男性だけでなく女性にも薄毛や抜け毛の悩みを抱えてしまうケースが近年急増しています。
最近は女性向けの育毛剤が増えてきたとはいえ、商品の信頼性や安全性、効果には疑問を抱く方も多いことでしょう。
そこで、今回は男女共に使える育毛剤「リアップシリーズ」と飲むだけで育毛ケアができる育毛サプリプロタガを比較検討していきましょう。
目次
リアップとプロタガを比較する前に違いを把握しておこう
目的は同じ育毛ケアでもリアップとプロタガでは商品のカテゴリーが大きく異なるので、単純比較するのは難しいと思われます。
そこで比較をする前に、まずはリアップとプロタガの違いを説明していきたいと思います。
AGAやFAGA(女性型脱毛症)に高い治療効果を発揮しますが、一方で副作用もあるので購入の時には薬剤師から必ず説明を受けなければなりません。女性は女性専用のリアップジェンヌを購入してください。
薬のような強い副作用はありませんが、食品アレルギーを持つ方は内容成分に十分な注意が必要です。(卵アレルギーの方は服用しないようにしてください)
男性だけでなく女性の薄毛対策にも効果的です。また育毛剤との併用が可能です。
リアップとプロタガの効果はこんなに違う?
このようにリアップは医薬品で壮年性脱毛症(AGA、FAGA、びまん性脱毛症)の治療を目的として使うもので、プロタガは健康補助食品(サプリメント)なので、すでに壮年性脱毛症を発症している場合は、リアップ(ミノキシジル製剤)を選ぶほうが良いでしょう。
リアップは塗り薬で、脱毛班(集中的に毛が抜けているところ)に1日2回、規定の分量を塗布します。このため効果は局所的に現れることになります。
一方のプロタガはサプリメントなので身体中の毛に対して効果が期待できます。ただし、毛周期に働きかけるので脱毛サロンで光脱毛を受けている人は注意してください。
リアップとプロタガの副作用について
リアップには1%ミノキシジル配合タイプと5%配合タイプがあります。ミノキシジルは配合量に比例して効果と副作用が強くなります。
ただし、塗り薬なので重篤な副作用を起こすケースはごく稀です。
また、ミノキシジルはもともと高血圧治療用の成分として開発されたという経緯があり、血管拡張作用が強く、5%ミノキシジル配合タイプのリアップX5プラスには次のような副作用が報告されています。(発症頻度は10%以下です)
- 頭皮のかゆみ、フケの増加
- 鼻づまり
- 頭痛、頭がぼーっとする
- めまい、耳鳴り
- 赤ら顔
さらにミノキシジルにアレルギーがある人はアナフィラキシーショックという薬剤性のアレルギー症状を起こすことがあります。この場合リアップは使用することができません。
プロタガは食品なので副作用は報告されていませんが、独自成分のHGP(成長促進因子)は卵由来の成分なので特に卵アレルギーの方は服用を控えたほうが良いでしょう。蕁麻疹や呼吸困難などのアレルギー症状を起こすリスクがあります。
リアップとプロタガ、女性向きなのはどっち?
リアップの主成分ミノキシジルは日本皮膚科学会が策定している最新のAGAやFAGA(女性型脱毛症)の治療ガイドラインで推奨度は最高ランクのAを獲得しています。
したがって「壮年型脱毛症」を発症している女性は女性専用の「リアップジェンヌ」を使用します。
実際に美容皮膚科や皮膚科でFAGAの治療を行うときはリアップジェンヌもしくはそのクリニックで独自に処方したミノキシジル外用薬を使います。
まだ薄毛がさほど目立っていないものの白髪が目立ってきたとか、髪の毛が細くて将来的に心配という方は予防対策としてプロタガを導入するのが良いでしょう。
リアップとプロタガの徹底比較のまとめ
いかがだったでしょうか?同じような薄毛対策でも医薬品のリアップとサプリメントのプロタガでは使い方や目的が大きく異なるということがおわかりいただけたでしょうか?
リアップは一般薬で薬局やドラッグストア、ネット通販等で購入することができますが、第一類医薬品に分類されているので購入するときは必ず薬剤師からの説明を受けることが条件です。このような薬をOTC薬と言います。
一方のプロタガはネット通販限定商品ですが、医薬品ではないため誰でも購入することができます。1日の摂取目安量を守っていれば飲み方も自由で副作用のリスクも低いので、脱毛予防や初期の脱毛症をケアする目的ならば大きなメリットがあります。
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