美容室などでもよく耳にする“ヘッドスパ”。
ここではヘッドスパをするとどういう効果があるのか、施術頻度など詳しく解説していきます。
目次
ヘッドスパとは?
ヘッドスパとは、頭皮マッサージにより血行を高め老廃物を流すことで、頭皮環境を整える美容法のことです。
頭部は前頭筋、側頭筋、後頭筋の3つの筋肉で支えられていて、頭部の筋肉をほぐすと頭皮や髪だけでなく、頭と繋がっている顔や目、首などにも良い影響があります。
また日本のヘッドスパは、インドの伝統医学『アーユルヴェーダ』を元にされています。
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ヘッドスパは2種類
ヘッドスパには大きく2つ種類があります。
- 美容室のヘッドスパ
- ドライヘッドスパ
美容室のヘッドスパ
一般的に美容室などで行われているヘッドスパは炭酸泉などで毛穴に詰まった皮脂汚れを洗い流し、専用のオイルやエッセンスを塗布して頭皮のコリをもみほぐす施術です。
ニオイ・べたつき・乾燥などのトラブルが改善され、頭皮の血行が良くなることで髪が育つ土壌となる頭皮環境もよくなるのでこれから生えてくる髪にたくさん栄養を送ることができます。
ドライヘッドスパ
エステサロンやリラクゼーションサロンなどではヘッドスパ単品で受けられるのはもちろん、ボディトリートメントやフェイシャルトリートメントに含まれているコースもありますが、ほとんどが“ドライヘッドスパ”です。
ドライヘッドスパは頭皮の汚れを水で洗い流す工程が含まれず、乾いた状態の頭皮にオイルやエッセンスを塗布してマッサージします。頭皮環境の改善よりも、マッサージによって頭の疲れを癒すことなどが目的です。
ヘッドスパの効果
頭には“反射区”がたくさんあります。
頭部の筋肉をほぐしつつ、反射区を刺激することでよりさまざまな効果があります。
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頭痛・頭のだるさの改善
頭の血流が悪くなると脳に酸素が行き渡りにくくなり、頭痛やだるさなどの症状がでできます。ヘッドスパをすることで血流が良くなり頭の疲れやストレスを解消してくれます。
首こりの改善
頭と首は繋がっているので頭の血流が良くなることで首の血流も良くなり、首こりも軽減されます。
眼精疲労の改善
一日パソコンを使うオフィスワーカーや、スマホのヘビーユーザーなど目の疲れがある方は頭の筋肉が強張り血行が悪くなっている恐れがあります。
強張った頭の筋肉をほぐすことで顔全体の血流も良くなり、眼精疲労が軽減されます。
小顔・美肌効果
頭の筋肉は、顔の筋肉を引っ張り上げる役割があります。頭の筋肉がこると弾力を失い、顔を引き上げる力が減少し、たるみなどに繋がりますが、頭の筋肉がほぐれると顔の筋肉を引き上げてくれるリフトアップ効果、そして頭の血流改善によりむくみがとれくすみが減少しクマなどの改善も期待できます。
睡眠の質の改善
凝り固まった頭の筋肉がほぐれ、首や肩の血流が良くなることで自律神経が整うことが期待でき、睡眠の質の改善にも繋がります。
食いしばりの改善
頭蓋骨と頭皮には筋肉がたくさんあり、ストレスを感じると、頭蓋骨の筋肉はギュッと収縮し、血流が一気に悪くなり硬くなります。特に多いのが両サイドのこめかみから耳の周辺の筋肉(側頭筋)で、この筋肉はあごの筋肉と繋がって動くので、歯ぎしりは側頭筋に大きな負荷をかけます。側頭金が硬くなり、萎縮しさらに食いしばりや歯ぎしりがひどくなる悪循環になるようです。
白髪・薄毛の予防
頭の血行が悪いと髪に栄養が行き渡りにくく、健康的な髪が生えずらくなり、抜け毛や白髪の原因にもなります。そのためヘッドスパは効果的です。
ヘッドスパの効果の持続
ヘッドスパの効果は長くても1週間から10日程で薄れてしまいます。
継続的に効果を得たい場合は、定期的にヘッドスパを受けることがおすすめです。
ヘッドスパの施術頻度
お肌にターンオーバーと言われる周期があるように、頭皮も肌と同じく28周期ほどで新しい頭皮に生まれ変わリます。
ですが、毛穴に汚れが詰まっていたり、頭皮が固い状態だと頭皮の毛細血管の流れが悪くなり髪に栄養が行き渡らなくなり、ターンオーバーのサイクルが乱れます。
また年齢と共に新陳代謝が低下していくことでも、ターンオーバーのサイクルは遅くなります。
ターンオーバーのサイクルを早め、頭皮をより健康な状態に保つためには3週間~1ヶ月に1度の頻度でヘッドスパを受けるのが効果的です!
まとめ
首・肩こりなどに比べて自覚症状がない方が多く、首・肩こりだと思っていたら根本的な原因は頭だったなんてこともよくあります。
より効果を実感するためにも連動している筋肉を一緒にほぐすのがおすすめです!
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