《パパ活ニュース》サラリーマンライターが語る、パパ活のリスクについて

先日、2018年8月14日のデイリー新潮にパパ活に関する記事が掲載されているのを見つけました。

石田美紀さん(26)=仮名=は「パパ活」という呼び名が生まれる前からの経験者だ。早大2年のころ、

「“夢を叶えてくれる紳士を紹介します”と書かれた清潔なデザインのHPを見たんです。“デートするだけで3万~5万円可能”とも。さすがにご飯だけで5万円とは思いませんでしたが、面接に申し込みました。お金が必要な理由は、“普通のアルバイトでは家賃と生活費でなにも残らない”と答えました。実際、親から仕送りがないと、東京での女子の一人暮らしは本当に大変です。“セックスするんですか”と聞くと、“食事だけでは正直、なかなかオファーは期待できない”と言われました」

出典2018年8月14日のデイリー新潮:奨学金返済、留学、起業――パパ活女子、それぞれの事情 “ストーカー化”などトラブルも

パパ活の実態

これはいわゆるデートクラブと呼ばれる、女性の斡旋を行う業社の頃の話だと思われます。まだパパ活という概念さえ産まれていないころの面接の一幕のようです。

パパ活の前のデートクラブの時代

このころはまだデリバリーヘルスという言葉もまだ一般的ではなかったかと思います。ただ裕福な客層に、お金に困っている若い女性を紹介して、そこから先はお二人できめてくださいというようなスタイルが基本でした。まだ裏世界の話に近かったと思います。その後店舗型ファッションヘルスが全盛になり、そこから派生した派遣型のデリバリーサービスが今のように広がっていった経緯があります。ですが、高級派遣というカテゴリーは、いわゆるコールガールのサービスと、肉体関係を表向きは伴わないパパ活とに枝分かれしてきたわけです。そのうち、マッチングサービスの流行に伴い、パパ活アプリが今のように登場してくるのです。

パパ活の曖昧さ

同じくデイリー新潮の記事にこうあります。先ほどの方のコメントです。

「50代の経営者からオファーが来て、嬉しくなりました。大金を払う価値があるって認められたわけですから。六本木のホテルで待ち合わせ、高級な串揚げをご馳走になって、食事の終わりに“このあと貴女さえよければ”と言われ、そうなりました。シャワーを浴びて戻ると私のカバンの上に5万円があって、3時間ちょっとでこの稼ぎにテンションが上がりましたね。挙動不審の医者のときは食事までで帰ったし、6時間拘束される商社マンは着信拒否にしたけど、この経営者とはその後、月2回は会ったかな。誕生日にはパソコン買ってくれたり良くしてもらったけど、“この関係を一生続けたい”とか言いはじめ、甘えてくるのが怖かった。いま勤めている大手銀行の内定が出ると、メールで関係を絶ちました」

結局、パパ活と援助交際は紙一重なのだろうと思います。お金の金額が大きく、生理的にダメでない限り、肉体関係が一番お金をもらえるのは間違いない事実なのです。そこをどう考えるかは、本人と相手次第だと思います。男は大半の場合、経済状態さえ許せば、セックスをしたいと考えているでしょう。女も、5万円貰えるならそのような関係になることも絶対にダメではないと考える人もいるでしょう。要はお互いの経済状態と相性の問題だと思います。結局この方は、相手が本気になりそうな気配を察知して、自分から離れたわけです。人によっては、それでもいいスポンサーとして長期的に関係を続けていけたかもしれないのです。援助交際、パパ活といえども、やはり男と女の間にはお金とセックスと心理がつきまとうのです。

パパ活の本性

「大学の学費を奨学金で払っていたので、月3万円くらい、10年以上も返さなきゃいけない。彼氏との結婚や将来の子供のための貯金を考えると、パパ活って副業として最高なんです。都内のクラブに登録し、10人以上紹介してもらって、気づくと月20万円くらい、安定して稼げるようになっていました。最近は“実はパパ活してたんだよね”という同僚や友だちも現れ、オープンな話題になってきてびっくりです」

同じ方のコメントです。結局相手は変われど、卒業してもパパ活を継続しているわけです。ましてや奨学金を返済する必要があるとなると、普通の新入社員の給与レベルでは確かに苦しい財政背景になっているでしょう。月に一晩つきあえばなんとか奨学金の返済分にはなるわけです。人の常ですが、お金がはいってくるとなれば、そこに執着してしまうものです。おそらくこの方は、奨学金の返済だけでないお金を欲しくなり、パパ活という名の援助交際を継続したのだろうと思います。

パパ活の本音

生活のために割り切るといっても、心情的には葛藤があるようです。

「どんなに綺麗ごとを言っても、お金とカラダの交換があるわけだから。私、パパ活して後悔してるとは言いたくないけど、彼氏や友だち、家族には死んでも言えない。一生の秘密ができてしまう重さは、始めたときは想像できなかった。“会社にバレてクビになったらどうしよう”とか、不安な気持ちにもなるし」

普通の感覚として、援助交際をしていることは人には言えないはずです。あくまで自分の中で割り切って身をゆだねているのでしょう。ただどこかでばれることはいつも不安に思っているようです。同じ会社のパパと出会わない限り、そうそうその活動が会社にばれることはないと思いますが、もし同じような活動をしている人が近くにいたら気をつける必要は出てくると思います。同じ会社で同じような生活パターン、エリアで動いているとしたら、現場を見られる可能性はやや高まります。ですので、自分から口にするようなことは絶対してはいけません。そこも割り切りです。会社にいる自分は品行方正な、真面目なOL。パパ活をしているときは、全く違ってパパを喜ばせる子猫ちゃんになる変わり身の早さ、したたかさも必要になるのでしょう。

パパ活のリスクについてのまとめ

この方のように、あくまで割り切って肉体関係をもち、必要なお金を稼げる人はまだ幸運なほうです。パパのなかには、ストーカーと化す人もいるでしょうし、なんらかの脅しをかけてくる人もいる可能性はあるのです。

そういったリスクを回避する方法はいくつかあると思います。一つは、最初に会う際には絶対に肉体関係はもたないことです。一度1時間程度会って話をしただけでは、そう簡単には相手の本性は見えてこないと思います。偏った趣味を持つ人ほど札束を見せびらかすものです。お金に困れば困るほどお金になびいてしまうリスクがそこにはあります。

そして、自分の目を磨くことです。相手が安全なのか、自分に危険が及ばないか、信じていいのかを判断するのは自分しかいません。相手はいいところしか見せてこないものです。そういう駆け引きの中で、自分が援助してもらう代償として身体を使うという取引が安全でかつ自分のペースで進めることができるか、を判断しなければいけないのです。

また二つ返事をしないスキルも必要です。表向きはお食事1時間で1万円といっておいて、「この後貴女さえよければ」という台詞は、ほとんどのパパは言ってくると思います。そこで二つ返事でOKすることもあまりお勧めはしません。所詮お金が目的で、最初から身体を売ろうと思っていたのだろうと見透かされるだけで、相手の態度は変わってくるものです。手の平をかえしたように売春婦扱いをされたという話もよく聞く話です。

本当のパパ活を目指している人へ

ここまでパパ活といいながら援助交際をする人をメインに話をしてきました。ですが、お茶、食事だけのパパ活も存在します。それでいいという男性も確かにいるのです。なので諦めないでください。うまい人はうまくやっている例もたくさんあります。「この後貴女がよければ」という台詞には、きっぱりお断りすればいいのです。

頑張ってください。

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ライタープロフィール


ライタープロフィール
初めまして、dantevergildmcです!
年齢50を越えてしまったサラリーマンライターです。
品質管理の仕事をしながら、空いた時間は大体何か書いています。
映画好き、ガジェット好き、女性好きという何も特別ではない人間ですが、読んでいただける記事を書きたくがんばっております。よろしくお願いします。