《パパ活ニュース》サラリーマンライターが語る、アプリパパ活の今後について

現役愛人である東條才子女史はハーバー・ビジネス・オンラインの中で、「パパ活アプリが「愛人市場」におけるコミュニケーション劣化を招いている」と書かれています。

出典ハーバー・ビジネス・オンライン:パパ活アプリが「愛人市場」におけるコミュニケーション劣化を招いている<現役愛人が説く経済学43>

かつてのパパ活

かつてまだスマホもアプリもなかった時代、男と女のお金と肉体関係による繋がりは「愛人関係」と呼ばれていました。デートクラブというような、いかがわしい業社が裕福な男性に援助を求めている女性を紹介するというシステムのものでした。もちろん今でも「愛人」という方は存在し、高額なお手当てでもって生計をたてている人もいらっしゃいます。東條女史は、パパ活アプリが蔓延してくることによって、従来の「愛人関係」とはやや違う形の男女関係が広がりつつあることを懸念されています。

パパ活の変化

「パパ活アプリの怖さは、その「流動性の高さ」なのです。男女ともに参入障壁が低いので、「社会経験の未熟な女性」と、「人を騙すことに長け。た大人の男性」が簡単にマッチングしてしまう。「アプリ経由なら、顔も隠せるし、匿名だし、誰にもバレずにパパ活ができる」という判断は、顔出し必須のデートクラブを経験した私からすれば、容易に理解できるものです。」(同記事より引用)

今のパパ活アプリの危険性は、誰でも簡単に始められてしまう点であるということです。参入障壁の低さとは、男性にとっては活動に必要なお金が安く済むこととと、女性にとっては顔もださず、偽名でよく、スマホ一台あればすぐに出会いに結びつけることができるということです。

かつては本当にお金をもっていて、月に何十万とお手当てを払えるほんの一部の層が、身元もしっかりした、そういうマナーや無言の約束を守れることを理解している大人の女性を紹介されるものだったわけです。それがデートクラブでした。

今のパパ活の状況

「具体的に説明しますと、マッチングアプリでは、男性の支払う金額が「月額1万円」で高額なレベルなんですね。つまり、年間100~150万円かかるデートクラブよりもより多くの男性が利用できるのです。すると中には「劣化型ドン・ファンタイプ」のような、複数の女性に肉体関係を求めてアフターケアをしない、できるだけ低価格で女性を堪能したい欲望をむき出しにした男性も、かなりの数で混じってきます。」(同記事より引用)

つまり、かつては裕福な一握りの男性しか参入できなかった遊びに、所得レベルの低い、なおかつやりたいだけの人達が手を出せるようになってしまったわけです。おそらくマナーをわきまえない性欲だけで生きているような人も混じってくることは目に見えています。お金ももっていなく、セックスだけを求めているような人が多くなってくると、その市場はやはり荒れてしまいますね。そこが今の状態の元凶だと考えていらっしゃるわけです。

今後のパパ活市場

「今後のパパ活界隈には、アプリに参入する男性の特質を理解した上で、流動性の高さをむしろ武器にして稼ぐ「割り切りタイプ」の女性が増えていくでしょう。すでに一部の女子は、「パパ活」のことを「ドカタ」と表現するようになっています。ドカタとは、愛のない性行為で対価を得る「肉体労働」を、自虐的に表現した言葉です。」(同記事より引用)

本来のパパ活(本来が指すのがどちらかわからなくなってきましたが)支援者の筆者としては残念な傾向ですが、客層が低俗化すればするほどそこに参入する「割り切りタイプ」の女性が増えていくのは悲しい限りです。マッチングアプリの荒れ方はより一層拍車がかかるわけですね。しかし「ドカタ」とは相当差別的な呼び方になってしまうものです。

パパ活の意味自体の変化

「お食事だけであったはずのパパ活が、いつのまにか、苦しい肉体労働に「成り下がってしまった」ともいえるでしょう。「ドカタ」がパパ活女子の間で広がっているということは、すでにパパ活と「個人売春」いわゆる「割り切り」が限りなく近づいている証拠です。マーケットの参入障壁が下がると、良くも悪くも多様な男女が入ってきますから、コミュニケーションが一部で劣化していくのは仕方ありません。傷つくリスクも上がります。」(同記事より引用)

おそらくですが、近い将来パパ活という言葉は廃れてしまうだろうと思います。もしくは援助交際という言葉が取って代わるかもしれません。いずれにせよ、アプリを媒体とした援助交際はより活発化し、お茶や食事を楽しみたい人の遊びは地下にもぐることになるのでしょう。確かに既に著名な従量課金制(ポイント購入型)のアプリはすでにそういう目的の人達の巣窟になってきていると感じていました。PCMAXもハッピーメールも、どれだけそういう人達の比率が多いのかもう既にわからなくなってきています。

東條女史のおっしゃる「コミュニケーションの劣化」というのは、かつての愛人関係において芽生えた、肉体関係をもつ相手であっても、お互いの気持ちや状況を思いやり、肉体だけでなく精神面でも繋がっていくという、ある意味ロマンスという夢が生まれる可能性がどんどん減少していき、単に会ってセックスをしてお金を渡してさようなら、という関係が主流になっていくだろうということだと解釈します。

せめて精神面だけでも普通でありたいという抵抗なのかもしれません。身体には負担になるけど、余計な情念を感じないようにしてその場から離れるというのが、本当に割り切った関係になるのかもしれません。1時間の約束が20分で早帰りするという、本当の風俗嬢がやったらクビになりかねないことを皆がするのはそういう理由があるのかもしれません。

愛人関係と援助交際

ここまで読んでいただければ、愛人関係と援助交際の違いは明確だと思います。愛人関係は気持ちも含んだ大人のお付き合いなのです。但し、相手が妻帯者の場合は気持ちもある一線で止めなければいけません。それができない人は愛人になってはいけないのです。もちろん奥さんよりも愛人を選ぶ例はたくさんあると思います。多くの愛人さん達はそれを望んでいるのかもしれないです。私にも愛人がいたことがありますので、その気持ちは少しはわかるつもりでいますが、その人は奥さんにはなりたくないという人でした。奥深いなーというのが今になって思う感想です。

一方で援助交際は気持ちを絶対に含めない肉体関係のことと定義します。なぜならそこに気持ちはないから。援助交際から本当の恋愛に発展することはゼロではないと思いますが、非常にレアなことだと思います。なぜならそこにはコミュニケーションが完全に欠落するからです。お互いの相性がよく、なんども会うケースはあると思います。そのうちに少しずつ相手のことがわかってきて、、、、ダメになることが圧倒的に多いわけです。

東條女史のおっしゃるように、「デートクラブですら半数以上は「美女をとっかえひっかえタイプ」ですから、マッチングアプリの男性は想像に難くありません。95%が、とっかえひっかえして楽しみたい男性でしょう。彼らと「安定した関係」を築くのは至難の業」(同記事より引用)なのです。ましてや援助交際の相手を求める人がステディな関係を維持することができると思いますか。援助交際をする女性も大概に男がいます。男のために身体を売っている女子も多いのです。そこから奪おうなどと考える方が世間知らずもいいところだと思います。

残念なことですが、パパ活は衰退し、援交が生き残ります。セックスの誘惑に、絶対に男は勝てないのです。

ライタープロフィール


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初めまして、dantevergildmcです!
年齢50を越えてしまったサラリーマンライターです。
品質管理の仕事をしながら、空いた時間は大体何か書いています。
映画好き、ガジェット好き、女性好きという何も特別ではない人間ですが、読んでいただける記事を書きたくがんばっております。よろしくお願いします。

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