女性向け！ミノキシジル(医薬品)の個人輸入製品のおすすめ！注意点や効果など詳しく解説

2017年、日本皮膚科学会は新たに女性型脱毛症の治療ガイドラインを策定し、年々増加するFAGAの治療薬としてミノキシジル外用薬を推奨度A（行う事を強く勧める）に設定しました。
現在女性向けのミノキシジル外用薬は市販薬のリアップジェンヌ（1%配合）かそのOEM薬になります。FAGA専門クリニックでは2%ミノキシジル外用薬が使われますが、こちらは診察を受ける必要があります。
しかし、海外では日本だと正式に認可されていない2%ミノキシジル外用薬を使用するのがスタンダードです。たとえ未承認薬でも、個人輸入代行のネット通販で合法的に購入することができます。
今回は個人輸入を利用して女性向けのミノキシジル外用薬を購入する際の注意点や効果などを詳しく解説していきます。

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女性向けミノキシジル外用薬について

日本では外用薬（塗り薬）のみミノキシジルの使用が認められています。対象となる疾患は脱毛症ですが、主に男女の壮年性脱毛症です。
ミノキシジルは日本で唯一発毛効果が認められている成分です。一方で本来は高血圧の治療用薬として開発された成分であることと、副作用が出やすい傾向があるため、飲み薬ではなく、塗り薬として脱毛症治療に使う場合にのみ承認されています。
現在最大配合量は5%までですが、FAGA（女性型脱毛症）の場合は安全性が確立されていないために、国内の治療薬は1%のみ承認されています。
したがって女性は5%ミノキシジル外用薬を使う事はできません。

国内の女性専用ミノキシジル外用薬はリアップジェンヌ1択？

脱毛症治療が一般的に認知されるようになって、FAGAの患者数も年々増加しているため女性用の育毛剤市場は拡大を続けています。
ただし、医薬品としてミノキシジルを配合している商品は5%タイプが主流で女性向けの1%ミノキシジル外用薬は
大正製薬から発売されているリアップジェンヌ1択の状態です。
国内のミノキシジルは市販薬として販売することが承認されているので、もしかしたらOEM薬（委託製造されたオリジナルブランド）でどこかのドラッグストアが1%ミノキシジル外用薬を販売しているかもしれませんが、メジャーなのはリアップジェンヌです。

ミノキシジルの効果

ミノキシジルは国が認めた唯一の発毛成分です。このため壮年性脱毛症の治療には欠かせない薬なのですが、本来は高血圧治療薬として古くから存在していました。
つまり、ミノキシジルの発毛効果というのは「副作用」だったのです。
現在は脱毛症治療を専門で行うクリニックでは飲み薬のミノキシジルタブレット（ミノタブ）を処方することが当たり前のようになっていますが、飲み薬は日本で未だに承認されていません。
ミノキシジル内服薬が日本で承認されないのは副作用リスクが高いからだと考えられています。論文でも、ミノキシジルは塗り薬よりも飲み薬の方が副作用（特に全身多毛症）が強く、塗り薬も配合割合が高いほど効果と副作用が強まるということが確認されています。

輸入薬の2%ミノキシジル外用薬を購入するメリット

海外ではFAGAに対して使用する外用薬はミノキシジル2%配合がスタンダードで、日本でも2%ミノキシジルを用いた臨床検査は行われています。
治療の現場でもクリニックが独自に調合した2%ミノキシジルや輸入薬が使われるので、2%までなら安全性の面でも大きな問題を起こすことは少ないと思います。
厚生労働省は女性用に1%ミノキシジルしか承認していないので、2%外用薬を購入するのなら輸入薬を使用するのが一番手軽です。
個人輸入代行業者が運営するネット通販ならば処方箋はいらないので通院の手間も省けます。

副作用について

ミノキシジル外用薬を使用していて最も多い副作用は

• 頭皮のかぶれ
• 頭皮のかゆみ
• 発赤

です。
またミノキシジルにアレルギーを示す場合は重篤なアナフィラキシーショックを起こすことがあります。ミノキシジルアレルギーでは「全身浮腫」、「低血圧発作」、「立ちくらみ」、「頭痛」、「発疹」、「蕁麻疹」、「呼吸困難」などの全身症状が起こりますが、発症頻度はごく稀です。

慎重に使用しなければならないケース

海外ではFAGAに対して2%ミノキシジル外用薬の使用が推奨されているのに、日本では1%で止まっているのはミノキシジルが持つ高い血管拡張作用が理由と考えられます。
日本人女性は世界的にみても肥満率が低いにもかかわらず無理なダイエットを行う方が多く、社会進出が当たり前になったことから食事が偏り、生理痛や鉄欠乏性貧血、片頭痛を有する割合が海外よりも高いからです。
ミノキシジルは直接血圧に作用する成分なので、

ミノキシジル内服薬について

ミノキシジルは1960年代にはすでに欧米で承認され、ロニテンという高血圧治療薬として販売されていました。その副作用に「全身多毛症」が報告され、1980年代になってから世界で初めてAGA（男性型脱毛症）の治療用外用薬として開発されたのが「ロゲイン」です。
ロニテンもロゲインも日本では未承認薬ですが、外用薬は1999年に大正製薬が国内ライセンスを取得し厚生労働省からも承認されてリアップを開発・販売しました。ただし、今でも内服薬としてのミノキシジルは一切承認されていません。
これには幾つかの理由が考えられますが、女性の場合、特に注意しなければならないのが内服薬を使用した時の副作用として発言する「全身多毛症」です。
毛髪を増やしたいのに体毛が濃くなるリスクが非常に高いのです。外用薬の場合は頭皮のみに使用するので、毛髪の発毛効果を実感しやすのですが、飲み薬は全身に作用するので、ムダ毛が増えてしまう可能性が高くなるので、女性が内服薬を使用するのはあまりおすすめできません。

2％ミノキシジル外用薬は男女兼用

現在ミノキシジルは1%〜5%までが壮年性脱毛症治療のスタンダードな処方です。日本では女性専用のミノキシジル外用薬は1%のみ承認されていますが、海外では2%が標準的な配合量であることもすでに述べた通りです。
また国内の男性向けミノキシジル外用薬にも1%タイプがあります。
このように日本では1%でも男性用と女性用がはっきりと区別されていますが、海外の場合は塗布方法がスプレー式かスポイト式を選ぶのが一般的なので2%ミノキシジルについては男女兼用になります。
ただし、特に指定がある場合はその指定通りに使用してください。

海外の女性向けミノキシジル外用薬のおすすめ商品3選

海外の女性向けミノキシジル外用薬は2%配合タイプになります。女性専用というのは少なく、男女兼用で塗布方法はスプレーかスポイトを使うのが主流です。
同じ商品名で2%、5%など配合量に違いがありますので、必ず2%タイプを購入するようにしてください。

女性用ロゲイン

ロゲインは世界で初めて認められた、壮年性脱毛症治療薬でアメリカのマクニール社の製品で、女性向け製品です。
ほとんどのロゲインジェネリックの2%は男女兼用ですが、本家のロゲインは男性用と女性用に区別されています。
主成分は変わりないのと、塗布方法がスポイトなのでパッケージとボトルのデザインを女性向けに作り変えている印象ですね。
ただ、先発薬の開発メーカーという安心感は高いと思います。

ツゲイン2(Tugain2)

ツゲインはインドのシプラ社が開発した、AGA治療用外用薬「ロゲイン」のジェネリック医薬品です。
主成分は日本でも「唯一発毛効果が認められている医薬品成分」として知られているミノキシジルで、配合量によってツゲイン10、ツゲイン5、ツゲイン2に分けられます。
末尾の数字はミノキシジルの配合量で、日本では承認されていない10%ミノキシジル含有量の製品もラインナップされています。
2%は男女兼用ですがそれ以外は男性専用です。

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ヘアフォーユー(Hair4U)

ヘアフォーユーは日本では承認されていないミノキシジル外用薬です。製造はインドのムンバイに本社のある製薬会社です。
ヘアフォーユーにはミノキシジル配合量が2%、5%、10%という3つのタイプがあります。2%は主としてFAGA（女性型脱毛症）、5%と10%はAGA（男性型脱毛症）の治療用ですが、女性は2%タイプを使用してください。
ミノキシジルには高い血管拡張作用があり、配合量が増えると効果と同時に副作用も強くなり、過剰にミノキシジルを投与すると心筋梗塞のリスクが上がるということがカナダ、アメリカ、日本で報告されています。
ヘアフォーユーにはミノキシジル以外にもフランスのロレアル社が開発した新育毛成分アミネキシルが配合されているので、無理して高濃度ミノキシジルを使用する必要はないと思います。

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個人輸入について

個人輸入とは、外国製の製品を個人で使用することを目的として、海外のメーカーなどから個人が直接購入することです。
近年では個人輸入代行業者を利用して輸入する方法も増えています。

リスク

医薬品などを個人輸入した外国製品は、日本国内で世紀に流通している製品と比べて、品質・有効性及び安全性が確認されていないため、保証はありません。
そのため期待する効果が得られなかったり、人体に有害な物質が含まれている可能性があります。

サプリメントや健康食品等でも、医薬品成分が含まれていて健康被害を引き起こす可能性もあります。外国製の医薬品を個人輸入入した場合、副作用被害救済措置の対象外になるので、業者の信頼性を比較サイトや口コミサイトで検討して、正規品が確実に購入できるサイトを利用してください。

個人輸入で外国製の製品を購入する場合は、このようなリスクを把握した上で、十分に注意しましょう！

個人輸入代行業者とは

個人輸入代行業者とは、個人輸入に係る手続きの代行を行う業者です。
注文・支払い・通関・配送などの手配を行ってくれます。

女性向けミノキシジルのまとめ

ここでは女性向けのミノキシジル外用薬を中心に説明していきました。多くのネット通販サイトや脱毛症治療専門のクリニックではミノキシジル内服薬を紹介しているところがありますが、本文にも記載した通り、ミノキシジル内服薬には副作用が強いことと、もっとも懸念すべき副作用に「全身多毛症」が確認されていることです。
毛髪を濃くしたいのに体毛が濃くなっては意味がありませんね。
melbyでは脱毛サロンやクリニックも紹介しているので、間違えてミノキシジル内服薬を飲んで体毛が濃くなってしまった場合はそちらも参考にしてください。