エステサロンでも人気施術部位である“首・肩”。
ここではそんな首・肩こりの原因や解消法、効果的なストレッチやマッサージなどをご紹介します。
ネックスパとは
日々の生活で凝り固まった首周りの筋肉を緩め、柔軟にするトリートメントのことでストレスケアのひとつです。
首から肩にかけて施術することで、健康的な身体に導くさまざまな美容効果も期待できます!
スパ(SPA)の語源
スパと聞くと温泉施設などを想像する方も多いのではないでしょうか?
スパの語源は諸説がありますが、いくつかご紹介します。
- ベルギーにある温泉療養地でミネラル水でも有名なSPAという土地の名前から来ているとする説
- ラテン語で水を介する癒し健康法というような単語の頭文字S・P・Aをとったものという説
S=SOLUS 治療する
P=PER ~を通して
A=AQUA 水
それがアメリカなどに渡り、健康を取り戻して楽しいライフスタイルを持つ場所のような感じに変化し、現在世界的にSPAというスタイルが流行になっている。 - スパの語源はラテン語の「温泉施設における潤い」である“スパゲーレ”が変化したものである。
昔は医療目的が強い要素であったスパも近年では、「スパ」をストレスケア、ビューティーケア、フィットネスジムなどの美容や健康増進のための施設名称として使われている。
首コリの症状
首が凝っている症状として下記のものなどが上げられます。
- 頭痛
- めまい
- 自律神経失調→不定愁訴
不定愁訴とは
自律神経の調子が悪くなると、安静にしていても動悸がしたり、血圧が不安定になったり、微熱、胃腸障害、ドライアイなども起こります。
また体中がだるくなる、吐き気をもよおす、汗が異常に出る、なんとなく目が見えずらくなる、瞳孔が大きくなって明るいところでも瞳孔が綴じなくなる(まぶしい)、天気が悪くなりはじめると体全体が不調になる、手足が冷え、頭がのぼせて顔が熱くなる、胸が痛くなったり圧迫されたようになるなどの症状があらわれ、これらを「不定愁訴」と言います。
首コリの原因
成人の頭の重さは大体ボーリングの13ポンドと同じ6~7キロあります。その重たい頭を支えているのが首です。日々の生活で首に負担がかかり、凝ってしまう原因を解説していきます。
スマホやPC使用時の姿勢
スマートフォンやパソコンを見るときの姿勢は最も大きな要因です。猫背や巻き型など背中を丸めた前傾姿勢を長時間取り続けると、前に出た頭を支えるために首に大きな負荷が掛かってしまい、首が凝ってしまいます。できるだけ首や肩(肩甲骨)が前に出ないようにして、首への負担が少ない姿勢を取るように心がけましょう。
眼精疲労
特にデスクワークの方は、長時間のパソコン使用での眼精疲労も原因のひとつです。目を酷使して周辺の筋肉が凝り固まってしまうと、首をはじめ全身の筋肉にも緊張が伝わり、こりが発生してしまいます。1時間の作業ごとに目を休める、目薬を差すなどの対策をして、目の負担を減らしましょう。
冷え
首周辺を温めて血流を良くすると、首こりの予防だけでなく緩和にもつながります。体が冷えると肩周りに不自然な力が入り、筋肉の緊張を引き起こすからです。また、冷えによる血行不良もこりの原因になります。冬場はマフラーを巻く、湯船に浸かるなどの工夫で首周辺を冷やさないようにしましょう。また夏場でも職場や自宅の冷房が効きすぎて首周りが冷えることもあるので、そういった場合は薄手のストールなどで首元をカバーしましょう。
ストレス
首こりを予防するには、ストレスの発散も必要です。ちょっとしたストレスでも毎日少しずつ蓄積していくと、自律神経が乱れがちになってしまいます。そして筋肉の緊張状態が続くことによって、首が凝ってしまいます。ストレスによる苛立ちを日常的に感じる方は運動や睡眠、友人への相談など自分に合った方法でストレスを解消するようにしましょう。
合わない枕
自分の体に合った高さの枕を使用することも、首こりの予防につながります。高さの合わない枕を使い続けていると、首や肩に負担が掛かって筋肉の緊張状態が続き、こりが起こってしまいます。自分に合った枕を使いましょう!
首コリのおすすめ解消法
前述した原因を意識して改善することもとても重要です。
それに加えて自分でできるストレッチやマッサージをご紹介します。
ストレッチ
ストレッチをこまめにすることで収縮した筋肉が伸び、血行がよくなるので首コリが軽減されます。
- ゆっくり無理のないところまであごを上げ、首を反らします。(10秒キープ)
↓ - 左下に向かって首をゆっくり回転させながら倒し、頭を左に傾けます。(10秒キープ)
↓ - 首を体の正面まで移動させてあごを引き、頭を深く倒します。(10秒キープ)
↓ - 右肩まで首を回し頭をしっかり右に傾けたら、元の位置へ戻ります。(10秒キープ)
無理に伸ばすと筋肉が強張ってしまい、逆に神経が圧迫されて痛みが出るおそれもあります。
目安としては「痛気持ち良い」程度で行いましょう!
マッサージ
長年の積み重ねで慢性化してしまっている方などはプロの目で客観的に筋肉の状態を判断しながら、適切な施術をしてもらうのもおすすめです!おすすめの施術をいくつかご紹介します。
首だけでなく、頭や肩甲骨・背中・デコルテなど首と連動している筋肉も一緒にほぐすことでより根本的に改善することができます!
まとめ
首こりを放置すると神経系の症状が出るおそれがあるので、慢性化しないよう日々予防することが大切です。できることから実践してみてくださいね!
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