育毛剤を使うときに気になることの一つが「副作用」ではないでしょうか?安全に使うためには育毛剤の副作用について知ることが重要です。
そこで、今回は育毛剤の副作用について詳しく解説していくので参考にしてください。
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目次
育毛剤とは?
育毛剤には「医薬品」、「医薬部外品(薬用)」、そして「化粧品」という種類に分類することができ、それぞれ効果が異なります。
種別 | 効果 |
---|---|
医薬品 | 脱毛症の治療、発毛効果 |
医薬部外品(薬用) | 脱毛の予防効果、育毛(養毛)効果 |
化粧品 | 頭皮改善効果 |
種別については商品パッケージに記載されているので育毛剤選びのときには参考にしてください。ちなみにもっとも種類が多いのは医薬部外品(薬用)です。
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育毛剤の副作用
ここでは育毛剤の種類別副作用について解説していきます。
医薬品の副作用
医薬品は必ず副作用情報が開示されているので、医師または薬剤師の指示にしたがい正しく使用してください。
現在脱毛症治療に用いられているのはミノキシジル外用薬です。商品名では「リアップシリーズ(大正製薬)」、「リグロEX5(ロート製薬)」、「スカルプDメディカルミノキ5(ANGFA)」などが有名どころです。
ミノキシジルは本来高血圧症の治療用成分で、血管拡張作用が高く次のような副作用が報告されています。
- 頭皮のかゆみ、発赤
- 頭皮のかぶれ、部分的な熱感、フケ
- 頭痛、めまい、頭がぼーっとする
- 胸痛、動悸、息切れ
- 体重増加、手足のむくみ
使用中万が一強い体調不良を感じたら皮膚科やAGAクリニックなどの専門医、もしくは薬剤師に相談してください。
ミノキシジルの重篤な副作用
医薬品成分には必ず重篤な副作用の情報が開示されています。ミノキシジルの場合は
- ミノキシジルアレルギー(アナフィラキシーショック):全身浮腫、全身湿疹、意識混濁などの全身症状
- 全身多毛症(飲み薬の場合)
- 激しい胸痛、低血圧発作などの心臓症状
などです。ただし、これらは発症頻度不明(0.01%以下)なので過度の心配はしなくて大丈夫だと思います。
医薬部外品(薬用)の副作用
育毛剤に用いられている医薬部外品成分も血行促進作用や抗炎症効果が認められています。そのため体質や持病の治療に飲んでいる薬との組み合わせによって相互作用が起こる場合があります。
代表的なものは
- 頭皮のかゆみ、発赤
- 頭皮のかぶれ、部分的な熱感、フケ
- 頭痛、めまい、頭がぼーっとする
万が一こうした異常を感じた場合はかかりつけ医もしくは皮膚科に相談してください。
化粧品の副作用
化粧品には医療用成分や医薬部外品成分は配合されていないのですが、新成分と称して検証が不十分な成分が配合されることも多いので一応「湿疹・かゆみ」、「かぶれ」、「発赤」、「フケ」などの皮膚症状には注意をしておいた方がよいでしょう。
万が一これらの副作用のような症状を感じたら使用を中止して皮膚科に相談してください。
女性用育毛剤の副作用
女性用育毛剤でミノキシジルが配合されている代表がリアップジェンヌ(大正製薬)です。1%配合薬なので男性用の5%製剤に比べると副作用リスクは少ないですが、同様の副作用には注意が必要です。
妊婦がミノキシジルを使っても平気?
今の所妊婦さんがミノキシジル外用薬を使用した場合の安全性については確認されていません。なので、「使わない方が無難」ということになります。
その他の女性用育毛剤の副作用
医薬部外品や化粧品の女性用育毛剤にはホルモンバランスに働きかける成分が配合されているケースが多いです。(大豆イソフラボンやプラセンタエキスなど)
安全性については十分に配慮されて開発していますが、以下のような身体状態の女性は使用する前に婦人科などかかりつけの医師に相談した方が良いと思います。
- PMS(月経前症候群)患者
- 乳がん・乳がん術後の患者
- 女性器疾患(卵巣嚢腫、子宮頸がんなど)の既往がある患者
- 妊娠中またはその傾向がある人
- 慢性的な生理不順や不正出血がある人
- 更年期障害でホルモン補充療法やプラセンタ注射を受けている人
育毛剤の副作用は心臓に負担がかかるって本当?
育毛剤の重要な効果の一つが血行促進です。特に医療用成分のミノキシジルは血管を拡張する作用が強く、血流量が一気に増えるので一時的に心臓に負担がかかります。
心臓病や高血圧症などの持病があり、投薬治療を受けている人は必ず主治医に相談の上で育毛剤を導入するようにしてください。(これは医薬部外品の育毛剤でも同様です)
育毛剤の副作用に関するまとめ
育毛剤を使うときに副作用について不安を言い出せばきりがないのですが、脱毛は放置していると確実に進行していきます。
脱毛対策に育毛剤は不可欠なので、副作用や副作用に似た症状の発症頻度を正しく理解して適切に使用してください。
もし体調不調を感じたら我慢せずできるだけ早く医師か薬剤師に相談しましょう。
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