酢酸トコフェロールとは？育毛効果のある成分について解説

医薬部外品の育毛剤でよく見かける成分が酢酸トコフェロールやトコフェロール塩酸塩です。これはどちらも同じ物質です。
酢酸トコフェロール、センブリエキス、グリチルリチン酸ジカリウム（2K）は医薬部外品育毛剤の3大成分といわれているので、どのような働きをするのかなどを詳しく解説していきます。

酢酸トコフェロールとは？

酢酸トコフェロールは厚生労働省が医薬部外品に指定している成分です。育毛剤以外にも化粧品や歯磨きペーストなどにも広く使われている身近な成分です。
「トコフェロール」というと耳馴染みがありませんが、ビタミンEといえば一度は聞いたことがあるのではないでしょうか？
ビタミンEは黄色〜黄褐色をした物質で、水にはほとんど解けず、油やアルコールに溶ける物質です。
このトコフェロールを酢酸エステルに反応させた合成ビタミンEが酢酸トコフェロールという物質です。
抗酸化作用が高く、美肌効果や肌荒れ防止、皮膚を柔らかくするなどの働きがあります。
脱毛は頭皮トラブルの一種なので、酢酸トコフェロールを育毛剤に配合することで頭皮環境を整え、ヘアサイクルを正常に近づけます。
ただし、酢酸トコフェロール自体に育毛作用があるわけではありません。脱毛を引き起こす頭皮の劣化を予防・改善するための成分です。

医薬部外品成分について

医薬部外品と薬用は同じ意味で使われます。治療を目的とした薬（医薬品）とは異なり、主として予防を目的として使う日用品の成分です。

効果

酢酸トコフェロールには次のような効果が確認されています。

副作用リスク・安全性について

医薬部外品成分は医療用成分に比べると副作用リスクが少ないといわれています。ただし、肌質や体質によってはアレルギー反応を起こす可能性があるので、酢酸トコフェロールを配合した育毛剤を使用していて、異常を感じた場合は使用を中止して医師または薬剤師に相談してください。
肌の表面に作用する成分なのでかゆみやフケの増加、赤みなど皮膚科領域の副作用が起こる可能性があります。
ただし、医薬部外品製品には他にも有効成分や植物由来成分などが複数配合されているので、発生した副作用や体調不良が必ずしも酢酸トコフェロール由来とは限りません。

酢酸トコフェロール配合の育毛剤おすすめ3選

酢酸トコフェロールを配合している育毛剤は世の中にたくさん出回っていますが、中でもmelbyがオススメの育毛剤を3種類ご紹介します。

リアップX5プラス

リアップシリーズは日本で唯一発毛効果が認められている医薬品成分ミノキシジルを配合した育毛剤です。
したがって、リアップは医薬部外品ではなく、医薬品ということになるのですが、リアップシリーズの中で「プラス」が付く製品にはミノキシジルに薬用育毛成分が追加配合されています。
リアップX5プラスはミノキシジルの配合量が国内最大の5%に加え、酢酸トコフェロール、ピリドキシン塩酸塩、l-メントールという育毛サポート成分が配合されているフラッグシップモデルです。
市販薬なので、市中のドラッグストアでも購入できるというのがメリットですね。
成分表にはトコフェロール酢酸エステルと表示されていますが、同じ成分です。

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イクオスEXプラス

イクオスEXプラスは独自成分のAlgus（アルガス）-3＋医薬部外品成分5種類（もちろん酢酸トコフェロールを含んでいます）など業界最多の124種類もの有効成分を配合した、最強の医薬部外品育毛剤です。

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イクオスEXプラスは楽天での公式ショップの取り扱いがありませんでした。

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マイナチュレ

マイナチュレは女性の薄毛に着目した医薬部外品の育毛剤です。パッケージも女性を意識したデザインで嫌な匂いなどもなく、非常に使いやすいと思います。

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酢酸トコフェロールのまとめ

酢酸トコフェロールは医薬部外品成分で多くの育毛剤や化粧品に使われています。
美容と健康に良いビタミンEをアルコールに溶かした液状成分です。
抗酸化力が高く、皮膚の表面を柔らかくして、他の有効成分の浸透を助け、酢酸トコフェロール自身にも整肌作用があります。
よく見かける成分で体にはほとんど無害なので、覚えておきたい成分です。