ラボモ(LABOMO)の成分について【発毛剤篇】

日本人の30%以上の人を襲うのが壮年性脱毛症…。中でも特にAGA(男性型脱毛症)は50代から急激に発症数が増加します。
現在日本で唯一発毛効果が認められている成分が「ミノキシジル」なのですが、アートネーチャーからも2019年に満を持してミノキシジル外用薬が発売されました。
それが、ラボモ(LABOMO)ヘアグロウミノキシ5です。今回はこの気になる発毛剤の成分について調べてみました。

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ラボモの発毛剤ヘアグロウミノキシ5とは?

ラボモというのはアートネーチャーが展開するホームヘアケアブランドです。半世紀以上頭皮のことを研究してきた実績と信頼の結集がラボモシリーズです。
「ヘアグロウミノキシ5」はラボモシリーズのフラッグシップ的な存在!シリーズ中唯一の医薬品で、発毛効果が確認されている「ミノキシジル」を5%配合しています(国内最大量)。

ミノキシジルの効果

ミノキシジルは本来高血圧症の治療用に開発された成分で、高い血管拡張作用を持っています。脱毛症というのは頭皮付近の毛細血管が萎縮して、毛根に栄養と酸素が十分に運ばれなくなると起こります。
ヘアグロウミノキシ5はミノキシジルの高い血管拡張効果によって、脱毛部位への血流を促進し、発毛を促していきます。
現在日本では唯一発毛効果が認められている成分がミノキシジルです。
5%ミノキシジルを52週間に渡りAGA患者に連続投与した臨床結果

効果判定割合概要
軽度改善約20.0%発毛は確認できるが、まだ頭皮が透けて見える程度の改善
中等度改善約66.7%発毛を目視可能。ただ、周囲の健康な毛髪と比べるとまだ細い状態
著明改善約11.1%周囲の健康な毛髪と見分けがつかないレベルまでの高度な改善
悪化約2.2%脱毛が促進または完全脱毛に近い状態担ってしまった例

副作用や体質で悪化してしまった例も2.2%ありますが、改善が見られたのは90%を超えています。著明改善も11%を超えているので5%ミノキシジルは非常に優れた治療薬であると言えます。

薬用育毛剤との違い

ラボモシリーズには薬用育毛剤「スカルプローション」も同時に展開されていますが、ヘアグロウミノキシ5との違いはどこにあるのでしょう?
最大の違いはヘアグロウミノキシ5は医薬品で、ラボモ・スカルプローションは薬用(医薬部外品)という点です。
医薬品(薬)は特定の病気の治療に用いますが、薬用品は予防を目的としています。ラボモの公式サイトにもヘアグロウミノキシ5と他の育毛剤の併用は控えるように記載されているので、ミノキシジルを配合したヘアグロウミノキシ5である程度脱毛症が改善したら、以後は薬用育毛剤でケアをするのが適切な使用方法でしょう。
成分的にもミノキシ5にはミノキシジル以外には副剤(精製水やエタノールなど)が配合されているだけですが、薬用育毛剤には薬用成分+育毛に効果のある有効成分が複数配合されているので、育毛や養毛という観点ならば薬用育毛剤の方が適していると思われます。
それに、医薬品に比べると薬用品の方が副作用がマイルドという点もメリットですね。

副作用について

医薬品には必ず副作用リスクがついて回ります。日本国内のエビデンスでは5%ミノキシジル外用薬を使用した場合、およそ8.8%の割合で「頭皮のかゆみやかぶれ」が起こると報告されています。
またもともとミノキシジルに過敏症(アレルギー)がある人は、アナフィラキシーショックと言われる重篤な全身症状を起こす危険性があるので、使用することができません。アナフィラキシーショックの症状としては蕁麻疹、全身浮腫、頭痛、めまい、低血圧、動悸などがあります。
使用していて何か異常を感じたら副作用の可能性が高いので、皮膚科に相談してください。

ラボモ発毛剤の成分についてのまとめ

ラボモの発毛剤「ヘアグロウミノキシ5」の主成分は5%ミノキシジルです。ミノキシジルは濃度が濃くなるほど作用と副作用が強まる傾向があります。
女性と未成年には5%ミノキシジルの安全性が確認されていないため、この薬は使用することができません。
また、購入するときは薬剤師から薬に対する説明をきちんと受けた上で購入する決まりになっています。ラボモシリーズはネット通販で購入するケースが多いと思いますので、その時はサイトのルールにしたがって購入してください。

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