みなさん一度はノンスタイルの漫才を見たことがあると思います。
テレビの漫才やネタ番組では必ずと言っていいほど登場し、会場を笑いに包んでいます。いまや漫才というキーワードを入力すれば上位に上がってくるノンスタイルですが、今回はその中でも、えりすぐりのネタをいくつか取り上げて紹介していきたいと思います。
また、ノンスタイルに関する基本情報や二人のプロフィール等も合わせて解説していきます。
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目次
ノンスタイルについて
今日NON STYLE19周年らしいよ。そりゃ老いるわな pic.twitter.com/QZGqsqCQrV
— NON STYLE 石田 明 (@gakuishida) 2019年5月13日
- コンビ名:ノンスタイル
- メンバー:石田明、井上裕介
- 結成年:2000年
ノンスタイルメンバー①石田明
主にボケ、ネタ作り担当。立ち位置は向かって左で、全身白の衣装を着用することが多いです。血液型はB型で、大阪府大阪市出身です。
2016年には劇団間座旗揚げ公演『恋の虫』で脚本を担当し、初めてミュージカルの脚本を手掛けました。
ノンスタイルメンバー②井上裕介
主にツッコミ担当。立ち位置は向かって右で、ジャケットの下にタンクトップの衣装を着用することが多かったですが、最近ではワイシャツを着ていることが多いです。血液型はA型で石田明と同じく大阪府大阪市出身です。
個人での活動もしており、「Day of the legend」として活躍しています。
ノンスタイルはどうやって結成されたの?
ノンスタイルの石田明と井上裕介は同じ中学、高校に通っていました。そして、高校の頃に遊びでやっていた漫才やコントがきっかけとなり、芸人について考えはじめます。
しかし、井上の大学進学に伴い、一度は別々の道を歩み始めます。
そして石田がピン芸人に、井上がストリートミュージシャンになろうとしていたころ、二人で一緒にステージに立つことを再び考え、2000年にNON STYLEが結成されました。
結成当初は路上で漫才をしていたそうです。
ノンスタイルの漫才の歴史について教えて
ノンスタイルは結成直後は路上で漫才をしていたものの、それを乗り越えて大きく飛躍してくことになります。
2001年に吉本興業に所属し、プロデビューします。
そして、その後NHKの爆笑オンエアバトルに長年出場していました。そして2006年、第四回MBS新世代漫才アワードにて優勝し、同年に初冠番組『NON STYLEのフリースタイル!!』が放送されました。さらに、2007年までにお笑いの新人賞6冠を獲得、baseよしもとのトップ組に昇格しました。
2008年に東京に進出し、同年の第八回「M-1グランプリ」にて優勝を果たしました。
そして、2010年には埼玉スーパーアリーナにてお笑いライブでは過去最大規模となる1万2千人を収容して「NON STYLE NON COIN LIVE in さいたまスーパーアリーナ」を無料開催しました。
ノンスタイルの漫才①「エレベーター」
まずはノンスタイルの「エレベーター」という漫才について見ていきましょう。
王道の、こんなシチュエーションやってみたい、というネタです。
ノンスタイルの井上がエレベーターでで取り残されたときに、どうふるまうかを練習するといった内容になっています。
ノンスタイルの基本の流れではありますが、石田はボケを連発し、なかなか井上の思うように進ませません。
そして、一つ一つのボケに対して井上が素早くツッコミを入れます。
「エレベーター」で面白いのは、石田が出る方法を考え、それをやろうとする手段がことごとく失敗する場面です。
例えば、石田がケータイで外の人に連絡しようとし、電波が悪いので場所を変えようとしてもエレベーターから出られないことに気づく場面はとても面白いです。また、それに対する井上の「何をしてんねん!」という素早いツッコミで、さらに笑いが大きくなります。
ノンスタイルの漫才②「ホラー映画」
続いては漫才「ホラー映画」です。
始まりは、井上のホラー映画に出てみたい、という内容からです。
そして、冗談半分で病院の廃墟とかに行ってしまうというシチュエーションで話が進んでいきます。
ホラーの「恐怖」と漫才の「笑い」が結びついて、まのぬけたような感じになっている点に面白さがあります。
ノンスタイルの漫才では、石田のボケが多くあまり話が進まずに井上がキレるという場面が多いですが、今回の漫才では一つの場面でボケはおおよそ一つであり、話は順調に進んでいるように見えます。ただ、ボケの入れ方は一つ一つ丁寧で、確実に笑いをとっています。
ノンスタイルの漫才③「熱血教師」
井上が「ごくせん」にあこがれて、ヤンキーを更生させる先生になりたいと言い出します。
途中から石田が声の高い教頭を演じるところが見所です。
熱血教師という漫才なので、井上が教師役、石田がヤンキー生徒役かと思いきや、石田の役は井上演じる熱血教師を連れてくる教頭役なんですね。
ノンスタイル独自の視点なのでしょうか。
後半では他校のヤンキーがあらわれますが、そこにもちょくちょく教頭が出てくるのがまた面白いです。
ノンスタイルの漫才④「寝坊」
井上がデートで寝坊をしたらあせるという話から始まります。
このネタでは石田のボケが多く、彼女からの電話がかかってくるという場面がなかなか進みません。
また、走って彼女との待ち合わせ場所に向かう場面でも、石田のボケが連発してなかなか進みません。しかし、そのボケも一つ一つ井上がツッコミをいれ、笑いになります。
石田のボケの中に「ばい菌のきもち」、「ちょうちょ結びのきもち」など、石田にしかできないひとりミニコントが入っているのも楽しい漫才になっています。
ノンスタイルの漫才④「無人島」
井上が船の事故にあって無人島に流れ着いたら怖いという話から始まります。
井上が「やってくれるか?」聞いたら石田が「ことわらぬ!」という、ノンスタイルがシチュエーションに入る前にやる定番のノリから話に入っていきます。
このネタでも石田のボケはとても多いです。
井上が揺さぶっているのに起きなかったり、無人島に来てしまったのに海がきれいなことに驚いていたりと、様々な角度からボケが入れられていきます。
この漫才では、無人島にきてしまったという恐怖を演じたい井上と、リゾート気分でどこか間の抜けている石田の掛け合いが緊張と緩和を繰り返しています。
後半では石田がこのネタに飽きたという方向にシフトチェンジし、前半とは違うタイプの笑いが起きています。
ノンスタイルはメンズリゼのイメージモデルにも
ノンスタイルは医療脱毛「リゼクリニック」の男性限定「メンズリゼ」のイメージモデルを務めています。
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ノンスタイルについて解説〜まとめ〜
ここで見てきたように、ノンスタイルの漫才は誰が見ても面白いような工夫がされているように思われます。漫才の基本の流れは保ちつつも、ところどころにノンスタイル独自の視点が組み込まれていたり、笑いもいろいろな角度で起きています。
また、いくつも漫才を見ていると、定番の流れのようなものが見受けられるような気がするのですが、「今回もあの流れはあるのか?」といった、たくさんネタを見たならではの視点も用意されていて、見ていて飽きることがありません。
ここでは5つしか紹介しませんでしたが、ノンスタイルのネタはまだまだたくさんあり、これからもでててくるでしょう。とても楽しみです。
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