲインの後発薬のことなので、原則として塗り薬になります。

ロゲインとリアップの違い

日本で初めてミノキシジルを配合した外用薬は大正製薬が開発したリアップです。リアップは1999年に承認され、2000年に発売されてから2018年にミノキシジルに関する薬剤特許関係が切れるまで、日本の発毛剤市場を独占してきた超ヒット商品です。
では、ロゲインとリアップの違いはどこにあるのでしょう?
それは、ミノキシジルの配合量の違いです。初代ロニテンにはミノキシジルが2%配合されていたのに対し、リアップは1%でした。
今ではどちらも5%配合ですが、商品のラインナップに多少の違いがあるので比較してみましょう。

ロゲインリアップ
ミノキシジル配合量男性用2%・5%
女性用2%
男性用1%・5%
女性用1%
塗布方法液状タイプ・泡タイプ液状タイプ・スプレータイプ
厚生労働省の承認×
購入方法個人輸入代行のネット通販ドラッグストア・通販
ジェネリック

人気のロゲインジェネリック

海外で流通しているミノキシジル外用薬はロゲインジェネリックです。中にはそのものズバリ「ロゲインジェネリック」というネーミングの商品もありますが、特に人気が高いのはアメリカのコストコが製造している「カークランド」だと思います。
ミノキシジル自体、開発されてから50年近く経つ歴史の長い医療用成分ですし、リアップは国内でもジェネリックが発売されているので、正規品さえ購入できれば国内のミノキシジル外用薬よりも安く購入できると思います。
脱毛症の治療は全額自己負担ですし、成分が変わらなくて安いのならば、海外製のロゲインジェネリックを、個人輸入代行業者が運営するネット通販で購入するのは有力な選択肢になると思います。

ロゲインジェネリックの成分

本家ロゲインにはミノキシジルの配合量が2%と5%タイプに分けられているので、多くのロゲインジェネリックもこれに倣っているようですが、男性向けしか用意していないメーカーは5%タイプしか製造してないところもあります。
また国によっては6%や10%配合タイプなども存在し、ちょっとカオスな状態ですね。
国際的な皮膚科学会では6%配合まで試験が行われており、日本の一部のAGAクリニックでもオリジナルで6%配合タイプの外用薬を処方しているところがありますが、本家ロゲインも日本のリアップも5%までが妥当と判断しているところから、購入するなら5%タイプがおすすめです。

効果について

ジェネリック医薬品は有効成分がオリジナル(先発薬)と同じなので効果も同等と見て良いでしょう。しかも塗り薬なのでさほど効果は変わらないと思われます。
主成分のミノキシジルは日本でも発毛効果が認められている唯一の成分であり、5%ミノキシジルのAGA改善効果は1年間の連続投与で90%を超えるというデータが公表されているので、非常に高いと思います。
ただし、ミノキシジルは比較的副作用が出やすい成分で、配合量が多くなるほど副作用リスクも高まるので5%以上配合されているロゲインジェネリックはあまりおすすめできません。

副作用について

ミノキシジル外用薬の最も多い副作用は「頭皮のかゆみ」です。5%配合薬で約9%以下、1%配合薬では約1%以下です。以下代表的なものを一覧にしてみましたので参考にしてください。

  • 頭皮のかゆみ
  • 頭皮の発赤
  • 頭皮のかぶれ

5%以上ミノキシジルが配合されているタイプは他にも頭痛やめまい、耳鳴りなどの副作用を起こす可能性があります。
また、海外製のロゲインジェネリックは副剤として含まれているアルコールの割合が国産のリアップやリアップジェネリックよりも多いケースがあるので、敏感肌の方は注意してください。

使い方について

ロゲインジェネリックは添付されているスポイトで1mlを計量し、それを頭皮に直接塗るというタイプが多いようです。
ロゲインジェネリック(商品名)やカークランドもスポイトで計量して頭皮に塗布するタイプです。
使い方は1日2回朝晩の頭皮が乾いた状態で使用します。1mlあれば頭皮全体に行き渡るぐらいの量です。塗布後は優しくマッサージをしてください。
リアップや国産のミノキシジル外用薬はボトルの先端に計量器がついているタイプが多いので、使いやすさの面でいえば国産品の方がおすすめです。
ただし、価格は圧倒的に海外製のロゲインジェネリックの方が安いので、価格重視ならば海外製のロゲインジェネリックになりますね。正規品が購入できれば効果に差はありません。

個人輸入について

個人輸入とは、外国製の製品を個人で使用することを目的として、海外のメーカーなどから個人が直接購入することです。
近年では個人輸入代行業者を利用して輸入する方法も増えています。

リスク

医薬品などを個人輸入した外国製品は、日本国内で世紀に流通している製品と比べて、品質・有効性及び安全性が確認されていないため、保証はありません。
そのため期待する効果が得られなかったり、人体に有害な物質が含まれている可能性があります。

サプリメントや健康食品等でも、医薬品成分が含まれていて健康被害を引き起こす可能性もあります。外国製の医薬品を個人輸入入した場合、副作用被害救済措置の対象外になるので、業者の信頼性を比較サイトや口コミサイトで検討して、正規品が確実に購入できるサイトを利用してください。

個人輸入で外国製の製品を購入する場合は、このようなリスクを把握した上で、十分に注意しましょう!

個人輸入代行業者とは

個人輸入代行業者とは、個人輸入に係る手続きの代行を行う業者です。
注文・支払い・通関・配送などの手配を行ってくれます。

最近では、個人輸入代行サイトを使用して、ネット上で注文を受け付けるサービスも増えていますよ。

ロゲインジェネリックのまとめ

ロゲインジェネリックは普通に考えるとロゲインのジェネリック医薬品という意味で、多くの場合これで正解なのですが、中には「ロゲインジェネリック」という名前のミノキシジル発毛剤があります。ちょっとややこしいですね。
一般的に海外製のミノキシジル製剤は「ロゲイン」で、それのジェネリックとして一番有名なのは「カークランド」です。実際にカークランドを使っている方も多いのではないでしょうか?
今回は商品名のロゲインジェネリックにこだわらず、ロゲインとそのジェネリック、そして日本のリアップとの比較など幅広く検証してみました。

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