脱毛ラボで脱毛したのに毛が抜けないことがある?

脱毛ラボで施術を受けた直後、毛が抜けるという事はありません。それは脱毛ラボの照射方法の特性上、すぐに抜けないだけです。評判に惑わされないためにも、脱毛の特徴や毛のなくなり方、抜けない原因に改善策などを知っておきましょう。

そもそもどうして毛が抜けるのか

毛にはサイクルがあります。サイクルは成長期、退行期、休止期の3つの期間があり、毛が生えてから抜けるまでの周期のことを指します。このうち、毛が抜けるのは休止期のときです。新しい毛のために古い毛は抜け落ちて、毛が成長するための前準備をします。毛が抜けるのは、言わば新しい毛のために古い毛が退く儀式として欠かせない事象なのです。ちなみに、成長期は毛母細胞の活動が活発になり、毛を生成し続けます。退行期はその生成が衰える時期のことを言います。この3つの期間のうち、脱毛に適しているのは成長期のときです。

脱毛ラボの脱毛方式

 

脱毛ラボでは、S.S.C(スムース・スキン・コントロール)メソッドに基づいた脱毛方式を採用しています。従来の光脱毛とは違った脱毛法です。このS.S.C脱毛方式は、毛根に直接光を当てるのではなく、施術箇所に塗った専用ジェルに光を当てる新しい方式です。光脱毛には間違いないのですが、ジェルが光に反応することで中のジェルビーンズが毛穴に浸透、毛根に作用し、毛が生えてくるのを抑制します。毛根細胞を破壊して毛を抑制する、従来の光脱毛とは異なることがおわかりいただけたでしょうか。直接毛根にダメージを与えるわけではないので、肌トラブルを起こしにくく、痛みもほとんどないとされています。

VIO脱毛でさえ、痛みを感じにくいというメリットがあるのは、このようにジェルを通して脱毛を行うからです。脱毛ラボで使用している脱毛器は、クリプトンライト搭載の脱毛機になります。医療メーカーとして世界的地位を築いているイタリアのメーカー、DEKA社の質の高い脱毛器を使用しています。使用しているオリジナルジェルとの相乗効果、大豆イソフラボン、フィリニーブ成分による抑制効果も期待できます。

毛が抜ける時期は2週間後ぐらい

S.S.C方式では、完全に毛が生えてこない状態まで通うのに、2年程度の歳月が必要となります。施術を繰り返していくうちに、徐々に毛が細くなるのを待つのですが、自己処理が不要なほど毛が生えてこない状態になるのに、およそ12回から18回は通うことになります。S.S.C方式は肌に優しく、効果も高いのですが、この効果が出るまでに時間がかかるという点が難点となります。そのため脱毛をし始めてから効果を感じにくく、不安になる人もいます。効果がないという口コミを見かけた場合、S.S.C方式の脱毛がどれぐらいかかるかを、正確に把握していない場合があります。そのため本当に効果があるかどうか不安になってしまうというわけです。

脱毛経験者によると、施術後にすぐ毛が抜ける脱毛法もありますが、脱毛ラボの施術では抜け落ちるのに2週間程度かかります。1週間すぎから徐々に毛が抜けていき、2週間経つと見事に抜け落ちて、毛穴も目立ちにくくなります。脱毛は毛が成長期の時に行いますが、照射した毛が伸びてこないと、抜け落ちません。それまで待たなければならず、施術後すぐに抜け落ちる脱毛を受けたことがある人には、もどかしく感じるかもしれません。不安な場合、テスト照射で本当に抜け落ちるかどうか試してみてください。また、部分脱毛で試しに受けてみるという手もあります。

脱毛ラボで毛が抜けない6つの理由

脱毛ラボの口コミをチェックしたり、実際に施術を受けたりしたときに毛が抜けないという声を聞きます。本当はちゃんと抜けるのに、効果がないと勘違いしてやめてしまう人もいます。やめると時間もお金ももったいないです。毛が抜けない理由を6つ上げましたので、当てはまるかどうか確認してみてください。

施術回数が十分でない

個人差があるとはいえ、毛が抜ける、抜けないといった論議が体験者によってされるのは、単に実は脱毛部位の違いということがあります。ムダ毛の生え方、濃さ、毛量は部位により異なります。脱毛回数は、その部位の状態により変える必要があります。脱毛ラボのように、回数を重ねる必要がある脱毛方式であれば、なおさらです。毛が抜けないという人は、その部位に合わせた脱毛回数を、十分受けられていない可能性があります。

毛がすぐに抜け落ちないからといってやめるのはもったいないです。よく自分の毛を観察し、施術が足りないようであれば照射回数を増やしましょう。脱毛ラボには脱毛し放題プランもありますし、都度払いプランもありますので、ある程度自由に脱毛回数が決められます。毛が抜けないと思ったら、これらのプランを利用して、施術回数を確保してください。

もともと毛質が細い

脱毛ラボの場合、その脱毛方式上、毛が太いほうが効果は早く出やすくなっています。毛が密集しているようなところも効果が出やすいですが、逆に言うと細い毛は効果が出にくいです。また、毛が細い人はもともと薄いので、効果を感じにくい可能性もあります。例えば産毛がいい例です。薄くて細かい産毛はそもそも反応しにくいという面があります。そのため、多くの脱毛回数を必要とします。こうした毛の脱毛は1、2回程度で抜け落ちるなどと期待してはいけません。効果が出にくいだけで、繰り返し照射していけば、回数や時間はかかりますが抜け落ちてきます。

毛が抜けにくい部位

毛が逞しい部分は見た目通り、しぶとく生き残ります。具体的に言うと、VIOラインやワキが抜けにくい部位になります。もし自己処理を繰り返して剛毛となってしまっている毛であればなおさらです。とはいえ、太くて逞しい毛は、逆に繰り返し脱毛をしていけば、効果を実感しやすい箇所でもあります。従来のお手入れを簡素化できる日が来るという喜びを得たければ、生き残った毛がいてもあきらめないことが大切です。毛が細く、薄い場合に抜け落ちにくい部位では、顔がその代表格です。

肌の水分量が少なく乾燥している

実はサロンでは、乾燥してお肌の状態が悪い部位は避けて照射する場合があります。特に脱毛期間中はお肌が乾燥しやすいです。いくら痛みを感じにくく、お肌にやさしい脱毛方法だとしても、炎症を起こしているような、もしくは起こしかけの部位には照射しません。当然ながらその部位は毛が抜け落ちないことになります。そのため、脱毛を受けるときは、ちゃんとアフターケアを受ける必要があります。

脱毛ラボではアフターコスメとして、脱毛との相乗効果の高い「プリンセスシリーズ」というコスメも開発しています。脱毛を受けると、このプリンセスシリーズで施術前や施術中、施術後にエステパックも受けることとなります。しかし、毛をよく抜け落ちるようにするためにもこれで安心してはいけません。仮に乾燥している状態で脱毛を受けたとしても、乾燥している肌では光が毛根まで届きにくいです。

日焼けをしている、黒ずんでいる

日焼けをしているとき、脱毛をするのはそもそも厳禁となります。なぜなら、日焼けをするということは肌が乾燥状態であり、痛みを感じやすくなるからです。お肌が敏感状態、火傷状態になっているため、脱毛で刺激するのはあまりいいとはいえません。そんな状態で施術を受ければ、当然ながら脱毛効果も得にくくなります。施術する側も出力を下げてせざるおえないので、毛が抜け落ちにくいというわけです。日焼けもですが、服などで擦れてしまい、黒くなっている部分も効果が出づらくなっています。

照射もれの可能性もある

毛が抜けない理由として、単に照射もれという可能性もあります。照射できていないのだから毛が抜けないのは当たり前であり、これはスタッフの施術の腕次第かもしれません。脱毛ラボでは施術が早いというのも特徴です。サロンにかける無駄なコストを徹底的に省き、高級脱毛機を導入していても安く脱毛ができるようにしています。そのため、全身照射を一気にやったり、施術回数を増やしたりすることはできますが、他の高級感を売りにしているエステと比べると、やや雑さを感じるかもしれません。

毛が抜けないと感じた時の改善法3つ

施術をしても毛が抜けない時の原因がわかったところで、次は具体的な改善法を3つ紹介します。慌てず、焦らず、まずはこの改善法を実施してみてください。脱毛ラボでの効果の感じにくさというデメリットを克服するためにも、知っておかなければならない方法になります。

施術の回数を重ねる

脱毛ラボでのS.S.C方式照射では、とにかく施術回数を重ねることで、毛が抜け落ちないなどのトラブルを避けることができます。従来の光脱毛や医療脱毛などとは全く異なるという事を理解し、積極的に施術を受けられるようにしましょう。この脱毛法は、施術していくとだんだん効果を実感できるものなので、急激な変化は得られにくいです。それでも徐々に毛はなくなり、自己処理が必要なくなることには変わりありません。特に毛が抜けにくい部位や、細かい毛などは、施術回数でカバーするしかありません。照射漏れがあった場合も、施術を受けることで解決できます。脱毛ラボに1年通い続ければ、6回は受けることになり、全体の50%の毛がなくなっていきます。

残りの1年で最低6回は受けると、60%なくなり、その後また6回受ければ80%の毛がなくなるとされています。つまり、粘り強く回数を重ねていけば、毛は確実になくなっていくということです。早く終わらせたい向けに、脱毛ラボではスピード脱毛プランも用意しています。12回分の施術が半年で終了するプランですが、毛周期に合わせて脱毛し、オリジナル抑毛ジェルを使い、予約を取りやすくしているので、短期間でもちゃんと脱毛効果が得られます。

スキンケアに手を抜かない

脱毛ラボで脱毛をすると、美肌になれるとされています。ジェルの美容成分がお肌に浸透するからです。しかし、それで安心して毎日のスキンケアを怠ってはいけません。せっかくの美肌を維持できないどころか、お肌が乾燥するなどして、脱毛を受けるときに効果が下がるという事になりかねないからです。たとえスタッフからの指示がなくても、脱毛する部位は念入りに保湿しておきましょう。

肌の水分量を上げ、乾燥肌も改善すれば、光が通りやすくなり、脱毛効果を最大限にできます。もし乾燥肌が進行すると、施術したい日に脱毛ができない場合もあります。施術回数が重要となってくる脱毛ラボの照射方式で、脱毛ができない日が出てくるというのは命取りです。シェービングするときも電動シェーバーを使い、お肌をいたわることが大切です。さらに脱毛の当日にシェービングすることは避け、シェービング後も念入りに保湿しておくようにしましょう。

脱毛ラボのスタッフに相談してみる

照射漏れがあった場合、まずはサロンに相談してみることです。照射漏れが目立っていることを伝えたら、後日再照射してもらえます。また、照射漏れがあった個所は、次の施術の時に事前に相談しておくようにします。そうすればスタッフが気をつけて照射してくれます。お肌が乾燥している時も、遠慮なく電話して相談してみてください。ケアの仕方を教えてくれたり、次回の施術でのアドバイスをくれたりします。肌トラブルにしても、施術トラブルにしても、とにかくまずは相談してどうしたらいいのか聞きましょう。

焦らずに脱毛を続けていこう

脱毛に焦りは禁物です。毛が抜けないからと言ってサロンを次々と変更し、解約していると、逆にお金がかかってしまい、せっかく蓄積していた効果も無駄になります。脱毛ラボのようなS.S.C方式の脱毛では、なおさら効果の実感をしにくいので、焦ってしまうかもしれませんが、照射し続けていけば毛は徐々に細くなります。ついでにお肌もきれいになっていきます。肌への負担の少ないタイプなので、通い続けることで、肌トラブルを起こしやすくなるという事も、めったなことではありません。

スピード脱毛プランでは12回になっていますが、確実に効果を得たい場合は18回以上照射しておきたいところです。また、上記のように部位によって効果の違いがありますし、毛の質、肌の状態で脱毛効果は左右されます。スタッフによってはついつい効果高めに言ってしまう人もいるかもしれません。すべてスタッフ任せではなく、自分の毛がどのような状態なのか、よく考えてプランを組むようにしましょう。早くて1週間、遅くて3週間目には毛は薄くなり始めるので、最初は抜けているかどうかなど気にしないことです。毛が抜けないと気にするよりも、気軽に構えて施術を受け続けることのほうが大切です。