エステティシャンの仕事内容について！1日の流れなど詳しく解説

“エステティシャン”といえば人をキレイにする職業ですが、そんなエステティシャンの気になる業務内容などを詳しく解説していきます。

エステティシャンとは？

人々の肌や身体など外見の悩みを解決し、見た目をより美しくする職業です。エステティシャンは全身の「美」を追求し、お客様の肌や身体、心の特徴や状態を把握した上で特別な手技や用具を用いて相手に心地よさや安らぎ、満足感を与えていきます。

仕事内容

施術以外の業務も解説していきます。

フェイシャルトリートメント

肌トラブルを改善・防止して美肌を目的とする場合と、小顔を作り出すための施術を行う痩身目的の大きく2種類あります。

ボディトリートメント

リラクゼーションや美肌を目的とする場合と、脂肪燃焼効果のある手技や機器を用いた痩身目的の大きく2種類あります。

カウンセリング

お客様のライフスタイルやお手入れ状況など施術前に必要な情報を聞き取ります。ただ人の見た目をキレイにするだけでなく、相手の気持ちや体調に寄り添いながら日常生活の改善方法を提案し、心身ともに健康な状態を作り出すことも大切な役目です。
※サロンによってはエステティシャンではなくカウンセラーが行うところもあります。

カルテ記入とチェック

サロンにご来店され施術を受けたお客様のカルテは必ず作ります。カウンセリングで聞き出した情報や肌・身体に関するお悩み、当日の肌状態、施術前後でどう変わったかなどを毎回ご来店された施術後に記入します。また予約が入っている当日はそのお客様の施術に入る前に再度内容を確認します。

アフターフォロー

お客様にご満足いただき、継続してサロンに通っていただけるようにその後のフォローを行います。キャンペーンやイベントを案内したり、購入いただいた化粧品について使用感を確認したりと、来店時以外にもお客様の対応をします。

営業・販売

お客様に合ったエステプランの提案といった営業やホームケア用品の販売なども行います。とはいえ、お客様に「勧誘ばかり」と思われてしまってはエステティシャンとして信頼してもらうことができません。あくまでお客様に満足していただけるトークや接客をすることがエステティシャンの腕の見せ所だといえます。

サロンワーク

またお客様の少ない時や手の空いたときには“サロンワーク”を行います。

店内美化（清掃）
タオルなどの洗濯
施術に必要な商材や販売用の商品等の在庫管理
化粧品や器具の準備
消毒や点検

技術練習

エステティシャンは技術職なので練習は欠かせません。とくに入社したては早く技術を習得してお客様の施術ができるようになるために勤務前や勤務後に練習をしているサロンも多いです。

スタッフ教育・指導

基本的な業務はもちろん、技術練習にも積極的に付き合い自分自身の技術も見直します。

1日の流れ

オープン準備
お客様に気分よく過ごしていただけるように店内の清掃は欠かせません。
施術で使用する機材や備品を用意したり、ベッドメイキングも行います。
↓
朝礼・ミーティング
スタッフ全員集合し、当日の予約状況など1日の流れをミーティングで確認していきます。
↓
開店
ご来店されたお客への施術を開始。空いた時間はサロンワークを行います。
↓
閉店・清掃・片付け
店内の清掃・片付けを行い、担当したお客さまのカルテの整理や明日の予約状況等を確認します。

※エステティシャンの一日は就業するサロンや勤務形態によって異なります。

お昼休憩は取れる？

とくに何時〜というのが決まっていないサロンも多く、施術の予約が入っていないエステティシャンから休憩をとります。また連続して1時間きっちり取れないこともあるので何度かにわけて休憩を取ることもあります。

休日はある？

エステティシャンの勤務時間は勤務形態やサロンの営業時間によって異なりますがシフト制にしているサロンが多く、週末はお客様が多く来店するため土日の出勤を求められることもあります。とはいえ、サロンによって相談に応じてもらえるところもあり基本的には週休2日です。

日々気にかけておくべき身だしなみ

エステティシャンはお客様に美を提供する仕事であることからエステティシャン自身も身だしなみには人一倍気を配る必要があります。服装や髪形の規定はエステサロンによって異なり、自由度の高いところもあれば、厳しく制限されているところもあるようです。エステティシャンとしてお客さ様の見本になれるよう身だしなみを整え、見た目の美しさにも気を使う必要があるでしょう。

手のケア

手でマッサージをする機会が多く、手のお手入れについてはとくに注意しておく必要があります。

爪の手入れ

お客様の肌を傷つけることがないように爪は常に短く切りそろえておくことが欠かせないため、やすりをつかって角がとがらないように整えることが必須です。ネイルについてはナチュラルなものならOKとしているところもありますが、派手なネイルアートについてはNGとしているがエステサロンほとんどです。

髪の毛

髪型は施術の邪魔にならないよう髪が長ければきちんとまとめ、ショートヘアでもワックスやピンを使ってタイトにまとめるといったスタイルが一般的です。前髪も施術の邪魔にならないようにまとめることが多いです。エステサロンによっても異なりますが、髪色も相手に不快感を与えるような派手なカラーリングは避け黒や濃い目のブラウンにしている人がほとんどです。

スキンケア

美のプロでもあるエステティシャンはいつ見ても美しく、まさに憧れの存在。やはりエステティシャンだから特別な美容法をしていて時間やお金もかけているのでは？と思いがちですがエステティシャンの方が一番大切にしていることは『基本のケアを徹底する』ということ。毎日のクレンジングや洗顔、スキンケアなどはメイクをしている女性なら誰しもが行うことだと思います。でもその当たり前のことが適当になってしまったり、疲れているとおろそかになりやすいものです。ですが、その基本のケアに手を抜いてしまうと肌荒れの原因となってしまいます。一つ一つの行程を丁寧に行うことが何よりもキレイになれる近道です！