あなたは「育毛剤」と聞いて一番最初に思い浮かぶのはなんですか?歴史のある育毛剤は数多くありますが、中でもダントツな知名度を誇るのが「リアップ」ではないでしょうか?
リアップは数ある育毛剤の中でも「発毛効果」が認められている医薬品です。現在の育毛業界のトレンドでは「発毛」=医薬品、「育毛」=医薬部外品という住み分けが行われているのご存知ですか?
この「発毛力」を全面に打ち出し、発売以来長い歴史の中でパワーアップしてきたのがリアップなんですよ。
今回は実力と知名度No. 1の育毛剤「リアップ」の全貌に迫りたいと思います。
目次
育毛剤リアップの口コミ評価
リアップからは数多くの商品がリリースされていますが、フラッグシップモデルはリアップX5プラスです。
5%ミノキシジルのリアップX5に3つの育毛サポート成分をプラスした製品で、最強のリアップといっても良いでしょう。
女性向けには1%ミノキシジル製剤の「リアップジェンヌ」が発売されています。
そこでこのパートでは「リアップX5プラス」と「リアップジェンヌ」の口コミを紹介していきたいと思います。
リアップX5プラスの口コミ
かれこれ1か月使用していますが、鏡越しに見た感じ、なんだか髪が太くなったような気がします。ようやく効果のある育毛剤と出会えた気がして楽しくなりました。今後も使い続けます。
抜け毛防止の効果はよくわかりません。少なくなった気がする程度です。
しかし、発毛効果は大きいと思います。とくにつむじの頭皮がはっきりと見えていたところが1年程で髪の毛が倍くらいに増えています。
容器の使いにくさが難点ですが、出会えて良かったと思います。
それが先日免許証の更新に行った時びっくり。写真の毛髪量がまったく同じだったんです。一瞬なんで同じ写真を使うんだ?疑ったほどです。しかし、よく見ると前の免許証は眼鏡が古い(笑)。薄毛を実感していたので5年前と同じって凄いと思いました。今ではしっかりと朝と夜の2回使っています。
リアップジェンヌの口コミ
今年に入って対人ストレスと、久しぶりの会社復帰、そして子供がまだ小学生ということで生活が激変し、忙しさとストレスで体調を崩してしまい体重が減ってきた頃に大量脱毛が起こりました。
さらに追い打ちをかけるように生理不順も始まって、婦人科で調べてもらいましたがホルモンの数値は正常とのこと。あとは藁にもすがる思いで、リアップジェンヌを試してみたら、生え際が黒々として来て、気にならないようになりました。これは本当にうれしいです。
もちろん、食生活にも気を配り、タンパク質、野菜、大豆製品などを多く食べるようにしています。
私はアトピーがあり、皮膚炎が心配でしたが今の所問題なく使えてます。
育毛は継続が大事だとこれで認識し、薄毛専門クリニックに行きました。薄毛治療は保険証が効かない自由診療と言われ、概算を出してもらった結果、リアップジェンヌの方が安いと思い継続決定。第1類医薬品なので、ネットで注文するときは質問事項にチェックを入れなければならないのが手間ですが、それでもこの効果があれば継続したいです。
医薬品育毛剤リアップの効果とは?
リアップは1999年に発売された「医薬品」の育毛剤です。メーカーは大塚製薬で、日本初の医療用成分ミノキシジルを配合した育毛剤として発表されてから今日に至るまで日本の育毛剤業界を牽引する役割を果たしてきました。
現在でもAGA(男性型脱毛症)の治療ではプロペシアなどのAGA治療薬とリアップのようなミノキシジル治療薬の併用が最高ランクの推奨度Aを獲得しています。(日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版」から)
リアップは医薬品の中でも医療用医薬品(処方箋が必要な医薬品)次ぐカテゴリーの「第1類医薬品」に分類されています。
第1類医薬品とは薬剤師との対面販売(OTC)が原則です。ネット通販で購入するときも必ず薬剤師からの薬剤情報や副作用情報が添付され、問診表へのチェックが必要となりますので、必ず目を通すようにしてください。
また製品に添付されている使用上の注意書きをよく読み、正しく使うことを心がけます。特に現在服薬治療を受けている人は主治医に相談してからリアップを使うようにしてくださいね。
育毛剤リアップの副作用について
リアップは頭皮の血流を改善して毛根を強く丈夫にするための育毛剤です。主成分ミノキシジルには高い血流改善効果がある反面、副作用も報告されています。
リアップの副作用には大きく分けると「好転反応様症状」と「一般的な副作用」そして「重篤な副作用」に分類されます。
リアップの好転反応様副作用症状について
リアップの主成分ミノキシジルは本来高血圧症や前立腺肥大症の治療薬として開発された成分です。日本では保険診療の承認を得ていませんが、海外では前立腺肥大症治療薬としてミノキシジルの飲み薬が流通しています。
このようにミノキシジルには高い血管拡張作用があり、リアップも皮膚から吸収されて頭皮の毛細血管を拡張し、毛根への酸素と栄養素の運搬能力をアップするという作用があります。
しかし、この高い血管拡張作用にはリスクもあります。それが一気に頭部への血流が増すことによって起こる次の様な症状です。
- ホットフラッシュ、のぼせ感
- 頭が重い、ぼーっとする
- 頭痛
- 耳鳴り
- めまい
- 多汗
- 集中力の低下
- 紅潮(皮膚が赤くなる)
- 初期脱毛
などです。ただしいずれの場合も一時的なもので重症化することはありません。こうした症状はミノキシジルの血流改善によってもたらされるものなので、リアップが効いている証拠です。
したがって、日常生活に支障をきたさない程度なら我慢して使い続けた方が良いとされています。このように症状改善の前に起こる副作用のことを「好転反応様副作用」と言います。
リアップの一般的な副作用症状について
リアップは医薬品なので通常の副作用についても報告されています。リアップの使用で起こる一般的な副作用は上記の好転反応様症状の他にも
- 悪心(気分が悪くなること)
- 軽度の動悸・息切れ
- 不整脈
- 喉の渇き
- 発疹、かゆみ
などがあります。中でも最も多いのは「頭皮のかゆみ」です。
頭皮をひっかくと傷ができそこからばい菌が侵入して脂漏性皮膚炎を起こしさらなる脱毛の拡大に繋がってしまうので、強いかゆみを覚えた場合は皮膚科に相談してください。
リアップの重篤な副作用症状について
ミノキシジルに限らず、全ての医薬品成分には重篤な副作用が確認されています。発症頻度は0.001%以下とごく僅かですが、場合によっては深刻な事態を招くケースもあります。
最も怖いのがミノキシジルに対するアレルギーです。このような薬剤性アレルギーのことを「アナフィラキシーショック」または「薬剤性ショック」と言います。
アナフィラキシーショックには軽度のものから重症度の高いものまであり、高血圧治療薬に共通するのが
- 頻脈、不整脈、房室ブロックなどの循環器症状
- 便秘、下痢、腹部膨満感などの消化器症状
- 全身発赤、蕁麻疹などの皮膚症状
- 喉の渇き
- 拍動性頭痛(心臓の鼓動に合わせてズキンズキンと痛む片頭痛と同じ症状)
- 意識消失
- 心肺停止
- 意識低下
などです。ミノキシジルアレルギーの人はリアップのようなミノキシジル製剤は使用禁忌に指定されていますので、パッチテストを行ってから使用するようにしましょう。
リアップの使い方
リアップは製品によって使い方が異なりますが、基本的には朝晩の1日2回ミノキシジルを脱毛班(脱毛を起こしているところ)に塗布します。
リアップジェットと女性用のジェンヌは頭皮全体にミノキシジルが行き渡るように広範囲ノズルを使用していますが、それ以外の製品はピンポイントで脱毛しているところに薬液を塗るという仕様になっています。
またリアップには姉妹品として薬用シャンプーがリリースされているので、本格的な育毛ケアにはリアップと親和性の高いリアップシャンプーの併用をおすすめします。
育毛剤リアップ以外のミノキシジル製剤について
2010年までミノキシジルに関する特許を独占していたのが「大正製薬」です。しかし、2010年以降、主要な特許が期限切れになったのを受け、2018年8月から大正製薬以外のメーカーからもミノキシジル製剤が発売されました、
その先陣を切ったのがANGFAの「スカルプDメディカルミノキ5」です。
現在では
- リアップシリーズ:大正製薬
- スカルプDメディカルミノキ5:ANGFA
- リグロEX5:ロート製薬
- ミノグロウ:岩城製薬、大興製薬
- ミノゲイン:サンドラッグ、ノーエチ製薬
- ミノファイブ:小林薬品工業、大興製薬
- ミノアップ:東和薬品、リョートファイン
- Mr.NARUKEミノキシジル5:ジェネリック薬品、リョートファイン
- ミノキシジルローション5%「JG」:日本ジェネリック、シオノケミカル
とまさに群雄割拠の様相を呈しています。しかし、商品ラインナップの豊富さと知名度においてリアップが他社製品を大きくリードしています。
育毛剤リアップには女性用のジェンヌがランナップ!
2017年には女性の新しい脱毛症として「FAGA(女性型脱毛症)」が認定されました。FAGAの治療ガイドラインでもミノキシジル製剤の使用は最高ランクの推奨度Aになっています。
したがって女性もリアップを使った方が良い…という結論なのですが、ここで注意点が1つ!日本皮膚科学会が公表しているAGA/FAGAの治療ガイドラインでは女性の場合1%ミノキシジル製剤の使用が推奨されているということです。
男性向けのミノキシジル配合育毛剤は5%が主流で、これに関しては女性への安全性が確認されていないため、1%ミノキシジルに止めておくべきということになっています。
リアップには女性向けの1%ミノキシジル製剤「リアップジェンヌ」がリリースされているので、女性はこれを利用してください。
育毛剤リアップのまとめ
リアップは薬局やネットで購入できる「医薬品」の育毛剤です。特に主成分のミノキシジルは日本皮膚科学会でも壮年性脱毛症(AGA、FAGA、びまん性脱毛症)の治療で使用すべきとされている医療用成分です。
ミノキシジルを3年以上使用した場合の脱毛症の改善効果は70%以上であることが報告されているので「生える力(発毛力)」のある育毛剤であると言えるでしょう。
頭皮の状態にもよりますが、男性は5%ミノキシジル配合に3つの育毛サポート成分を配合したリアップX5プラス、女性には女性専用のリアップジェンヌの使用をおすすめします。
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