BCAAで頭痛がする？その他の異常についても徹底調査！

あなたはBCAAという成分を聞いたことがありますか？
これは必須アミノ酸のバリン、ロイシン、イソロイシンが結合した物質で、疲労回復や若返りの成分として健康飲料や化粧品などに使われています。
また、BCAAを構成するバリン、ロイシン、イソロイシンは育毛剤のサポート成分としても配合されていることがおおいので、今回は育毛剤を使った時に感じる頭痛とBCAAの関係性についてお話をしていきたいと思います。

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BCAAとは?

BCAAは筋肉中に存在する必須アミノ酸（人の体内では合成できないアミノ酸）のバリン、ロイシン、イソロイシンが結合した物質です。
バリン、ロイシン、イソロイシンは個別でも体内で有益な働きを行うのですが、特に注目されているのが結合体BCAAがエネルギー源として働くという点です。
アミノ酸が組織のエネルギー源として消費されるということはそれを届けるための血流が改善されること。
また骨格筋というのは躯幹や四肢だけに限るものではありません。頭部には表情筋という複雑な動きをする筋肉がありますし、筋肉を動かしているのは脳なので、BCAAと脳の関係は非常に深いと言えるでしょう。
そして頭部に影響があるということは薄毛や脱毛、または頭痛との因果関係もあると考えられます。

効果

それでは、まずBCAAが持つ効果について一覧にしてみました。主にタンパク質の合成やエネルギー代謝にかかわる物質だということがわかります。

副作用

BCAAは1日5g未満の摂取が理想的と言われています。また運動の30分ぐらい前に2,000ng以上のBCAAを摂取すると運動効果が上がり、疲労からの回復が早まるとされています。
しかし、過剰に摂取した場合は次のような副作用が起こるとされています。

• 消化器障害
• 腎機能低下
• 肝機能低下
• 頭痛

BCAAと頭痛の関係性

BCAAは人体に対してほぼ無害な物質と言われていますが、過剰に摂取すると血流量の異常増加から拍動性の頭痛を起こしやすくなることが懸念されます。
育毛剤にはバリン、ロイシン、イソロイシンという形で配合されていることが多いのですが、皮膚から吸収されてからBCAAに結合し、育毛サポート成分として消費されていくと考えられています。
拍動性の頭痛というのは片頭痛のように血管の拡張に合わせてズキンズキンと痛むタイプの頭痛です。
BCAAはエネルギー代謝で消費されていく物質なので、こうした頭痛リスクを下げるためにも適度な運動習慣を持つようにしてください。

頭痛の種類

緊張型頭痛は慢性型頭痛の60%以上を占め、片頭痛は女性のおよそ40%が抱えていると言われています。
群発型頭痛は男性に多いのですが、慢性型頭痛の1割にも満たないレアケースです。
また、群発型頭痛は積極的な治療を要する症状なので、ここでは割合の多い緊張型頭痛と片頭痛について説明していきましょう。
大豆イソフラボンの過剰摂取で起こる頭痛は緊張型頭痛と片頭痛の両方に影響があると思われます。

緊張型頭痛

慢性型頭痛では最も症例数が多い頭痛です。緊張やストレスまたは血流障害などが原因で、筋肉が硬直し、締め付けられるような痛み、しびれるような痛み、ずーんと重くなるような不快感を感じます。
血流が改善すると症状もよくなるので、じっとしているよりも動いたほうが楽になります。
育毛剤には血流を改善する成分が配合されているので、正しく使うことで、緊張型頭痛の予防につながるかもしれません。

片頭痛

慢性型頭痛では緊張型頭痛についで多く、その大半は女性というユニークなタイプの頭痛です。発作の起こり方に特徴があり、頭部の毛細血管が拡張する時に周囲の神経を刺激して痛みとなります。
心臓の鼓動に合わせてズキン！ズキン！と痛むため「拍動性頭痛」とも呼ばれます。
片頭痛の名前の通り、通常は頭のどちらかに症状が集中しますが、ごく稀に左右を問わず発作を起こす症例も確認されています。
予兆や前兆を起こす場合があり、この時は光やにおいに敏感になります。
緊張型頭痛とは逆で動き回ると症状がひどくなるので、薄暗くやや室温が低いところで安静にしておくことが重要です。
アイシングも効果的なので濡れタオルや氷嚢で冷やすと良いでしょう。
重症の方の場合、市販の痛み止めでは効かなくなってくるので、脳神経科など専門医に診察してもらいましょう。

中には緊張型頭痛と片頭痛の両方を持っている混合型頭痛というタイプもあります。

BCAAが配合されている育毛剤

育毛剤にはBCAAとして配合されている場合と、バリン、ロイシン、イソロイシンが配合されている場合があります。
全ての育毛剤に配合されているわけではありませんが、これらの必須アミノ酸はセットで配合されることが多いので、BCAAとして機能すると考えて差し支えないでしょう。

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BCAAと頭痛に関するまとめ

BCAAは人体では合成できないものの、生きていく上で欠かせないアミノ酸（必須アミノ酸）であるバリン、ロイシン、イソロイシンが結合してできた物質です。
主にエネルギー代謝や、筋肉を構成するタンパク質の合成、修復、疲労回復などに効果のある物質で、人体にはほぼ無害ですが、過剰に摂取すると内臓に負担をかけ、血流の異常増加によって片頭痛のような拍動性頭痛を起こす可能性があります。
ただし、育毛剤に含まれている量はごくわずかなので、重症度の高い慢性型頭痛を持っている人以外はそれほど神経質になる必要はないと思います。