ピコスポットとは?どの位の間隔で受けるべきか、痛みは、かさぶたはできるのかなどを解説します

シミやそばかすに効果があると言われている医療美容治療のピコスポット。
具体的にどのような仕組みで効果があるのか?やダウンタイムはあるのか、痛みやカサブタはできないのか?など気になりますよね?
ここでは、ピコスポットについて詳しく紹介していきます。

ピコレーザーとは☑︎ピコレーザーとは?シミにも効く!トーニングなどの種類や効果・ダウンタイムについて解説

 

ピコスポットとは?

ピコスポットとは、ピコレーザーを使用した、シミ取り・ソバカス治療に用いるオーソドックスなピコ部分照射(スポット照射)の事です。
短い照射時間で、熱がほとんど発生しないため、今までのQスイッチレーザーよりも痛みや皮膚へのダメージ、ダウンタイムが軽くなります。
メラニン除去メカニズムは、光熱ではなく衝撃波によるものなので、周囲の細胞が傷つきにくく、狙ったメラニン色素だけを正確に破壊することができます。
照射エネルギーをあげても痛みが少ないため、1回の治療でより大きな効果を出すことができます。
炎症後色素沈着などの合併症が少なく、薄いシミにも高い効果が期待できます。
症例と他レーザーとの比較は以下です。
レジーナ-img
(※画像レジーナクリニック参照)

種類ピコスポット従来のシミ取りレーザー
(Qスイッチレーザー)
効果
シール不要必要(1週間)
ダウンタイムほぼなしあり
痛み弱い強い(麻酔必要)
色素沈着の可能性ほぼなしあり

ピコスポットで期待できる効果

レジーナ-img
紫外線や肌への刺激、加齢等でターンオーバーが崩れ、メラニンが垢となって剥がれ落ちなくなる状態が続くと色素沈着が起こります。それがシミの原因となります。
「ピコスポット」の施術を受ければ、ターンオーバーを整えて、真皮の状態を改善してくれます。

ピコスポットの痛みは?

ピコスポットの痛みは、個人差もありますがほとんど無く、「軽くゴムに弾かれるような感覚」と言われています。
腫れや赤みは、出ても数時間~半日程度、数日後に出るかさぶたも薄い膜状の目立たないものです。

ピコスポットでかさぶたになる?

ピコスポットでのシミ治療は、当てて直ぐはかさぶたになりません。
照射してから1週間くらいで、患部が黒っぽいかさぶたになり、剥がれます。

ピコスポットの効果的な使用方法

ピコスポットでは、従来のレーザー治療に使われていたQスイッチレーザーの1,000分の1にあたる「ピコ秒」という短いパルス幅の弱い出力で照射されるため、肌にやさしく、よりスピーディ且つ安全な治療が期待できます。
スポット照射を行うことにより通常のトーニングより少ない照射回数で高い効果が期待できます。
ピコスポットは以下のようにに使用すると効果的です。

しみ、そばかすの粒子の大きさに合わせて照射

肝斑、しみ、そばかすのメラニン色素の大きさはそれぞれ異なりますので適切な照射をしなければ小さい粒子が残ってしまうんです。
ピコスポットを使って、その方のシミやそばかすの粒子の大きさに合わせる事が大事です。

深い深度への照射

ピコスポットなら、532nmの深さまでレーザー照射を行えるので、皮膚の下の色素に届くことが可能です。

ピコスポットで色素沈着になる?

ピコスポットのシミ治療は経過で一時的に色素沈着になる場合もあるようです。
治療の経過は以下です。

一般的なピコスポットの治療の流れ

  • レーザー照射→気になる箇所にレーザーを照射します
  • 患部の初期の経過→照射した直後の患部は白くなります
  • 患部の一週間後の経過→一週間くらいで患部は黒いかさぶたのようになります
  • かさぶたがはがれる→新しい皮膚ができて剥がれるとピンク色の肌になります
  • 1ヶ月後以降→その後、患部は1〜2ヶ月くらいで二次性の色素沈着になる場合があるので、ハイドロキノン・トレチノインで予防します
  • 最終的に→患部が落ち着き、きれいな肌色になります。その後はまたシミにならないようにしっかりと紫外線対策をしてください
外用薬でしっかり予防しておけば大丈夫そうです。

ピコレーザーとは?

レジーナ-img
ピコレーザーは、シミ、くすみに効果的なトーニング治療(メラニンを減らす治療法)を進化させた治療機器の事なんです。
今までのシミ取り治療器のスタンダードはナノ秒レーザー(ルビー、アレキサンドライト)というレーザーを照射するものだったんです。

しかし最近、ナノ秒レーザーよりも更に1/1000秒短いレーザーを照射することができるようになったピコレーザーが発表されました。
ピコレーザーは、シミ・ソバカス・あざ・刺青治療で一般的なQスイッチレーザーの照射時間「ナノ秒(10億分の1秒)」よりはるかに短い「ピコ秒(1兆分の1秒)」単位で照射します。
照射時間が極めて短いことで、熱発生がほとんどなく、痛みや皮膚へのダメージ(照射後の赤み・黒ずみ)が最小限に抑えられます。
また、今まで施術が大変だったタトゥーや、アートメイクの除去にも利用する事が出来ます。

そして、ダウンタイムを非常に短くすることが可能となったんです。(※ダウンタイム⇨施術してから回復するまでの期間のこと)
施術翌日より、メイクができ、またテープ保護は必要なくなりました。

パルスとは?

レジーナ-img
パルスってなかなか普段聞かない言葉だと思いますが、『短時間の間だけに生じる振動現象』だそうです。
機械技術用語だそうです。ピコレーザーはその『パルス』が『ピコ秒』でうてるという画期的な美顔治療の機械です。

ピコスポットはどのくらいの間隔で受ければ効果がある?

ピコレーザーは何回くらい受ければ効果があるんでしょうか。
1回の施術でもシミへの効果を感じられる方もいるようですが、大体5回前後治療を繰り返す必要があるんです。
1ヶ月空けて、照射するのが、肌への負担が少なくて良いようです。
クリニックによっては、他にも『ピコトーニング⇨肌のハリを取り戻す』、『ピコフラクショナル⇨毛穴や肌質改善』のピコレーザーを使用した治療があります。
ピコスポット、ピコトーニング、ピコフラクショナルを組み合わせて行う「ピココンビネーション治療」の場合、1回でも効果は実感できますが、さらに効果を期待したい方には3回ほどの治療がおすすめです。
シミには深さがありますので、ピコスポットを受ける際は、複数回治療する事を前提にしておいた方が良いです。

  • ピコスポット・ピコトーニング⇨5~10回
  • ピココンビネーション⇨3~5回

ピコレーザーセルフで出来る?

ピコ-img
最近は、エステやクリニックなどで「セルフ」で機械をお安く使用できるというサービスが流行っていますね。
ピコレーザーも、セルフの機械がネットのamazonなどで販売されています。
値段は15,000円前後でした。

セルフでも問題なく使える?

ピコ-img
市販のピコレーザーは、基本的には、海外製品が販売されているようです。
問題なく使用できるとは思いますが、不具合があったり、すぐ壊れてしまう可能性もあります。
海外製品だと保証も付かないと思います。
また、レーザーを使用する際は、直で見てはいけないので、使いづらさや不安もあると思います。
やっぱりプロにお任せした方が安全で、安心ですね。

ピコレーザーでシミが消えない人もいる?

ピコレーザーでシミが消えない人もいるんでしょうか。お調べしてみました。

メラニン色素の深さと厚みによってレーザー照射に対する反応が異なります。
メラニン色素が深くまで染み込んでいたり、分布に厚みがある時は、1回で脱落せず、2~3回照射する必要がある場合があります。
また、炎症後色素沈着(PIH)が生じる場合と、生じない場合があります。
なので、照射してみないと、どのような反応が出るかは、はっきり言うことができないのが現状なのです。
「完全に消えますか?」とお問い合わせいただくことがありますが、完全に消える方もいらっしゃれば、薄くはなるけど、完全には消えない方もいらっしゃるというのが現状です。
ただし従来のナノ秒Qスイッチレーザーよりは、ピコ秒レーザーの方が消えやすくなっているということは言えると思います。
シミは御自身のお肌の色を決定するメラニン色素を産生するメラノサイトという表皮にある細胞の数と働き方で、厚かったり濃かったり、個人差が大きいので治療に対しての反応も様々です。

(※上野医院ホームページ参照)
シミの深さや肌質などによって、効果にも個人差があるようです。

ピコレーザーのシミ取りブログ

実際に治療の経過が見られるような「シミ取りブログ」をツイッターで、探してみました。
「黒帯さん」という方が実際にピコレーザーでシミ取りをしてブログで紹介していました。
参考にさせてもらえそうですね。

ピコスポットとは? まとめ

ピコスポットは名前の通り、スポット的(点)なシミ治療に効果がある事が解りましたね。
ダウンタイムが少なく、かさぶたなども後日出て、目立たないもののようですので、気軽に受ける事が出来ますね✨

美肌とは☑︎美肌とは!定義は『うなはだけつ』美肌になるためのケア方法について詳しく解説!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です