特別出演とよくドラマ、映画のエンドロールで目にしたことがあると思われます。何気なく見るこの特別出演とは、いったいどんな意味があるのでしょうか？「特別」という言葉がインパクトありますが、どんなときに使われるのでしょうか。特別出演についていろいろピックアップして集めてみました。
目次
特別出演について
特別出演とは、どんなタイミングでの出演でしょうか。テレビドラマや映画によく特別出演として出演されている女優さん、俳優さん、タレント、歌手の方などたくさんいらっしゃいますね。「特別」な意味が深く、そこに縁のある方が優先されるという意味もあります。この特別出演の意味を調べてみました。
特別出演の意味
特別出演で出演される俳優さんは、かなり大物俳優、大物女優がほとんどです。出演される番組の脇役として出演してもらう場合に付けられることが多いです。脇役としてお願いするにも「この役はできる方が、この人しかいないのでお願いします」と特別な要望、出演していただきたいと願う意味を込めてお願いしています。「友情」として出演していませんので「特別出演」のギャラは、かなり高額になることが多いです。
また、クレジットタイトル、エンドロールの順番では、1番目に主役の方が入ります。そして1番最後の「トメ」の部分に準主役、格の高い俳優の方が表示されることがほとんどです。そこにときどき2人の方が入る場合があります。こうしたときに、1人を「トメ」、もう1人の方を特別出演としてバランスを取ることがあります。ベテランの俳優、女優さんに出演依頼されるときに特別出演として芸能界の上下関係を保っているのですね。
海外での特別出演について
海外では、映画などで特別出演の俳優さんなどをクレジットタイトル、エンドロールで紹介するときはそのまま英語で「special Appearance」ですね。しかし、映画やドラマ、テレビ番組などで特別出演、友情出演といった紹介のとき、海外で使われるもう一つの言葉が「カメオ出演」といわれています。
海外で使われている「カメオ出演」とは？
「カメオ出演」とは、海外でよく使用されています。「短時間の出演」でも遠目ではっきりわかる「目立つ」という意味をもっています。この「カメオ出演」とは文字通りメノウ、貝殻などの模様を利用して浮き彫を施した装飾品「カメオ」からきています。
海外では、映画やドラマなどの作品の監督、原作者、モデルになる人物、そして作品に深い関係のある人物だったり、スポーツ選手やミュージシャンなど、映画やドラマ、テレビ番組など「短時間の出演」するときによく用いられている言葉です。その番組内容に密接した「特別」という同じような意味合いで使われます。日本では「カメオ出演」とは言わず、特別出演または「友情出演」として表示されています。
特別出演のギャラはどれくらい？
特別出演として依頼されるときは、格上の大物俳優、大物女優といった知名度のある人物に依頼することが多いですね。作品のイメージ、そして話題にも影響があります。そうした背景を考慮に入れたギャラとは、どれくらいなのでしょうか？
出番の少ないシーンであっても、その役者さんを出演されることで大きな意味があります。ギャラは友情出演と大きく異なりますので、高額であることは間違いありません。
よく比較される友情出演とは何？
特別出演とよく比較される言葉が友情出演です。よく同じようにクレジットタイトル、エンドロールに表示されている友情出演という文字を見かけた方もいらっしゃることでしょう。では、特別出演とどう違うのでしょうか。
友情出演とは？
友情出演というのは、監督、そしてスタッフなど主演俳優と親しい方に依頼して出演してもらうときにも付けられます。短時間のシーンでもいいので、「作品に出演させてほしい」という自らの願い、お世話になった監督、共演者などのお付き合いとして親しい間柄として出演をさせてもらうこともあります。そうした作品にもエンドロールに友情出演として名が付きます。そして、売り出し中の若手の俳優さん、これから女優として活躍の場を少しでも多くチャンスを増やすために、「自らを売り込む目的」で作品の出演に少しでも顔を出したいとして、監督、先輩俳優、先輩女優といった身近な方にお仕事をお願いして、出番を増やし作品に出演させてもらうこともあります。
友情出演は、自らの営業、そしてお世話になった方々への「友情」ということで出演されますので、特別出演ということと違い、出演料のギャラは、通常より半額のお友達価格、もしくはノーギャラということも珍しくありません。
特別出演されている俳優や女優とは
映画やドラマ、テレビ番組といった中で、特別出演として参加されていらっしゃる大物俳優、有名女優、話題性の高いタレントさんなど、少しでも出演している場面があると話題になりますね。過去の映画やドラマ、テレビ番組で特別出演をされている方はどんな方でしょうか。エンドロールで見かける名前を見ると「なるほど」と思う方が多いですね。
SPEC 結 爻ノ篇 /劇場版「ATARU THE FIRST LOVE&THE LAST KILL」
「ATARU THE FIRST LOVE&THE LAST KILL」のアレッサンドロ・カロリナ・マドカ役の堀北真希。
コアラ課長
西城秀樹
短編映画「ラブ・コネクト」
Orbi Micro
2019年9月1日放送「仮面ライダー ゼロワン」
山本耕史/西岡徳馬
「サインー法医学者 柚木貴志の事件ー」
西田敏行
他にも、いろいろな作品の中に出演されている方が数多くいらっしゃいます。海外からの大物ゲスト、アーティスト、その時一番話題となったタレント、芸能人の方が選ばれていますね。作品を盛り上げるための秘策ということでしょうか。目を見張る作品や期待してしまいますね。特別出演でお願いされた芸能人の役割は、かなり大きく責任もあることでしょう。お願いするにあたって、作品のヒットを願い隠し種のように楽しませてくれますね。「友情出演」とは違う味がここに隠れているように思われます。
特別出演のまとめ
特別出演は、かなり期待を込めた役柄を、知名度の高いタレントさん、大物俳優、有名女優にお願いすることが多いと聞きます。注目度をどれだけアップできるか、視聴率を意識しての戦略でしょうか。目立ち方にも工夫が重なり、面白い演出されていることが多いので楽しみになります。
友情出演では、少しだけ肩の力を抜くような演技を楽しんでされている大物俳優、有名女優、そしてタレントさんが多いので、自然な演技が魅力的に感じますね。お世話になった方への感謝もありますので、普段とは違う演技にも期待できます。若手の知名度アップにもこうした友情出演は、とても将来的に役に立ち、知名度もアップしていくのでしょう。
海外では「カメオ出演」といった、日本の特別出演、友情出演と似たような意味を持った演出がありますね。短いショート時間の出演ですが、知名度のある方は、それでも話題性がアップするのも面白いですね。日本とは違いますが、意味は同じでしょう。
芸能界では、映画やドラマ、CMなども出演時間が長ければヒットする、覚えてもらえるということではないようですね。見せかた、印象に残る作品にすることは、役者をも選ぶ時代であり、アピールする時代でもある。これは以前から同じですが、時代の流れによって選ぶ基準も違いますね。大物、有名になって脇役で出演されることがあります。その脇役でも目立つオーラがある芸能人になりたいと目指している方が多いことでしょう。
どんな役でも光らせる役者は特別出演、友情出演が多いとききます。これから映画、ドラマやCMテレビ番組のエンドロールに注目してみるのも楽しみですね！
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