ミノキシジル関連のシャンプー情報まとめ

脱毛治療イメージ

脱毛の悩みが年々増加するにつれ、発毛効果が認められている脱毛症治療成分「ミノキシジル」の知名度がウナギのぼりですが、一体ミノキシジルとはどのような成分なのでしょう?
昨今は育毛シャンプーも人気のカテゴリーなので、もしかしたらミノキシジルを配合したシャンプーが存在する?などなど…。今回はミノキシジル関連のシャンプー情報をまとめてお届けします。

ミノキシジルとは?

ミノキシジルは厚生労働省が認めた発毛効果を持つ壮年性脱毛症の治療のための医療用成分です。日本皮膚科学会が策定している最新の男性型および女性型脱毛症治療ガイドライン(2017年度版)では、ミノキシジル外用薬(塗り薬)の使用は「行うことを強く勧める」という推奨度Aランクを獲得しています。
AGA(男性型脱毛症)では5%ミノキシジル、FAGA(女性型脱毛症)では1%ミノキシジルが使われますが、AGAに対する5%ミノキシジル外用薬の治療効果は90%以上にのぼることがわかっています。

ミノキシジル配合のシャンプーについて

医療用に指定された成分を配合しているのは医薬品(治療薬)なので、通常はシャンプーのような日用品に配合されることはありません。
育毛シャンプーというカテゴリーには育毛に有用とされている薬用成分(医療用成分とは異なります)やそれ以外の天然由来の成分が配合されています。
薬用シャンプーや医薬部外品シャンプーに医療用成分が配合されることはありませんが、ミノキシジル育毛剤を使うときには頭皮を清潔にしておいたほうが浸透率が高まるので、薬用シャンプーや育毛シャンプーを使うことは育毛ケアにとって有益であると思います。

ミノキシジルを市販のシャンプーに混ぜるのはアリ?

医療用成分を二次的に使用することは「調剤」といって薬剤師の資格が必要です。ミノキシジル育毛剤を買ってきて、適当にシャンプーに混入することはやめてください。
リアップやリグロEX5などのミノキシジル育毛剤は頭皮が乾いた状態で1日2回、1回1mlというように用法・用量が決められています。また、ミノキシジルは水や油に溶けにくい成分なのでシャンプーに混ぜてもあまり意味はありません。
そしてミノキシジルは効果が高い反面、副作用が出やすい薬なので取り扱いは慎重に行いましょう。
したがってミノキシジルを市販のシャンプーに混ぜるのはNGです。

海外にはミノキシジルシャンプーはあるの?

ネットで個人輸入代行業者を利用すれば日本では未承認の医薬品やサプリメントなどが購入できます。ただし、現在信頼性の高い個人輸入代行業者が取り扱っている海外製の商品はアメリカやヨーロッパ、インド製が大半です。
これらの国ではミノキシジルが医療用成分という指定を受けているので、ミノキシジルを配合したシャンプーを取り扱っている業者はほとんどないと思います。またあったとしても、信頼性に欠けるので利用しないほうが賢明でしょう。

ミノキシジル外用薬メーカーから出ている薬用シャンプー

ミノキシジル外用薬を出しているメーカーでメジャーなところといえば、大正製薬(リアップ)、ロート製薬(リグロEX5)、ANGFA(スカルプDメディカルミノキ5)です。
こうしたメーカーは同時に育毛シャンプーや薬用シャンプーも取り扱っているので、それを紹介しましょう。

製品名料金メーカー
リアップエナジー 薬用スカルプシャンプー2,685円大正製薬
リグロシャンプー1,540円ロート製薬
スカルプD薬用スカルプシャンプー3,973円ANGFA

(料金はメーカー公式通販サイトに表記されているものを参考にしています)
いずれも薬用シャンプーでミノキシジルは配合されていません。また、ミノキシジルの作用はどのメーカーも大きな差異はないので、値段的にはリグロとセットで使うことを前提に開発されたリグロシャンプーが値段的にもお手ごろでおすすめです。

ミノキシジル関連のシャンプー情報に関するまとめ

今やAGAやFAGAの治療薬といえばミノキシジルというぐらい、ミノキシジルは身近な存在になった成分だと思います。ミノキシジルという言葉を知らなくてもリアップやミノキ兄弟(スカルプDメディカルミノキ5のキャラクター)を1度はCM等で見たことがあるのではないでしょうか?
しかし、ミノキシジルは医療用成分なので、日用品のシャンプーには配合されることはありません。ミノキシジル育毛剤は頭皮が乾いた状態で使用するものなので洗髪中に使うのは意味がなく、用法的にも間違っているのでかってに混ぜたりしないでください。

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