エステティシャンの資格について!資格なしでもできる?おすすめの資格も紹介

みなさん、エステ業界にはいくつか資格があるのはご存知でしょうか?今回はそんな資格について詳しく解説していきます。

エステティシャンとは?

人々の肌や身体など外見の悩みを解決し、見た目をより美しくする職業です。エステティシャンは全身の「美」を追求し、お客様の肌や身体、心の特徴や状態を把握した上で特別な手技や用具を用いて相手に心地よさや安らぎ、満足感を与えていきます。

資格なしでもできる?

今のところ日本ではエステティシャンになるために必要な『国家資格』はありません。一方、フランスではエステティシャンはれっきとした専門職業のひとつで、なるためには『国家資格の取得』が必須です。それは日本に比べてエステの歴史が長いことも関係しているそうで日本ではエステの歴史は浅く、法律的な規制も進んでいません。そのためエステティシャンを名乗るための国家制度は存在しません。

ですが、資格がなくてもエステティシャンとして働いたり、資格を持たないまま開業をしても問題はありません!

種類は何種類?

国家資格がないものの国内には団体が認定している関連資格が約20種類存在するといわれています。その中でも代表的な3つを詳しく解説していきます。

AEA認定エステティシャン(日本エステティック業協会)

日本エステティック業協会は1987年に創設された民間資格の認定団体です。エステ産業を健全に発展させ、質の高いエステティシャンの養成を目指しています。略称を「AEA」と呼びます。

安全でレベルが高いサービスを提供できるサロンを作るには、質の高いエステティシャンを育成することが大切です。日本エステティック業協会では優れた技術を持つエステティシャンを養成するために、以下の3つのレベルの資格制度を認定しています。

  • AEA認定エステティシャン
  • AEA上級認定エステティシャン
  • AEA認定インターナショナルエステティシャン

AJESTHE認定エステティシャン(日本エステティック協会)

日本エステティック協会は、1972年6月に健全なエステティックの普及をさせるために誕生。日本エステティック協会は10万人以上のエステティシャンを輩出しており、日本でのエステティシャンの地位向上に強く寄与している団体です。日本エステティック協会は業界の健全な発展を目指し、会員が持つ知識や技術の質の向上に貢献しています。

日本エステティック協会の試験に合格し「認定エステティシャン」になった方は、協会に登録することができます。合格後、協会に登録しなければ資格が有効とならない場合があるので注意が必要です。認定を受けた者の多くはエステサロンでの就職を希望しますが、高齢者施設や医療施設など、関連業務で学んだ技術を役立てる会員も増えています。

日本エステティック協会では、以下のような資格を認定しています。これらの認定を受けるためには日本エステティック協会の正会員への登録が必要です。中には実務経験が必要なものもあるため、学生時には取得することが難しい場合があります。

  • 認定トータルエステティックアドバイザー
  • 認定上級エステティシャン
  • 認定エステティシャン
  • 認定フェイシャルエステティシャン
  • 認定ボディエステティシャン
  • 認定衛生管理者
  • CODES-JAPON認定ソシオエステティシャン
日本エステティック協会が認定する資格は更新手続きを行わなかったときに失効する場合があるので気をつけなければなりません。

CIDESCOインターナショナルエステティシャン(CIDESCO-NIPPON)

CIDESCO(シデスコ)は、エステティックの教育機関として世界的に認められた国際団体で1946年にベルギーで設立され、70年にわたる歴史を誇ります。高度なエステ技術や最適な施術を判断できる知識はもちろん、お客様の生活習慣のアドバイスまで行う総合的かつ高品質なエステティックサービスの提供を目指しています。

CIDESCOインターナショナルエステティシャンを取得すると国際的に高い水準のエステ技術・知識を持っている証明になるため、エステティシャンとして世界に羽ばたくことも可能です。

ただ、世界水準レベルの知識や技術が求められるだけあって国内資格のAJESTHE認定エステティシャンとAEA認定エステティシャンよりも難易度が高いです。取得条件も1200時間以上のカリキュラム受講や実務経験3年以上と厳しく、試験項目も多いので初心者の方実務を3年以上経験してさらなるキャリアアップを目指す方や、将来海外で活躍したいという方にもおすすめです。

  • Beauty Therapy Diploma
  • Aroma Therapy Diploma
  • Spa Therapy Diploma

エステ関連のおすすめ資格

サロンに入社して研修や実務で経験を積めば誰でも活躍できるお仕事ですが、資格を持っているとエステ技術を証明できお客様に安心感を与えられます。また就職・転職にも有利なためプロのエステティシャンとしてキャリアアップもしやすくなり、資格手当がつくエステサロンもあります!

大手各協会のエステティシャンの資格

・AEA認定エステティシャン(日本エステティック業協会)
・AJESTHE認定エステティシャン(日本エステティック協会)
・CIDESCOインターナショナルエステティシャン(CIDESCO-NIPPON)

リフレクソロジー

・リフレクソロジスト資格(一般財団法人 日本能力開発推進協会)

リンパドレナージュ

・リンパケアセラピスト(一般財団法人 日本能力開発推進協会)

アロマ

・アロマテラピー検定(公益社団法人日本アロマ環境協会)

受験料はどれくらい?

資格試験の受験料はそれぞれいくらぐらいなのかを解説していきます。

日本エステティック業協会

「AEA上級認定エステティシャン」・・・
筆記試験は13,000円(認定校・正会員・準会員:10,000円)
実技試験は一般・準会員16,000円(認定校・正会員:13,000円)※全て税抜

日本エステティック協会

「認定エステティシャン」・・・ 10,368円(税込)
「認定上級エステティシャン」・・・筆記試験:10,800円(税込)、実技試験:21,600円(税込)

CIDESCO-NIPPON

「ビューティー・セラピー・ディプロマ」・・・
受験料は一次試験が10,300円、本試験が61,700円。
さらに合格登録料として51,400円が必要になるほか、40時間の事前講習の受講料が97,200円となっています。※全て税込

注意
団体の中にも何種類か資格があり、種別に料金や受験対象者が異なりますので詳しくはそれぞれの公式サイトをご確認ください。

取り方

先ほどもお伝えしたように団体によって受験対象者が異なります。どのような方法があるのかご紹介していきます。

専門学校に通う

エステティシャンの資格を取るためには一般的にその資格が取れる認定校を選び専門学校またはスクールで学ぶ必要があります。認定校でなければカリキュラム内で取得できないので入学前にしっかり確認しておく必要があります。

通信教育で取得する

最近では全日制にも負けない充実のカリキュラムを用意している通信スクールも増えてきて、半年〜1年という短期間で資格取得を目指せる講座もあります。通信講座ではテキストやDVDを自宅で見ながら自分の時間で勉強ができるのがメリットです。

実務経験

専門学校や通信教育を受けなくても実務経験が○○年以上と条件付きで受けられる資格もあります。

働きながら取れる?

働きながらでもエステティシャンの資格を取ることは可能です。時間の都合をつけやすい通信講座や専門学校の通信課程でDVDやテキストなどの教材を使って勉強すれば一般的には半年〜1年ほどで取得でき、学費も必要なものをすべて合わせて50万円以内に収まる場合がほとんどです。全日制の専門学校に比べるとかなりリーズナブルです。

男性も取れるエステの資格はある?

資格に必要なカリキュラムを受講していれば誰でも資格を取得でき、男性でもエステティシャンを目指せます。

中卒でも取得できる?

中卒でも資格に必要なカリキュラムを受講できる専門学校や通信教育を卒業、またはエステサロンに就職し実務経験があれば取得できるといえますが、今のところ難しそうです。

まとめ

エステティシャンになるための資格は必須ではありませんが、取得しておくとさまざまなメリットがあるといえますね!

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