美容関係に就くなら専門学校に行かないとダメ?費用はどのくらい?

「美容師やネイリストになるためには、専門学校に行かないとダメ?」
「メイクアップアーティストになるにはいくらかかるの?」

将来、美容関係に就職をしたいと考えている方に向けて、専門学校に行くべきかどうかの質問にお答えします。
また、実際に行くならどのくらいの費用がかかるかもまとめました。さらに、専門学校に行くならどこがよいか、どのような視点で選べばいいかもご紹介します。

結論を言えば、「専門学校に行かないとなれない職業がある」「専門学校は行った方がいい」が答えです。

毎年1万5千人以上も人々が美容の専門学校に入学しています。
もちろん、中退者も少なくなく、卒業後美容師になっても1年で半数は辞めてしまうという厳しい美容業界。専門学校に入学する前に、よく吟味が必要です。

美容関係に就職するなら専門学校に行かないとダメ?

めざす仕事によって異なります。それぞれについてご紹介しましょう。

美容師、ヘアスタイリスト、ヘアメイクアーティストのため専門学校が必要?

「美容師」または美容行為を行う「ヘアスタイリスト」として働くためには、国家資格の美容師免許が必要です。
美容師免許を取得するためには、受験資格に「美容師養成施設を卒業していること」と定められているため、必ず美容師養成施設に通わなくてはいけません。
美容師養成施設とは、つまり美容の専門学校です。通常、2年間、通信過程であれば3年間の通学期間が必要です。専門学校で所定の科目を修了した後に美容師国家試験に合格し、美容師の資格が取得できます。

ヘアメイクアーティスト(ヘアメイクアップアーティスト)になるには、資格はいりませんが、メイクだけでなくヘアも担当することが多いので、美容師免許を持っていた方が技術面でも就職面においても有利です。

ネイリストになるには専門学校が必要?

ネイリストになるには、国家資格が定められておらず、専門学校に必ず行かなければならないわけではありません。

ネイリストになるには、ネイリスト検定を受けて資格を取得してなる方法と、実際にネイルサロンに就職してから技術を学ぶ方法があります。なかには、いきなり自分で独立・開業を始める方もいます。

ネイリストの主な資格は、「ネイリスト技能検定試験」と「ジェルネイル技能検定試験」があり、就職においては就業条件としてJNECの「ネイリスト技能検定試験」の有資格者を指定しているところが多いようです。

通信講座を利用して独学で取得する方法もありますが、1級を取得するには、専門学校に通学する方が近道です。

エステティシャン、ビューティーセラピスト等になるには専門学校が必要?

こちらも資格が必要ではありません。ただし、就職時や就職後の待遇面を考えると、専門学校に通い一定の知識と技術を身につけた方が有利といえます。
エステティシャンには資格が必要ないとはいえ、施術の際には人間の肌に直接触れるため、確かな技術と知識が求められます。エステティックサロンを提携している学校に通えば、そのまま系列サロンに就職という道もあります。

美容系の専門学校では何を学ぶの?卒業後、どんな仕事に就けるの?

専門学校のそれぞれの学科についてご紹介しましょう。

美容学科

昼間・夜間ともに2年次のコースが通常です。1年次では、美容師に必要な基礎技術(シャンプー、カット、パーマ)のほか、メイク、ネイルまでを総合的に学びます。2年次は基礎技術をもとに実習にて実践力をつけます。

卒業後は、美容師やビューティーアドバイザー、ヘアメイクアーティストのほか、ヘアカラーリスト等、各学校のコースに合わせ多種に渡ります。

メイク・ネイル学科

メイクの基礎や実践的な技術を身につけたり、ネイルケアからジェルネイルまで幅広くネイルの技術を取得したりします。学校によっては実習時に実際にお店や提携サロンにてお客様を担当して実践的に学べる場もあります。

卒業後は、ネイリスト、メイクアップアーティストのほか、まつ毛エクステスタッフ、特殊メイクアーティスト、着付け、ブライダルスタイリスト等のお仕事をしている方がいます。

エステティシャン(ビューティーセラピスト)科

フェイシャルやボディ、アロマ等を幅広く学び、見た目の美しさだけでなく、内側からの美しさ、健やかさにも導く知識や技術を習得できます。
資格は、認定エステティシャン等が取得でき、接客も学ぶことができます。エステティックサロン等に就職している方が大半のようです。

美容系の専門学校はいくらかかる?費用はどのくらい?

では、美容系の専門学校の具体的な費用をご紹介しましょう。

美容系の専門学校の費用は?

1年間で100万~150万円、2年間だと200万~270万円程度が相場のようです。安いと170万円程度の学校から高いと300万近くの学校もあります。
夜間だとやや安くなります。夜間コースになると、大学生や社会人の方も多く学んでいるようです。ひとり暮らしの方なら昼間はバイト等の仕事をして夜間コースで通学すると経済的に負担が少ないでしょう。

美容系の専門学校の通信課程での費用は?

1年間で20万~30万、3年間で50万~70万円程度とぐんと安くなります。サロンや美容室でアシスタントとして働きながら、通信課程で学び資格をとる方法だと、費用の負担は最小限で済みますね。通学できない遠方に住む方、地方に住む方にとっても有益です。

美容系の専門学校は学費だけが費用ではない

教材費や器材費などが学費に含まれていないケースがあるので気をつけましょう。

また、外国に研修に行くこともカリキュラムとして含まれていたり、遠方のコンクールやコンテスト出場も必須であったりする場合もあります。
各学校のパンフレットで確認するほか、オープンキャンパスや資料請求等で、詳細を把握する必要があります。

主な美容系の専門学校のご紹介

美容系の専門学校は、日本でざっと300校以上あります。どこからどう選べばいいかわからない……。そんな方に向けて、いくつかの学校をピックアップしたのでご覧ください。

全国 総合学園 ヒューマンアカデミー

誰もが知っている最大手の専門学校、ヒューマンアカデミー。全国に校舎があるのも魅力。株式会社が運営する学校なので、有名企業やブランドでの仕事を体験できるインターンシップ制度や、世界で活躍するトップアーティストの講義、海外研修等、美容業界ならではの華やかな現場を覗ける学校です。
美容系コースは、メイクコースとネイリストコースがあります。JMAメイクアップ技術検定1級をめざすコースがあったり、自宅でネイルサロン開業からネイリスト技能検定試験取得があったりと、様々なニーズに対応しています。
口コミ
https://makeupschool-ranking.com/ranking/human.html

東京 日本美容専門学校

所在地は高田馬場、美容師の育成が主で、夜間の学科や通信制学科もあります。
この学校は都心にあり好立地、美容師の国家試験合格率が高く、実習が充実しているところが特長です。実習の充実は専門学校選びでは大事なポイント。机上での学習だけでなく、いかに技術を手につけるかが将来活躍するための一番の勝負どころとなります。日本美容専門学校はサロンをもっているので、インターンのように現場に立ち実践することができる学校です。外部でのコンテスト入賞実績も高いようです。
口コミ
https://www.minkou.jp/vcollege/school/review/21631/go=1/?utm_expid=.C0ZG-bAQRHuf1tAAzslqMg.1&utm_referrer=https%3A%2F%2Fsearch.yahoo.co.jp%2F

東京 山野美容専門学校

所在地は代々木、美容関係のいずれのコースもある、知名度抜群の学校です。
この学校の特長は、「美容のプロ」をテーマに、「ヘアカット」「メイク」「ヘアアレンジ」「ネイル」「ヘアカラー」の5分野の基礎を全て学びます。その後、選択したコースを専門的に学ぶという、総合的に美を学べる学校です。もちろん、サロンとの提携もあるほか、実習室も充実しており、フォトスタジオやホールまで、豪華な設備で学習できます。27階建の建物で学べ、天気がよい時には都心の景色を眺望できる好立地も魅力。
口コミ
https://www.minkou.jp/vcollege/school/21758/go=1/?utm_expid=.coOGVseuR3-lhdWLCRfUjA.1&utm_referrer=https%3A%2F%2Fsearch.yahoo.co.jp%2F

東京 東京ビューティーアート専門学校

所在地は本郷三丁目(または御茶ノ水)、美容科、ヘアメイク科、エステティック科、トータルビューティー科等、豊富なコースがあります。資格取得、就職支援も厚く、サポート体制が充実。CIDESCOインターナショナルエステティシャンの資格取得率はなんと100%。さらに、少人数のクラス担任制をとり入れているので、確実に技術を身につけられ、担任の先生に相談しやすい環境が魅力。
口コミ
https://www.minkou.jp/vcollege/school/review/21651/gk=25726/go=1/?utm_expid=.C0ZG-bAQRHuf1tAAzslqMg.1&utm_referrer=https%3A%2F%2Fsearch.yahoo.co.jp%2F

東京 国際文化理容美容専門学校

所在地は渋谷と国分寺、60年という長い歴史の学校という点が安心。また、礼儀作法を学ぶ授業、東洋医学や栄養学、英会話などの授業まであります。学校が提携しているサロンでアシスタント業務を体験する等、実習でのバックアップ体制も協力。3年間の通信教育課程もあり、レポート提出にて細かい指導のほか、スクーリング、実習にて資格取得のための必要な知識と技能を身につけられ、評判が高いようです。
口コミ
https://www.minkou.jp/vcollege/school/review/21852/go=1/?utm_expid=.C0ZG-bAQRHuf1tAAzslqMg.1&utm_referrer=https%3A%2F%2Fwww.minkou.jp%2Fvcollege%2Fschool%2F21852%2Fgo%3D1%2F

大阪 グラムール美容専門学校

所在地は難波。ヘアデザイン科、ブライダル科、メイク科、エステ科、ネイル科と5つの学科から選択し、300時間の授業をさらに選択できます。校内でのイベント、ショー、コンテストが豊富で、年間を通じ多数の晴れ舞台にて力と技、創造性を競い合えます。国内外の研修も希望者が参加できる制度もあり、主体的に学ぶことができる学校です。一見華やかに見えますが、学内テストの学科はレベルが高く、再テストは1教科につき千円かかるというシビアな面も。
口コミ
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大阪 国際文化理容美容専門学校

所在地は大阪の玉造。100年の歴史がある学校。昼間のコースと通信課程コースのほか、高校併学コースもあり高校卒業も同時に取得できるコースがあるところが特長。ヘア・ネイル・メイク・エステ・着付等、美にかかわる分野全てを総合的に学び、その中から興味があり得意な分野を専門として選ぶことができます。美容師国家資格合格率も高く、2016年度100%、2017年度96%と高い実績を誇ります。女子寮の充実ぶりも人気のひとつ。
口コミ
http://www.tsuushinsei-plaza.com/school/oosakabiyousennmonngakkou/

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