ラボモヘアグロウミノキシ5で頭痛がする?その他の異常についても徹底調査!

脱毛治療イメージ

ラボモヘアグロウミノキシ5は厚生労働省が承認している壮年性脱毛症治療用の外用薬です。主成分はミノキシジルで日本では最大量の5%配合されています。
ミノキシジルは脱毛症の標準治療で用いられる成分ですが、副作用の1つに頭痛があります。
今回はヘアグロウミノキシ5が脱毛症にどのように効果を発揮するのか?また、頭痛やそれ以外の副作用についても詳しく解説してきたいと思います。

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ラボモヘアグロウミノキシ5について

ラボモヘアグロウミノキシ5はミノキシジルを主成分とした発毛剤です。2018年の10月に日本国内のミノキシジルに関する医薬品特許が切れた関係で開発された後発の壮年性脱毛症の治療薬で、一般的なドラッグストアでも購入することができます。
現在日本皮膚科学会が策定している壮年性脱毛症治療のガイドラインではミノキシジル外用薬の使用が標準治療です。

壮年性脱毛症とは?

壮年性脱毛症は男性と女性とでは症状が異なります。男性の場合はAGA、女性はFAGAと呼ばれてます。
しかし、AGAとFAGAは共通点も多く、日本の成人のおよそ50%が発症すると言われています。

AGAとFAGAの相違点

AGAとFAGAの相違点は「原因」と「発症パターン」です。
AGAはM字タイプやO字タイプのように部分的に発症して、症状が進行すると完全脱毛を起こします。
発症のメカニズムはテストステロンという男性ホルモンが5α-リダクターゼという酵素によってジヒデロテストステロンという別の男性ホルモンに変異することです。
一方のFAGAは閉経や加齢などの影響で女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が減ることで起こるとされています。
FAGAの発症の仕方は頭頂部から脱毛が始まり、次第に頭部全体に広がっていく「びまん型」ですが、AGAのように完全脱毛を起こすことはごく稀です。

AGAとFAGAの共通点

逆にAGAとFAGAは類似性もあるので、まとめて壮年性脱毛症と呼ばれることがあります。
その類似性というのは次の通りです。

  • 年齢が高くなるほど発症率が上がる
  • 性ホルモンのバランスが乱れると起こりやすい
  • 生活習慣の乱れも要因の1つ
  • 頭皮の血流障害が原因の1つ
  • 進行性(放置していると症状がどんどん進行する)
ということです。特にFAGA(女性型脱毛症)は更年期障害の症状の一つに「脱毛」があることからも、性ホルモンや自律神経の乱れが起こると発生しやすいということがわかります。

標準治療について

標準治療というのはその病気や怪我に対して各医学学会が策定したガイドラインに沿った治療法のことを言います。
壮年性脱毛症の場合は

  • AGA(男性):AGA治療内服薬+5%ミノキシジル外用薬の併用
  • FAGA(女性):1%ミノキシジル外用薬

が標準治療となります。
標準治療以外の治療法は「代替医療」と言われる方法です(ミノキシジル内服やメソ療法など)。
なお、ヘアグロウミノキシ5は5%ミノキシジル外用薬なので適用は男性のみです。

効果

ミノキシジルは日本で唯一発毛効果が確認されている医療用成分です。しかし、もともとは高血圧症の治療用成分として開発されました。
このため、発毛効果以外に血圧を下げる効果があります。

副作用

ミノキシジルには以下のような副作用が確認されています。

  • 頭皮のかぶれ、かゆみ
  • 頭痛、めまい

これ以外にもごく稀にミノキシジルにアレルギーを示す体質の方はアナフィラキシーショックとして深刻な全身症状(全身浮腫、呼吸不全、胸痛、全身蕁麻疹、悪心嘔吐など)を起こす危険性もあります。

ミノキシジルと頭痛の関係性

ミノキシジルは副作用が出やすい成分です。また濃度や投与量が増えても副作用がでやすくなるので、必ず決められた用量・用法を守ってください。
ミノキシジルはダイレクトに毛細血管に作用し、血流量を急激に上げるため、片頭痛を持っている人は発作が起こりやすくなります。
逆に緊張型頭痛の方は症状が起こりにくくなると言えるでしょう。

頭痛の種類

緊張型頭痛は慢性型頭痛の60%以上を占め、片頭痛は女性のおよそ40%が抱えていると言われています。
群発型頭痛は男性に多いのですが、慢性型頭痛の1割にも満たないレアケースです。
また、群発型頭痛は積極的な治療を要する症状なので、ここでは割合の多い緊張型頭痛片頭痛について説明していきましょう。
大豆イソフラボンの過剰摂取で起こる頭痛は緊張型頭痛と片頭痛の両方に影響があると思われます。

緊張型頭痛

慢性型頭痛では最も症例数が多い頭痛です。緊張やストレスまたは血流障害などが原因で、筋肉が硬直し、締め付けられるような痛み、しびれるような痛み、ずーんと重くなるような不快感を感じます。
血流が改善すると症状もよくなるので、じっとしているよりも動いたほうが楽になります。
育毛剤には血流を改善する成分が配合されているので、正しく使うことで、緊張型頭痛の予防につながるかもしれません。

片頭痛

慢性型頭痛では緊張型頭痛についで多く、その大半は女性というユニークなタイプの頭痛です。発作の起こり方に特徴があり、頭部の毛細血管が拡張する時に周囲の神経を刺激して痛みとなります。
心臓の鼓動に合わせてズキン!ズキン!と痛むため「拍動性頭痛」とも呼ばれます。
片頭痛の名前の通り、通常は頭のどちらかに症状が集中しますが、ごく稀に左右を問わず発作を起こす症例も確認されています。
予兆や前兆を起こす場合があり、この時は光やにおいに敏感になります。
緊張型頭痛とは逆で動き回ると症状がひどくなるので、薄暗くやや室温が低いところで安静にしておくことが重要です。
アイシングも効果的なので濡れタオルや氷嚢で冷やすと良いでしょう。
重症の方の場合、市販の痛み止めでは効かなくなってくるので、脳神経科など専門医に診察してもらいましょう。

中には緊張型頭痛と片頭痛の両方を持っている混合型頭痛というタイプもあります。

ヘアグロウミノキシ5と頭痛に関するまとめ

ヘアグロウミノキシ5は日本国内で正式に承認されている壮年性脱毛症の治療薬です。外用薬(塗り薬)なので、育毛剤として認知されていますが、医薬品は治療に用います(薬用育毛剤は予防が目的です)。
内服薬に比べると副作用が出にくいとはいえ、主成分のミノキシジルは直接血管に作用する成分なので、片頭痛持ちの方は注意してください。

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